あなたはGoogle Adsenseの収益アップをするためにどのようなことをしていますか?
- 広告の数を増やす
- 広告の配置を変える
- 広告のサイズを変える
確かにこれらの施策をすることで収益アップにつながることもあります。
ちなみに広告の数を増やすと収益が減る場合もあります。
↓その理由はこちら。
広告の数や配置やサイズは、あくまでも表面的なテクニックであって本質ではありません。
一番重要なのはターゲットです。
どんなにこれらのテクニックを駆使しても、表示されている広告にまったく興味のない人であれば絶対にクリックされることはありません。
どんなに良い商品であっても、いらない人は買わないのです。
逆に言うと、「欲しい」と思っている人に適切にリーチすることができれば、
広告が小さくて数が少なくても商品を購入してもらえるわけです。
広告の数やサイズや配置が議論されるのは、
購買意欲のないユーザーに「無理矢理クリックさせようとしている」からです。
ターゲットの重要性
Google Adsenseでは商品の成約率が高いほど広告枠の価値が高くなるとされています。
また、成約率が著しく低い広告枠にはスマートプライシングが適用され、
クリック単価を下げられてしまうというペナルティもあります。
アドセンスを運用している人の多くは、
広告をクリックさせて終わりだと思っていますが、
実はその考え方は非常に危険なのです。
クリック数が多くても商品が全然売れないのであれば、
成約率は低くなってしまいます。
つまり、スマートプライシングのリスクが高くなるということです。
短期的に見れば、クリック数が増えることは収益アップにつながりますが、
長期的に見ると大幅な収益ダウンになる可能性があります。
クリック数、クリック率(CTR)、クリック単価(CPC)の中で最も重要な指標はクリック単価です。
例えば、クリック単価50円だった広告枠がスマートプライシングによって単価5円まで引き下げられたとします。
そうすると、クリック単価50円の時と同じ収益を獲得するためには、10倍のクリック数が必要になるということです。
10倍のクリック数を獲得しようと思ったら、
単純計算で10倍のPV数が必要になります。
PV数を10倍に増やすなんてとてもじゃないけどできませんよね?
ターゲットを意識しないでブログを書いているとこういうことが起こります。
「ニーズ」と「ウォンツ」
コピーライティングをかじったことがある人なら、
「ニーズ」と「ウォンツ」についてご存じかと思います。
その名の通り、ニーズとは「必要なもの」でウォンツは「欲しいもの」です。
顧客のニーズとウォンツに訴えかけることが、
商品の成約率を上げる上で最も効果のある手法です。
「顧客の悩みを解決するような文章を書きましょう」
というのは顧客のニーズに訴求しているということです。
悩みや問題というのは痛みが強いので、
適切にアプローチすれば簡単に商品が売れます。
太っていることに悩んでいる人は、自分の体型に対する痛みが強いです。
この人にとってダイエット商品は、「欲しい」のではなく「必要」なのです。
極端な話、こういう人にリーチすることができれば、
文章が下手であっても簡単に商品が売れます。
補足すると「楽して痩せる」みたいなベネフィットがあると、
さらに成約率が高くなります。
それに対して、「ニーズ」とは必要とまではしていないけど欲しいものです。
車好きの人がフェラーリを欲しがるようなものです。
すでに自分の車を持っているのであえて必要というわけではないが、
できれば欲しいと思っているものが「ニーズ」です。
アドセンスの広告がクリックされないのも、アフィリ商品が売れないのも、
適切なターゲットにリーチしていないことが原因です。
心の底から「必要だ」と思っている人であれば、
セールスなどしなくても商品が売れるからです。
性別によるショッピングに対する意識の違い
一般的に男性よりも女性のほうが購買意欲が高いと言われています。
男性にとってショッピングとは手段であるのに対し、
女性にとってショッピングとは目的である場合が多いからです。
僕自身もお店に行ったときは、買うつもりだった商品のところに一直線に進み、
その商品だけを購入して店を出ます。
状況によっては入店から購入まで5分もかからないこともあります。
それに対し、妻はお店の中の商品を一通り見て、ダラダラと買い物をします。
とっくに商品を購入した僕からすると、「長げーな。いつまで見てんだよ」って感じなのです。慣れましたが...。
女性はショッピングそのものを楽しむことが目的なので、
商品を手に入れることが目的である男性からすると、
理解に苦しむような部分もあるのです。
その傾向はオンラインショッピングでも顕著で、
海外サイトのデータによると、女性は男性よりも広告のクリック率が11%高いそうです。
つまり、女性向けに情報発信をしているブログは、
男性向けのブログよりもアドセンス広告のクリック率が高くなるということです。
もしあなたが性別関係ない情報発信をしているならば、
女性向けの記事を増やしてみるのもいいかもしれません。
最もネットショッピング率の高い年代とは?
最もネットショッピング率の高い年代は何歳だと思いますか?
大多数の人が「若い層(20代-30代)」と予想したのではないかと思います。
しかし意外なことに、ネットショッピング率が最も高い年代は50代です。
下記の総務省のデータをご覧ください。
この統計によると、若い層よりも熟年層のほうがネットショッピングを利用している比率が高いことが分かります。
「年配層=インターネット苦手」というのは完全に思い込みだということです。
ネットショッピングを利用する理由についても見てみましょう。
注目すべきは、「買いたいものが検索機能ですぐ探すことができ、時間の節約になるから」という部分です。
この項目は年配層のほうが比率が高くなっています。
彼らは積極的にネットショッピングを活用しているのです。
ということは、彼らの時間を節約するお手伝いをするようなコンテンツを作成すれば、
商品を購入してもらえる確率が高くなるということです。
ちなみに年代ごとにどのような品目がよく売れているかについては、
以下のリンクよりデータを確認することができます。
このデータによると、50代60代は保険商品を購入する比率が高いようです。
つまり、彼らに向けて保険の情報を発信すれば、
広告のクリック率や商品の成約率が高くなるということです。
あなたは保険の記事を書くときに若者向けのライティングをしていませんか?
吹き出しキャラをふんだんにつかって装飾したり、
若者にしかわからないような用語を使ったり。
その保険が若者向けの商品なのであればそれでもいいと思いますが、
そうでないならターゲットに合わせてライティングも変えたほうが良いです。
何度も言いますが、小手先のテクニックを駆使して無理やり広告をクリックさせようとするより、購入意欲の高いターゲットにリーチするほうが効率的なのです。
ちなみに、年配層の人々は若者よりもネットリテラシーが低いので、
広告をクリックすることに抵抗を感じにくい傾向があります。
広告がクリックされない理由には、「アドセンスの仕組みを理解していて意地でもクリックしようとしない人が一定数いる」というものもあるからです。
ちなみに多くは説明しませんが、このような「渡してなるものか」というスタンスの人々はクレクレ君が多く、このような思考は貧乏波動といわれています。
興味のある方は僕のメインブログを読んでみてください。
自分のブログのユーザー属性を確認する方法
もしあなたがGoogle Analyticsを導入しているのであれば、
自分のブログのユーザー属性を確認することができます。
アドセンスの管理画面より、[オーディエンス]→[ユーザー属性]→[概要]で、
ユーザーの性別や年代を確認することができます。
このデータと自分のターゲットに乖離があるのであれば、
情報発信の仕方が間違っているということです。
まとめ
Google Adsenseの収益アップについての情報は、
表面的な施策に関するものばかりです。
それが本質でないことはお伝えした通りです。
興味のない人に商品を売るよりも、欲しくて仕方ない人に売る方が、
そこにかける時間も労力も圧倒的に少なくて済みます。
この記事はアドセンス収益をテーマにしていますが、
今日ご紹介した内容はアフィリエイトにも活用できるので、
ぜひ参考にしてみてください。