
今は副業・起業も含めオンラインビジネスをする人がたくさんいます。
しかし、その中で結果を出すことができる人はほんのごく一部。
大部分の人はまったくと言っていいほど成果が出ずに挫折します。
その違いを見たときに、原因は単純に能力やリソースの差だけではないということに気づきました。
スキルは経験とともに磨かれていくし、やっているうちにリソースも少しずつ増えていくものだからです。
最初からこれらに恵まれた状態でスタートできる人のほうがまれなわけで。
ではどこに原因があるかというと、ビジネスを始めるに当たっての基礎的な考え方や取り組む手順に答えがあることがわかりました。
それを理解せずにビジネスを始めている人が非常に多い。
逆に言うと、これらがきちんとできてさえいれば、ビジネスの成功確率は上がるということです。
この記事では、個人がオンラインビジネスを始めるにあたって最低限知っておくべきことをお伝えします。
まずは起業家体質(マインド)を身につける
ほとんどの人はこれができていない状態でビジネスをスタートします。
仮に有益なノウハウを手に入れたとしても、起業家体質が身についていなければ果たして成功できるでしょうか?
サボってばかりで行動しなかったり、簡単にあきらめてしまったり。
たくさんの人がオンラインビジネスに参入してきますが、その大半はこれが原因で挫折してしまいます。
労働者マインドのままではビジネスはうまくいきません。
「どれだけの価値を提供したか?」で収入を判断するのが起業家マインドで、「何時間働いたか?」で収入を判断するのが労働者マインドです。
労働者マインドの人は受け身で(イヤイヤ)働いています。
その体質を変えないことには、ひとりビジネスで結果を出すのは限りなく不可能に近いといってもいいでしょう。
サラリーマン体験が長ければ長いほど、労働者マインドが染み付いてしまいます。
これらの特性は起業を目指す上において非常にネックになります。
小さな課題を1つずつクリアしていく
ビジネスというのはやることが多岐にわたり、しかも複雑でハードな業務も多々あります。
まったく未経験の人がそれらをいきなりすべてこなすのは難しく、あまりの大変さに圧倒されてしまい挫折してしまう人が後を経ちません。
ブログひとつにしてみてもまともに継続できない人がほとんど。
ド素人の状態からいきなりWebマーケティングの仕組みづくりをしようとする人がいますが、まずはそこから着手するのではなくもっと簡単なことから取り組み1つずつクリアしていくのがおすすめ。
例えば、いきなり情報発信やコンテンツ作成から始めるのではなく、まずは早起きや読書を習慣化することだけを考える、といった感じです。
それができるようになってから次のフェーズへ進む。
時間はかかりますがそのほうがうまく行きやすいです。
うまくいかない根本原因を特定する
「時間がない」というのは便利な言い訳。
だからこそそれを免罪符に使ってしまうことがよくあります。
中には本当に時間のない(少ない)人もいるでしょう。
しかし、本当に時間がないことが行動できない理由かというと、実はそうでないという場合も結構あるのです。
「時間がない」といっておきながら、いざ時間ができると他のこと(主に娯楽)に時間を使ってしまう。
またはダラダラと無為な時間を過ごしてしまう。
こういう人は「時間がない」ことが原因なのではなく、サボり癖が染み付いていることが根本原因なのです。
いわゆる『ボトルネック』です。
その根本原因を解消しないことには、どんなに時間管理スキルを磨いたとしても問題は解決しません。
インプット(読書)習慣を持つ
当たり前ですが、一切学ぶことなく成功することはできません。
多くの人にとって勉強は苦痛。
なぜ苦痛かというと楽しくないからです。
でも一方で、自分が好きなものならお金を払ってでも学びたいという人もいる。
だから勉強が苦痛に感じるのは、おそらくそのテーマが自分にとって興味がないものだからだと思います。
インプットといっても、ネットで売られているような高額商品にいきなり手を出すのはおすすめしません。
書店に行って本を買ってください。
お金がないなら図書館に行けばいいです。
その手間すら面倒くさいと感じるのであれば、それはあなたがビジネスに対してそこまで労力を投入する価値がないと思っているからです。
ネットの高額商品を買って「騙された」という人はたくさんいますが、書籍を購入して騙されたという人は少ないですよね。
書籍は安価で手に入るし、基本的にちゃんとした出版社が発行しているのである程度の質が担保されていますからね。
書籍を選ぶときのポイントは、いきなりノウハウ系(方法論)から手を出さないこと。
まずは上述した起業家体質(マインド)など、基礎力を身につけるようなものから優先的に読むようにしてください。
「本読むのが苦手」という人は訓練してください。
苦手だといって逃げていても上達はしません。
考える習慣を持つ
あなたは1日のうちどれぐらいの時間ビジネスのことを考えていますか?
僕なんかまだまだたいしたことないですが、真の起業家や経営者と呼ばれる人たちは四六時中ビジネスのことを考えています。
もし自分が1日30分も考えていないのだとしたら、果たして彼らに勝つことはできるでしょうか?
真剣に取り組んでいる人は、常にビジネスのことを考えています。
四六時中考えるのは難しくても、1日せめて1時間ぐらいなら考えることができるはず。
1時間といっても1時間ぶっ通しで考えるという意味ではありません。
スキマ時間を活用すれば、1時間なんて簡単にクリアできます。
例えば、移動時間や待ち時間など。
考えるだけならお金もかからないし誰でもできますよね?
外出先だろうがパソコンやスマホが無かろうが取り組めます。
SNSやスマホゲームで遊んでる時間を考える時間に充ててみてください。
人生が劇的に変わるはずです。
1%の進歩を繰り返す
人生というのは1日の集約帯です。
1日1日の積み重ねが人生を作るのです。
これはプラスもマイナスも同じ。
プラスの習慣を積み重ねれば人生はどんどん良くなるし、マイナスの習慣を積み重ねると人生はどんどん悪化していきます。
「1日1%の進歩を繰り返す」
これは成功法則でよく言われることですが、具体的にどうすればいいかわからないという人もいると思います。
大事なことは「ゼロを作らない」こと。
別の言い方をすると、「何もしない日を作らない」ということです。
ゼロは何度積み重ねてもゼロのままだからです。
例えば、どうしても体調不良で作業ができない日があるとします。
でも耳にイヤホンはめて音声聞くぐらいならできるかもしれないですよね?
ぶっ通しで聞くのは難しくても、30分程度ならできるという人が多いはず。
それでも何もしないよりは何倍もマシです。
1日10分の読書でも年間3650分(約60時間)です。
つまり、1日たった10分読書するだけで、1年後には約60時間分成長しているということです。
成長というのは「3歩進んで2歩下がる」ものなので、実際は時間にまるまる正比例することはありませんが、それでも成長していることは間違いありません。
1日英単語1つ覚えるだけでも、昨日の自分よりも賢くなっているのです。
さいごに
能力というのは後天的に身につけることができます。
だから、最初から上手にできなくても問題ない。
まずは、起業家体質のようなビジネス基礎力を身につけること。
それができないままビジネスを始めても挫折する可能性が高いからです。
そのフェーズをすっ飛ばしてビジネスを始める人が大半で、そのほとんどが短期間で姿を消していくのを何度も見てきました。
これからオンラインビジネスを始める人は、こちらの書籍をまずは読んでみてください。