今日は特化ブログを書くメリットについてお話していきたいと思います。
本記事の内容はあくまでも収益化を目指す場合のメリットになりますので、趣味としてブログを楽しむ人はあてはまりませんのでその点ご注意お願いします。
以前書くブログジャンルについての比較記事を書きました。
こちらの記事では各ブログスタイルごとのメリットとデメリットを解説しています。
この記事は包括的に比較したものになりますが、今回はセールスという点だけに絞ってさらに深堀して特化ブログの強みを考えてみたいと思います。
お客さんの定義
ブログもしくはサイトでアフィリエイトをするにあたり、事前に知っておく概念があります。
それはお客さんの定義です。
これを理解していないとどんなに頑張って記事を書いても収益を上げることができません。
ブログにおけるお客さんの定義とは何でしょうか?
読者の人?
いえ、読者の人はブログを読んでくれますが、お客さんではありません。
ただの読者です。
ブログでアフィリエイトしている人が陥る勘違いに「読者=お客さん」というものがあります。
読者の人は確かにブログを読んでくれます。そしてあなたのブログを気に入ってくれた人は読者からファンになります。
しかし、彼らは必ずしもお客さんであるとは限りません。
ではお客さんの定義とはいったい何でしょうか?
お客さん=購買意欲のある読者
です。
つまり、どんなにあなたのブログの熱狂的なファンであろうが、購買意欲がなければそれはお客さんとは呼べないということです。
読者にセールスしても売れない
例えば、僕は英語と海外移住に関するブログを運営しています。
そのブログを訪問する読者さんは英語なり海外移住に興味のある人たちです。
中には英語のおすすめ教材を探している人もいるかもしれませんが、
ほとんどの人はただ僕の発信する情報に興味があるだけです。
別に何かを購入しようと思って僕のブログを読んでいるわけではありません。
そういう人たちにいくら「この商品がおすすめです」とセールスをしたところで、その読者の人が欲しくなければ売れません。
なぜアフィリエイトサイトは売れるのか?
アフィリエイトサイトで商品がよく売れるのは、読者ではなくお客さんにリーチしているからです。
どういう意味かわからない人のために解説します。
アフィリエイトサイトを訪問する人はどういう経路でそのサイトにたどり着きますか?
ただ情報を羅列しているだけのサイトを好んで読む人は少ないでしょう。
筆者の主観も個性も感じられないアフィリエイトサイトのファンだという人はほとんどいないと思います。
アフィリエイトサイトを訪れる人の流入経路は検索エンジンです。
例えばダイエットのアフィリサイトを運営しているとして、「ダイエット サプリ おすすめ」というキーワードで流入してきたユーザーがいたとします。
その人はダイエットサプリを購入する意欲ありますよね。
だからこそおすすめのサプリを探しているわけです。
もしアフィリサイトでいい商品が見つかれば、その商品を購入する可能性は極めて高いでしょう。
このようにアフィリサイトに流入してくる人の大多数は検索エンジン経由で、しかも購買意欲のある人がほとんどです。
だから適切な情報を提供するだけで(いやむしろ商品そのものが良いものであれば文章が下手くそでも)、商品が売れるのです。
一方でダイエットオタクの人がブログで日々のダイエット記録をつづっていたとします。
そのブログの読者はその筆者の文章が面白くて、ブログを読んでいるだけの可能性もあります。
そういう人に「おすすめダイエットサプリ」の記事を書いたとしても、売れる可能性は高くありません。
なぜならそのブログの読者は「ただブログが面白い(役立つ)から読んでいる」だけの可能性が高いからです。
別に商品がほしくてブログを読んでいるわけではない人に、おすすめ商品を紹介したところで売れる見込みは低いです。
他のブログスタイルとの比較
マーケティングの面から見ても、特化ブログは他のスタイルのブログよりもアフィリエイトをするのに向いています。
雑記ブログ・日記ブログ・トレンドブログなどありますが、そのブログを訪れるユーザーの興味はバラバラです。
サッカーに興味のある人もいれば、読書に興味のある人もいます。
ビジネスに興味のある人もいれば、旅行に興味のある人もいます。
つまり、まったくターゲッティングができていないということです。
ビジネスにまったく興味のない人に、ビジネス関連の商品を販売しても売れません。
どんなに良い商品だったとしても、興味のない人からすると1ミリも欲しいと思わないからです。
紹介した商品がたまたまユーザーの目に留まり、商品が売れることはあるかもしれません。
しかし、アフィリサイトで同じ商品を売っている場合と比較すると、購買率は圧倒的に低くなります。
特化ブログは唯一このターゲッティング(マーケットの絞り込み)ができるブログなんです。
ビジネスに関する特化ブログを読んでいるユーザーは、ビジネスに興味がある人達です。
ビジネスに興味のない人はそもそもそんなブログは読みません。
つまり、潜在顧客(購買意欲があるとは限らないので、あくまでも顧客になる可能性のあるユーザー)のみが自分の特価ブログを読んでくれているということになります。
逆に言うと、顧客になりえないユーザーを振るい分けしてくれているということです。
じゃあ他のブログスタイルだと商品が売れないのか、と言われるとそういうわけではありません。
インフルエンサーと呼ばれる人のブログを読んでみると、大してセールスしていないのに商品がバカ売れしていることがあります。
しかも、そのブログは雑記ブログで特定のジャンルに絞りこみをしているわけではありません。
ではなぜ彼らのブログでは商品が飛ぶように売れるのか?
それは多数の信者を抱えているからです。
読者がファンになり、ファンが信者になります。
信者になった人はどんな商品でも購入するようになります。
一種のマインドコントロール状態です。
信者になった人は教祖(笑)の勧める商品は欲しくなります。
教祖の作った商品は高くても購入します。
だから、もしあなたが特化ブログ以外のブログを運営していて、アフィリで収益を拡大したいのなら、圧倒的な人気を獲得しカリスマ的存在になればいいということです。
アフィリサイトVS特化ブログ
アフィリサイトに特化ブログが勝つことができるのか考えてみたいと思います。
アフィリサイトは「商品を売ること」だけを目的にしたウェブサイトです。
特化ブログを収益化していないという人はたくさんいても、アフィリサイトを収益化していないという人はまずいません。
特化ブログは趣味で書いている人もいます。つまり、その目的は収益ではなく娯楽である可能性もあります。
別に収益が出なくても自分が楽しければ満足できます。
しかし、アフィリサイトは収益が上がらなければ、すべての作業が無駄に終わります。
もちろん楽しみながらアフィリサイトを作成している人もいるでしょうから、必ずしも売り上げが立たないことで落胆するわけではないと思いますが、大部分の人は収益こそがすべてでしょう。
つまり、アフィリサイトは何としてでも売り上げを上げたいわけです。
そのため、ありとあらゆる手を尽くしてSEOで上位表示を取ろうとします。
一方楽しみながら特化ブログを運営している人は、検索上位を狙うこともありますが、アフィリサイトを管理している人ほど熱量はありません。
したがって、基本的にはアフィリサイトのほうが有利だということが言えます。
しかし、長期的にサイトを管理運営していくことを考えると、特化ブログのほうが有利になる場合があります。
例えば僕が運営している「英語」ジャンルのブログで考えてみます。
英語商材を取り扱っているアフィリサイトの管理人は、別に英語が話せるわけでもなければそもそも英語を勉強すらしていない可能性があります。
だから彼らのアフィリサイトは適当にネットから集めてきた情報「○○に役立つ表現10選」とか、「おすすめ英語アプリ10選」とか、「オンライン英会話スクール徹底比較」のような記事ばかりなのです。
もちろん英語学習初心者であれば、そういう情報も役に立つと思いますが、真剣に英語を勉強している人からすると、内容が物足りない(面白くない)し、掲載されている情報に独自の切り口も感じられないのでアフィリ目的であることが一目瞭然です。
一方で英語の特化ブログを運営している人は、真剣に英語を勉強している人たちです。
つまり、アフィリサイトを運営している人よりも情熱も知識量も圧倒的に上回っています。
そのため、うわべだけの情報でなく、より深い内容の記事を書くこともできるのでファンを獲得しやすくなります。
そして、お金のために嫌々英語アフィリサイトを書いている人は、日々の作業が苦痛です。だから長期的にサイトを運営管理するのは結構ストレスがあります。
一方で特化ブログを運営している人は、自分が好きなテーマでブログを書いているだけなので、こういったストレスがありません。
したがって、長期的に見るとアフィリサイト管理人はドロップアウトしていく可能性が高いし、薄っぺらい情報しか提供できないので次第に上位表示も取れなくなってきます。
特化ブログもあまりセールス色が強すぎるとファンが離れて行ってしまうので、キラーページをいくつか絞り込み、そのページに売り上げを集中する必要があります。
特化ブログは人々の役に立つし、管理している側も楽しみながら収益化できる最強のブログスタイルだと思います。