先日グーグルアドセンスの収益形態の一つである「CPM」について記事を書きました。
この記事やたら「はてなスター」の数が少ないんですが、
実は記事を投稿するときに間違えて過去の時間に予約投稿してしまったのです。
あわてて投稿時間を修正したのですが時すでに遅しで、
投稿時間ばバグったようで適切に通知されなかったものと思われます。
まあ、はてなスターの数は大して問題ではないので別にいいのですが。
はてなブログの予約投稿機能は日本時間を基準にしているので、
たまにうっかり時間を間違えてしまうことがあるんですよね。
リアルタイムで更新することもありますが、
基本的には毎日同じ時間に更新するようにしています。
決まった時間に更新されるほうが読者の人の手間も減りますからね。
今回の内容はGoogle AdsenseのアクティブビューCPMについての記事です。
正直かなりマニアックすぎてほとんどの人は興味ないと思いますが、
最後までお付き合いくださいませ。
先日投稿したグーグルアドセンスのCPMについての記事(上記)が、
なんと検索順位5ページ目に表示されるという屈辱の結果になってしまいましたので、
その記事をアシストするためにこの記事を書くことにしました。
とはいえ、読者の方にも有益な内容になっていますので、
ぜひとも最後まで読んでいただければと思います。
【Google AdSense】アクティブビューCPMのすべて
アクティブビューCPMについては先日投稿した記事内で簡単に解説しました。
グーグルアドセンスの公式ページには以下のような記述があります。
アクティブ ビューのインプレッション単価(アクティブ ビューの CPM)入札では、広告主様は表示可能な 1000 回のインプレッションに入札しますが、表示可能と判断されたインプレッション(つまり、広告の少なくとも 50% が最低 1 秒間画面に表示された場合)のみ支払います。
CPM収益は広告表示1000回につき収益が発生する広告形態でしたが、
アクティブビューCPMは広告が表示されるだけでは収益が発生せず、
視認されて初めて収益が発生する広告の配信形態のことです。
視認の定義は上述の通り、広告画像の50%が1秒以上表示されることを指します。
アクティブビュー視認可能率については、
こちらの記事で詳しく解説していますのでご確認ください。
アクティブビューCPMはCPMよりも収益が高い
CPMは広告が視認されなくても収益が発生します。
例えば記事下に設置している広告は、ユーザーに視認されなくても表示はされているので表示回数としてカウントされます。
つまり、広告主は広告がユーザーに見られなくてもお金を払わないといけないということです。
それに対しアクティブビューCPMは広告が視認されることによって収益が発生します。
ですから当然単価はアクティブビューCPMの方が高くなるわけです。
こちらはあるサイトのアドワーズの管理画面です。
この数値を見るとCPMよりもアクティブビューCPMのほうが2倍近く収益性が高いことがわかります。
Googleによるリサーチでも、
1秒以上視認された広告は平均的な広告よりもクリック率が70-93%高く、
コンバージョン率が70-88%高いというデータがあります。
↓
とはいえ、アクティブビューCPMに入札する広告主がそれほどいないので、
全体的な収益で換算するとCPMのほうが収益額は大きい場合がほとんどです。
ちなみに余談ですが、CPM広告に入札する広告主ってどんな企業だと思いますか?
クリックされず広告が表示されただけ(場合によっては視認すらされていない)で広告料を支払うなんて、広告主にとってはデメリットしかないように思えます。
一般的にCPM広告に入札する企業はブランディング目的の場合が多いです。
広告をクリックしてもらうことで成約につながらなかったとしても、
ユーザーの目にたくさん触れることで自社を広く認知してもらうことができるからです。
自分のブログの属性に合わせてアクティブビューを最適化する
アドセンスの収益のことになると、CPC(クリック単価)やCTR(クリック率)のことばかり取り上げられますが、アクティブビュー視認可能率はかなり重要な指標です。
広告主の立場に立ってみれば当たり前のことです。
広告がユーザーに視認されにくいサイト(ブログ)に広告を出したいと思う企業はいないからです。
アクティブビュー視認可能率の数値が下がれば下がるほど、
広告枠の価値は低下します。
したがって、ネット上にあふれる「クリック率の高い広告配置」という情報を鵜呑みにしてしまうと、とんでもないしっぺ返しに合うことがあります。
一般的に言われているクリック率の高い広告配置は、
「2つ目の見出し前、記事下、サイドバー」と言われています。
しかし、スマホユーザーがアクセスした場合サイドバーは画面の最下部に表示されてしまいます。
そこまでスクロールダウンするユーザーは少ないため、
スマホユーザーにサイドバーの広告はほぼ視認されないことになります。
あなたのサイトはパソコンユーザーが多いですか?
それともスマホユーザーが多いですか?
Google Analyticsを使えば、ユーザーがアクセスしている端末の割合を確認することができます。
今の時代、ほとんどのサイトはスマホユーザーのほうが多いはずです。
僕のメインブログと第2ブログもスマホユーザーの方が多いです。
ただ、このブログはパソコンからのアクセスのほうが多いんですよね。
このブログはブロガー向けの情報発信をしているので、
パソコンからのアクセスが多いのは推測できます。
パソコンユーザーが多いブログであれば、サイドバーに(スカイスクレイパー)広告を表示するのは有効ですが、スマホユーザーがアクセスの大部分を占めるのであれば、サイドバーの広告はむしろ外した方がいいです。
広告の数が増えれば増えるほど収益が下がるのでしたね。
アナリティクスのデータを確認してページ滞在時間が著しく短い場合は、
記事を最後まで読まれることなく離脱されている可能性があります。
ということは記事下の広告も意味がないことになります。
ネット上で発信されている情報はあくまでも一般論であり、
すべての人に最適な情報ではありません。
アドセンスの収益を最大化したいのであれば、
何度もテストすることが重要です。
なぜなら、あなたのブログに最適な広告の数や配置はあなたにしかわからないからです。
まとめ
アドセンスに関する情報発信をしている人で、
アクティブビューの重要性について説いている人はほとんどいません。
短期的な収益だけを考えるならクリック率やクリック単価という指標だけ見ていればいいですが、
長期的な収益を増やすことを考えるのであれば、
アクティブビューの数値を改善することはとても重要なことです。
アクティブビューCPMという広告形態はまだまだマイナーですが、
今後この広告に入札する企業が増えてくるのではないかと個人的に予想しています。
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