もしオンラインで長期的にビジネスをやるつもりなら、コンテンツマーケティングは絶対に理解しておく必要があります。
広告に依存したビジネスモデルは極めて危険。
何らかの理由で広告が使えなくなったり、資金がショートするなどしたら集客ができなくなる恐れがあるからです。
これからの時代、コンテンツマーケティングは間違いなく必要になります。
とはいえ「よくわからない」という人もいると思うので、今日はコンテンツマーケティングの全体像についてお話ししたいと思います。
- Content Marketing Certified
- DRMとコンテンツマーケティングの違い
- DRMが通用しない時代
- コンテンツマーケティングのメリット
- コンテンツマーケティングのデメリット
- 広告集客VSコンテンツマーケティング
- コンテンツマーケティングの媒体一覧
- コンテンツマーケティングこそ弱者の戦略
- おすすめ書籍
Content Marketing Certified
僕は本場アメリカのコンテンツマーケティングの資格を持っています。
ネット上にウヨウヨいる自称プロの人たちとは違います。
HubSpotはアメリカでも大手のマーケティング会社で、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングを得意としています。
この資格はそんなHubSpotが運営するHubSpot Academyで取得できる資格で、講義を受講して試験にパスしないと取得できません。
レジュメ(履歴書)にも記載できる公式の資格です。
DRMとコンテンツマーケティングの違い
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)とコンテンツマーケティング(CM)は同じものだと認識している人がいますが、この両者は似て非なるものです。
DRMは広告集客をベースにしたマーケティングであり、コンテンツマーケティングはコンテンツ集客をベースとした集客です。
もちろん、広告集客以外の場合でもDRMを使うことはありますが、あくまでも「広告集客をベースとして作られたマーケティング」ということでご理解ください。
広告集客がベースであるため、DRMで集客する相手は自分のことを知らない人が大半です。
見込み客との間に信頼関係がないために、様々な心理テクニックを使って登録や購入を促すのがDRMです。
コンテンツマーケティングで集客する相手は、普段から自分のコンテンツを見ている人たちなので、見込み客との間にある程度の信頼関係が存在しています。
こちらの動画で両者の違いについて詳しく解説しています。
↓
もう少しわかりやすく説明すると次のようになります。
- DRM→売る(行動させる)ためのマーケティング
- CM→ファンを作るためのマーケティング
コンテンツマーケティングのゴールは「売ること」ではありません。
ピーター・ドラッカーの名言に
「優れたマーケティングはセールスを不要にする」
という言葉があるように、ファン化さえできていれば「売りこまなくても商品が売れる」という状態を実現することが可能になります。
DRMが通用しない時代
近年DRMやコピーライティングがどんどん通用しなくなってきています。
人々がそれらの手法に慣れてしまってきたからです。
DRMやコピーライティングのテクニックに頼れば頼るほど、「またこれか」と思われることが増えたということです。
売り手の手の内を知っている人も増えてきたため、これらの手法が通用しなくなってきているというわけです。
そういった人々に見透かされてしまうと、「売り込もうとしている」と思われて信用を失ってしまうことにもなりかねません。
コンテンツマーケティングはファンを作るマーケティングです。
ファン化がきちんとできていれば、見込み客のほうから「買わせてください」という状状態になるので、売り込まなくても売れるということです。
アップルやルイヴィトンは売り込みしなくても商品が売れてますよね?
その理由はファンがたくさんいるからです。
ファンを作ると「○○さんだから」という理由で選んでもらえるので、ライバルに顧客を奪われることも価格競争に巻き込まれることもなくなります。
コンテンツマーケティングのメリット
コンテンツマーケティングのメリットは次のようなものがあります。
- ファンができる
- お金がかからない
- 資産ができる
ファンができる
同じ情報を発信していたとしても、コンテンツがまったく同じになることはありません。
文章にも人それぞれ癖があるし、話し方や話す順番も人によって違うからです。
動画コンテンツであれば、見た目で好き嫌いが分かれることもあります。
要するに、僕とあなたが同じテーマについてコンテンツを作ったとしても、まったく同じコンテンツに仕上がることはないということです。
同じものを見ても「良い」という人もいれば「悪い」という人もいる。
自分のコンテンツを「良い」と思う人は残るし、「悪い」と思う人は離れていきます。
つまり、コンテンツを発信し続けることで、自然と自分のことを好きな人だけが残るようになるということです。
お金がかからない
コンテンツは基本的に無料で作れます。
仮にお金がかかったとしても、その出費は微々たるものです。
そのため、資金力がない人であっても取り組めるのが、コンテンツマーケティングの魅力であると言えます。
資産になる
自分の発信したコンテンツは資産になります。
ブログやYoutubeなどで投稿したコンテンツが、数年後も「24時間365日働き続けてくれる自動集客マシーン」になるということです。
コンテンツマーケティングは即効性はありませんが、持続性があるのが特徴です。
コンテンツマーケティングのデメリット
コンテンツマーケティングにもデメリットというか弱点があります。
- 集客力がない
- 時間がかかる
- 労力がかかる
ひとつずつ解説していきます。
集客力がない
コンテンツマーケティングは広告集客と比べると圧倒的に集客力が劣ります。
自力でアクセスを集めなければならないため、ほとんどの人はまともに集客することができません。
そのため「質よりも量」を重視するのであれば、コンテンツマーケティングよりも広告集客のほうが優れています。
時間がかかる
コンテンツマーケティングは即効性がありません。
「少し情報発信をしたからといってすぐに売り上げにつながるわけではない」ということは、説明しなくても理解できると思います。
100~200記事とかそんなレベルでは話になりません。
早くて半年、通常であれば1年~2年ぐらいかかるのが当たり前です。
しかも、情報発信の頻度が少なければ認知が広がらないため、成果が出るのはより一層遅くなります。
そして、ほとんどの人は成果が出るまで待ちきれずに諦めてしまいます。
膨大な労力が必要
コンテンツマーケティングは膨大な作業量が必要になります。
しょぼいコンテンツではマーケティングにならないので、価値のあるコンテンツを作る必要があるからです。
しかも、情報発信は継続して行う必要があるため、その作業を繰り返し行わなければなりません。
優良なコンテンツが1~2個あるぐらいでは、ほとんど集客は見込めませんよね?
良質なコンテンツを作り続けるのは決して楽なことではありません。
それを継続的に行わなければならないとなると、途方もない労力を費やすことになります。
広告集客VSコンテンツマーケティング
広告集客とコンテンツマーケティングの特徴の違いをそれぞれまとめました。
- 広告→一発勝負・単発的
- CM→継続接触・持続的
広告は基本的に一発勝負です。
広告を見た相手が行動を起こさなければそれですべてが終わります。
広告を止めてしまうと同時に集客もストップしてしまうので、成果が単発的であるという特徴もあります。
CMは継続接触が可能です。
何度も見込み客と接触を持てる機会があるということです。
とあるコンテンツを見て離脱してしまった人がいたとしても、情報発信を継続していればその人がまた別のコンテンツを見てくれるという可能性は十分にあります。
コンテンツは自分が消さない限りネット上に残り続けるので、長期に渡って持続性のある成果が得られるという特徴があります。
コンテンツマーケティングの媒体一覧
主に無料媒体と有料媒体に分けることができます。
漫画や音楽といったものもコンテンツに含まれますが、この記事では教育系コンテンツをベースにしてお話をしていますので、その点踏まえてお聞きいただければと思います。
無料媒体
- ブログ
- Youtube
- ポッドキャスト
- 各種SNS
有料媒体
- Kindle(文字
- Audible(音声)
- Udemy(動画)
ちなみに僕はこれらすべての媒体で情報発信をしています。
アポロのメディア一覧はこちら。
(アイコンをクリックすると各種SNSにアクセスできます)
無料媒体は継続的に見てもらえるので時間をかけてファン化をするのに対し、有料媒体はコンテンツのボリュームがあるので一発でファン化することもできます。
これらは僕のポッドキャストリスナーの方からいただいたお声ですが、コンテンツマーケティングを使えば、このようにファンになってくれる人が出てくるのです。
コンテンツマーケティングこそ弱者の戦略
コンテンツマーケティングは弱者の戦略です。
広告集客で勝負をしたら、資金力のある大手が絶対に勝ちます。
コンテンツマーケティングは、極論を言うと「好きか嫌いか/合うか合わないか」なので、弱者であっても選ばれることはできるのです。
「勝つか負けるか」ではなく、「選ばれるか選ばれないか」ということです。
大手でお客さんがたくさんいるからこそ、一人ひとりの対応が雑になりがちなもの。
それに対し弱者はお客さんが少ないので、一人ひとりにしっかりと向き合うことができます。
自分が顧客の立場になってみても、大勢の中の一人として扱われるか、一人の人間として扱われるかで相手に対する印象は違うと思います。
弱者でも選ばれることができるとはそういうことです。
今は縦の物差しではなく横の物差しで選ばれる時代です。
おすすめ書籍
コンテンツマーケティングについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの書籍をぜひ読んでみてください。
オーディオブック版を聞いたとある商工会議所の方から、勉強会のご依頼をFB経由でいただいたこともあります(これもコンテンツマーケティングの力です)。
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