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【Google Adsense】記事(コンテンツ)の長さと収益は関係があるのか?

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僕は3つのブログでアドセンス広告を使って、様々な実験をしています。

毎月細かいABテストを繰り返して、最も収益性の高いアドセンス広告の共通点などを調査しています。

 

そんな実験を繰り返す中で見えてきた「ある共通点」。

 

それが記事(コンテンツ)の長さです。

記事の長さとは文字数のことです。

 

僕は文字数が3000文字を越える記事にだけ挿入している広告枠があるのですが、

3つのブログすべてにおいて、その広告は普通の広告よりもクリック単価(CPC)が高かったのです。

 

ちなみに1万文字を越える記事に貼ってある別の広告ユニットも、

クリック単価は普通の広告枠より高いです。

 

「これはきっと記事(コンテンツ)の長さと収益性に何か因果関係があるに違いない」

 

そう仮説を立ていろいろリサーチをしていたのですが、

記事の長さとアドセンスの収益額との関係性について

論じている海外サイトは見つかりませんでした。

 

半ばあきらめモードで調査をしていたのですが、

つい先日あのEzoicが、「アドセンス広告の収益とコンテンツの長さ」について記事を書いているのを発見しました。

 

今日はその記事の情報をもとに、アドセンス広告の収益と記事の長さについて検証していきたいと思います。

 

ちなみにSEO対策における文字数が気になる方は、

こちらの記事をご覧ください。

 

www.specializedblog.com

 

 

 

Google Adsense】記事(コンテンツ)の長さと収益額の関係性

参考サイト

参考サイトはこちらです。

 

www.ezoic.com

 

この記事では約3800ものサイトをリサーチした結果導きだされた、

コンテンツの長さとアドセンス広告の収益の関係性について論じられています。

 

文字数とアドセンス収益(EPMV)の関係

こちらが文字数とアドセンス収益の関係をグラフ化したものです。

 

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出典: Ezoic

EPMVについてご存じない方は、こちらの記事で詳しく解説していますのでご確認ください。

 

www.specializedblog.com

 

EPMVとはユーザー1000人あたりの収益額のことです。

 

アドセンスの収益額を測るのにRPMを基準にしている人が多いですが、

一番正確な数値を測りたければRPMよりもEPMVを採用したほうがいいです。

 

先ほどのグラフを見ていただいた通り、

単語数によってアドセンスの収益額が違うということがわかります。

 

つまり、記事(コンテンツ)の長さとアドセンスの収益は関係があるということです。

 

ただし、文字数が多ければ収益額が高いというわけではなさそうです。

 

冒頭で僕が長文記事だけに貼っている広告枠は収益性が高いと言いましたが、

あれはクリック単価(CPC)のことを指しています。

 

あなたはこのグラフを見てどう思いますか?

 

「そうか、750~1000単語(日本語換算は×1.5)ぐらいの記事を書けばいいんだ」

 

と思いましたか?

 

このグラフの本質はそこではありません。

なぜ文字数とアドセンス収益に関係があるのか?

アドセンスの収益を決める重要な指標の一つにユーザーエンゲージメントがあります。

 

先ほどリンクを貼ったEPMVの記事にも記載していますが、

ユーザー1人当たりのPV数が多ければ多いほど収益額は増えます。

 

逆に言うと、直帰率が高くなると収益額は低くなるということです。

 

こちらのグラフをご覧ください。

 

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出典: Ezoic

このグラフは単語数(記事の長さ)と直帰率を比較したグラフです。

 

単語数の最も少ない(0-250)記事と最も多い(5000+)記事の直帰率が高くなっていますね。

 

ここから先は僕の推測ですが、文字数の少ない記事は内容が薄っぺらいのでユーザーの検索意図を満たすことができず直帰するユーザーが多いのではないかと思います。

 

あなたがユーザーの立場になって考えてみてください。

 

文字数の少ない薄っぺらいサイトの他のページを「読みたい」と思いますか?

思わないですよね。

なぜなら、他のページも内容が薄っぺらい可能性が高いからです。

 

文字数が多い記事は内容が冗長になりがちで、

ユーザーが途中で離脱する確率が上がります。

 

だから長すぎる記事もそれはそれで考え物なのです。

 

ちなみに文字数の少ないページの例として天気予報があります。

 

天気予報を見るユーザーの検索意図は天気を見るだけなので、

直帰率が高くなるのは当たり前です。

 

だから、直帰率が高いこと自体が悪いというわけではありません。

 

ただ、アドセンスに関していえば、先ほどもお伝えした通り、

ユーザー一人あたりのPV数が多いほうが収益額が高くなります。

 

そのため、直帰率が上がると収益が下がってしまうのです。

 

ちなみにここで引用している直帰率のデータはEzoicが作成したものですが、

Google Analytics直帰率の計測方法と異なります。

 

アナリティクスの場合は、ページ滞在時間が10分を越えようがユーザーが直帰すれば直帰としてカウントします。

このEzoicのデータではそういうサイトは「ユーザーを満足させた」として、

直帰としてカウントしていません。

 

ちなみにナビゲーションバウンスという概念があり、

これに該当するとアドセンス収益が著しく低下してしまいます。

 

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記事の長さとページ滞在時間の関係

こちらのグラフが記事の長さとページ滞在時間の相関関係を表したものです。

 

f:id:Apollojustice:20200223094348p:plain

出典: Ezoic

文字数(単語数)が多いほうがページ滞在時間が長いのがわかりますね。

 

ページ滞在時間そのものはSEOには関係ありませんが、

Googleの上位表示アルゴリズムの一つであるDwell Timeと非常に密接に関連しているので、ページ滞在時間が重要なのは言うまでもありません。

 

 

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まとめ

このブログの別記事でお話したことがありますが、

アドセンスの収益を上げるためには検索エンジンからの流入を増やす必要があります。

 

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なぜなら、検索エンジンユーザーはそれ以外のユーザーと違って、

明確な検索意図を持ってページを訪れるからです。

 

当然そこに表示されている広告のクリック率も高くなるし、

成約率も上がるわけです。

 

そして、検索エンジンからのあくせすを増やしたいのであれば、

SEO対策は必要不可欠です。

 

だからこそ、記事の長さや滞在時間、直帰率は間接的にアドセンス収益に影響を与えているのです。

 

Ezoicのリサーチ結果と僕個人の実験結果を踏まえてみても、

長文記事はアドセンス収益が高くなるということは間違いなさそうです。

 

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