毎年多くの人がネットの世界でコンサルタントとして活動をはじめ、同じぐらい多くの人がそのビジネスに幕を下ろします。
一昔前は「コンサルタント」と呼ばれる人が少なかった。
だから集客にもさほど困ることはなく、ただコンサルタントとして活動しているだけで生き残ることができていました。
しかし、今は状況が違います。
多くの人がオンラインビジネスに参入し、コンサルタントという肩書で活動しています。
コンサルタントは名乗るだけで誰でもなれてしまうので、非常に参入障壁が低く競合が増えやすいという特徴を持っています。
それだけたくさんの競合がいる中で自分を選んでもらうのは至難の業。
一昔前までうまくいっていた人がうまくいかなくなったのも、業界の状況が大きく変わってきたことが原因として考えられます。
今日はコンサル起業で2025年以降に生き残るために大切なことについてお伝えしていきます。
- 従来の手法は通用しない
- 強引に売るから逃げられる
- SNS集客はおすすめしない
- バックエンド商品しか持っていない
- 2025年以降に生き残るコンサルタントの戦略
- ビジネスの基盤をしっかりと作っておく
- コンサル商品が自動で売れる仕組みの作り方
- さいごに
従来の手法は通用しない
かつて通用していたノウハウも多くの人が使い続けたため陳腐化し、通用しなくなってきています。
例えば「無料個別相談」。
この無料相談に参加すると何が待っているのかわかりますよね?
そう「(バックエンドの)売り込み」です。
相談したところでまともなアドバイスはもらえず、最後に売り込みが待っているのであれば、わざわざ参加しようとする人は減ります。
無料セミナーなんかも同じですね。
無料セミナー参加後には無料個別相談への誘導が待っていることは多くの人が知っています。
セミナー(スライド)の内容もテンプレートに沿ったものが多く、既視感が否めないような印象を持つ人も多いはず。
こういう小手先だけのテクニックでやってきた人は、そのノウハウが通用しなくなったときに一気にうまくいかなくなります。
応用が利かないからです。
強引に売るから逃げられる
無形商品は高い信頼がないと売れません。
コンサルティングのような高額商品ならなおさら。
ほとんどの人はまともに情報発信をしていないので、信頼が貯まっていません。
信頼がないから「強引な手法で売る」という選択をせざるを得ない。
その結果、どんどん信用を失ってしまい見込み客に逃げられてしまうのです。
SNS集客はおすすめしない
問題や悩みを解決するための情報をSNSで探すという人は非常に少ない。
ほとんどのユーザーは暇つぶしでSNSを見ています。
そんなところで情報発信をしてもコンサルが売れるわけがない。
しかも自分の投稿はフィードに埋もれており、わずか数秒でスクロールされてしまうこともザラにあります。
そんな状況で信頼構築をするのは非常に困難です。
SNSは気軽に始められるというメリットがあるため、多くの初心者はSNSをメインの発信媒体として選択しますが、実はこれがそもそもの間違いなのです。
コンサルタントのWebマーケティング戦略はこちら。
↓
リール動画で「インフルエンサーごっこ」してても集客なんかできませんよ。
バックエンド商品しか持っていない
駆け出しコンサルタントの多くはバックエンド商品しか売るものを持っていません。
そのため、バックエンドが売れないと収入がゼロになってしまう。
集客力も非常に小さいのですぐに集客が枯渇します。
そのため、最初にまぐれで数回売れただけで終わってしまう人も多い。
高額なバックエンドはそんなにボコボコ売れるものではないからです。
今月売れても来月売れる保証はない。
そんな不安定な見通しで長期的にビジネスを継続していくのは、厳しいと言わざるを得ません。
2025年以降に生き残るコンサルタントの戦略
ひと言で言うと「相手から依頼される」状況を作ることです。
上記2名の方は両方ともその後コンサルに申し込まれました。
相手から依頼されるということを別の言い方をすると、「求められるコンサルタントになる」ということ。
この状況を作ることができれば、競合が増えたとしても廃業するようなことはありません。
欲しくない人に無理やり買わせようと追いかけまわすからうまくいかないのです。
ビジネスの基盤をしっかりと作っておく
なぜビジネスが倒れてしまうかというと、しっかりとした基盤ができていないからです。
ビルを建てる時も同じですが、強固な基盤を作るためにはそれなりに時間がかかります。
ほとんどの人は「早く成果を出す」ことしか考えていないので、基盤もロクに作らないままコンサルを始めてしまいます。
- スキル磨き
- 実績作り
- 情報発信
こういったものがまったくできていないので、すぐに稼げなくなってしまうのです。
コンサル商品が自動で売れる仕組みの作り方
コンサル商品が自動で売れる仕組みの作り方を以下の動画で解説しました。
仕組みができていないと、安定的にクライアントを獲得するのが難しくなります。
この仕組みを持っておくと相手から依頼がもらえるようになるので、強引な手法で売りつけたり、冷やかし客に疲弊するようなこともなくなります。
さいごに
起業塾で教えてくれるのは小手先のノウハウばかり。
そのノウハウを使えば売れるかもしれませんが、それは「たまたま」売れただけにすぎず、ビジネスと呼ぶには程遠いと思います。
ビジネスとしてきちんとやっていくためには、きちんと前提条件を理解し誠実に取り組むことが大事。
自分がお客さんの立場になって考えてみてください。
素人に毛が生えたような自称専門家のコンサルを「ウン十万」で買いたいですか?
もし答えが「NO」なら、なぜあなたはそれをやろうとしているのですか?