ブログ初心者が挫折して消えていく理由の一つに、
「全然稼げない」
というものがあります。
「ブログで稼ぎたい」という意識が強ければ強いほど、
全然稼げない現実に落胆する傾向があります。
「ブログは楽して稼げる」という思い込みが強い人は、
「とりあえず記事を書いてアフィリリンクを貼っていれば商品が売れる」
と思っています。
しかし、読者も一人の人間であってロボットではありません。
そして、ブログも立派なビジネスです。
ブログをビジネスとして考えるならば、
「適当に記事を書いてリンクを貼るだけで商品が売れるわけがない」、
ことぐらいは理解ができるはずです。
今日は「アフィリエイト商品が全然売れない3つの理由」についてお話ししていきたいと思います。
アフィリエイト商品が売れない3つの理由
①属性が合っていない
これは主に雑記ブログを書いている人が陥る問題です。
自分の売りたい商品と見込み客(読者)の属性が合わない場合、
どんなに頑張っても商品は売れません。
特化ブログを書いている場合はターゲットが明確なので、商品と見込み客の属性がズレることはほとんどありません。
例えば、このブログを読んでいる読者は「ブログ収益化」、「SEO対策」などに興味がある人たちばかりです。
もし僕がこのブログでダイエット商品を売っても、成約率は限りなくゼロに近いでしょう。
それは、読者のニーズと商品がマッチしていないからです。
雑記ブログは様々なテーマを扱うので、
幅広い読者層を獲得することができるメリットがあります。
しかしその反面、ターゲットが絞り込めないというデメリットもあります。
1つのブログに「お金稼ぎ」、「健康」、「旅行」、「スキルアップ」、「趣味」など様々なテーマを盛り込んでいるとします。
この場合、読者によって興味のあるテーマは異なります。
すべてのテーマに興味のある読者というのはまずいないでしょう。
お金稼ぎに興味のある人に青汁を販売しても売れないだろうし、
健康に興味のある人に「ネットビジネスで稼ぐ方法」を紹介しても売れる可能性は低いです。
もちろん、文章の力でこれらの商品を読者の興味と関連があるように見せることはできます。
「青汁で健康な体を手に入れることによって、パフォーマンスがあがり収益アップ」
「健康な体を手に入れるためには、まずはお金が必要です。だからネットビジネスでお金を稼ごう」
といったように、むりやり商品と読者の関心を関連づけることはできますが、
こういうことをすると、本来の見込み客に響く文章を書くことができなくなります。
商品を売れるようにする最大のコツは徹底的にターゲットを絞り込むことです。
「たくさんの人に売りたい」と思って書いた文章は、誰の心にも響きません。
ターゲットを絞り込めば絞り込むほど成約率は高くなります。
例えば、ネットビジネスで月10万円稼ぐ方法を売りたい場合、
「ネットビジネスで月10万円稼ぐ方法教えます」
という見せ方をしても、誰の心にも刺さりません。
この場合、ターゲットによって見せ方を変えることが重要です。
もし、主婦をターゲットにするならば、
「旦那の収入だけで不安なあなたに、自分の力で月10万円稼ぐ方法教えます」
という見せ方ができます。
こういう書き方をすると、主婦以外の人にはまったく響かないことになりますが、
この文章を読んだ主婦は「私のことだ!」と思うようになります。
旦那の収入だけで暮らしていくことに不安を感じる主婦は多いです。
ターゲットを絞り込むことにより、彼女たちの心に響く文章を書くことができるのです。
話が長くなりましたが、
属性=ターゲットを絞り込まないと、
どんなに文章がうまくても商品は売れません。
特化ブログを書いている人がターゲットを見誤ることはないと思いますが、
雑記ブログを書いている人は、「意図するターゲット以外はすべて切り捨てる」ぐらいの気持ちで文章を書くようにしましょう。
②信頼構築ができていない
あなたは、自分が信頼していない人から商品を買いたいと思うでしょうか?
普通の思考の持ち主なら、買いたいとは思わないはずです。
逆に、自分が信頼している(尊敬している)人がお勧めしている商品を欲しくなることはありませんか?
僕は、自分が信頼する(尊敬する)人がおすすめする本は欲しくなります。
これらはすべて信頼の力によるものです。
カッコつけた言い方をすると「ラポール」と言います。
まったく見ず知らずの人が「この商品おすすめです」と言っていても、
見込み客(読者)はその商品を欲しくなることはありません。
これはメルマガDRMでも基本とされている考え方です。
メルマガに登録していきなり商品を販売したら、
おそらくかなりの高確率で購読解除されるでしょう。
メルマガDRMではステップメールなどで読者に有益な情報を提供し、
ある程度信頼残高が貯まった段階で商品の販売をします。
そうすると、ブログアフィリでは考えられないぐらいの成約率が出ます。
もしブログアフィリで成約率を高めたいのなら、
普段から有益な情報発信をして信頼残高を貯めておく必要があります。
アフィリサイトなど、ユーザーの大半が検索エンジン経由の一見客の場合は、
口コミを利用するという手法が有効です。
先ほども言ったように、
どこの誰かわからない人が「この商品おすすめです」といったところで、
対して説得力はありません。
アフィリサイトはブログと違って、固定の読者が定期的に訪れるサイトではないため、
読者との信頼構築は難しいです。
その場合は不特定多数の口コミを利用することによって、
その商品に対する信頼を高めることができます。
自分一人がお勧めするだけでは効果が薄いですが、
複数の人間がポジティブな口コミをすることによって、
商品に対する信頼は高まり、購買率が上がります。
余談ですが、芸能人のステマ商品が良く売れるのも、
芸能人という権威性が信頼を持っているからです。
③見込み客のレベルを見誤っている
見込み客にはいくつかのレベルがあり、これを見誤ると商品がまったく売れないことになります。
①まったく興味がない
②興味がある
③今すぐ欲しいと思っている
実際にはもう少し細かく細分化できますが、
わかりやすくするために、見込み客を3段階に分けて考えてみます。
下手なセールスマンは①の見込み客に必死に売ろうとします。
だから売れないのです。
どんなにスキルや情熱があっても①の見込み客を相手にしてはいけません。
いかに「飛び込み営業」が非効率極まりないかわかると思います。
一応見込み客ということにしていますが、①はもはや「客」とは呼べません。
では、この考え方をブログに応用するにはどうすればいいでしょうか?
それは、適切なキーワードを選定するということです。
例えば、
「英語 文法」
「英語 上達方法」
「英語 おすすめ教材」
という3つのキーワードがあったとします。
このキーワードは、上から順番に購買意欲が低いキーワードになっています。
可能性はゼロではありませんが、「英語 文法」で検索しているユーザーにおすすめ教材を紹介しても成約につながる確率は低いでしょう。
逆に「英語 おすすめ教材」で検索したユーザーは、かなり購買意欲が高いユーザーです。
同じ商品をアフィリエイトするなら、「英語 文法」で検索したユーザーではなく、
「英語 おすすめ教材」で検索したユーザーに向けて記事を書くべきです。
「英語」というキーワードで検索したユーザーは、
全員英語教材に興味があるわけではありません。
英語ブログを書いているのに、
商品が全然成約しないという人は、
見込み客のレベルを見誤っていないかチェックしてみましょう。
まとめ
ブログはビジネスです。
その思考を持たずにやみくもに記事を書いていても、
いつまでたっても収益の上がらないブログのままです。
なかなかアフィリエイト商品が成約しないという人は、
以下の3つの「商品が売れない理由」に自分のブログが該当していないか、
今一度確認してみてください。
- ①属性が合っていない
- ②信頼構築ができていない
- ③見込み客のレベルを見誤っている