「長文のコンテンツのほうが、短文のコンテンツよりも検索エンジンの評価が高い」ということが一般的に言われていて、実際それはアルゴリズムの指標のひとつでもあります。
でも、「長文とは具体的に何文字なのか」ということについて、具体的に言及している人はほとんどいません。
文章が長いか短いかは人の主観によるので、感覚だけで長短を測っても意味がありません。
今日の記事では、「検索上位表示されるためには何文字程度必要なのか?」ということについてお話していきたいと思います。
文字数とSEO対策の関係についてもっと詳しく知りたい方は、
こちらの記事をご覧ください。
【SEO対策】検索上位表示に必要な文字数は○○文字
結論から先にお伝えすると、検索エンジンの上位表示に必要な文字数は約1800文字です。
具体的にはもう少し細かい数字ですが、ちょっと忘れてしまったので約1800文字ということにしておきます。
このデータはこのブログにも何度か登場したBrian Deanが数万以上のウェブサイトを調査して導き出した数字です。
彼のいずれかのYoutube動画の中で具体的な数字を発表しています。
ただ、1800文字というのはあくまでも最低ラインであって、長ければそれに越したことはありません。
文章が長すぎるから減点ということは聞いたことがありませんよね。
もちろん、1800文字より少なくても上位表示されることは可能です。
ただ、競争が激しいキーワードなどで上位表示を狙うのであれば、1800文字では少ないでしょう。
文章量はコンテンツの質の客観的な判断材料
Google、Bingともに、「質の高いコンテンツ」を作ることが一番のSEO対策になると言われています。
質の高いコンテンツとはユーザーの検索意図を満たすコンテンツのことです。
ではAとBという2つのサイトがあって、書いてある結論がまったく一緒な場合、
どうやって検索順位を決めているのでしょうか?
この場合、この2つのサイトの被リンクその他もろもろの各種アルゴリズムの条件は、まったく同じだったと想定してください。
Googleとしては順位をつけないといけないので、何かしらの判断基準が必要になります。
その場合は、より長文の記事のほうが評価される確率が高いです。
そのコンテンツに価値を感じるかどうかは主観によるものが大きいです。
だらだらと退屈な長文のコンテンツよりは、要点だけかいつまんで説明してくれる短文のコンテンツを好む人もいます。
GoogleのAIはこうした主観を持ち合わせていないので、
何かしらの数値でコンテンツの質を判断する必要があります。
文章量もその要素の一つです。
ユーザーのニーズを満たしてさえいればいいのであれば、
結論だけ簡単に教えてくれるサイトのほうが価値がある、と考えられなくもありません。
しかし、社会一般の通念として「文章が長いほうが価値がある」という共通認識があるため、長文コンテンツのほうが短文コンテンツよりも評価されるのではないでしょうか?
例えば2冊の本があったとして、書いてある内容(結論)はまったく同じだったとします。
1冊は10ページの本で、もう1冊は300ページの本で同じ金額で売られていたとしたら、果たして10ページの本は売れるでしょうか?
300ページ中290ページはどうでもいい内容が書いてあるかもしれません。
10ページのほうは内容が凝縮されていて、必要な情報だけが要点としてまとめられていて非常に読みやすい本です。
でも、ほとんどの人は、10ページの本に同じ金額を払うのは損だと無意識に感じています。
コンテンツも同じで、要点だけまとめられた短文のコンテンツよりも、
たくさん情報が盛り込まれている長文サイトのほうが価値があるように思えます。
実際には単なる思い込みですが、
検索エンジンもそこは同じ認識のようです。
なかなか上位表示されないのであれば文字数が少ないのかも
ネット上には1000文字くらい書けば大丈夫という情報もありますから、
その情報を鵜呑みにしている人は、書いても書いても上位表示ができなくて困っているかもしれませんね。
もし、自分のコンテンツの文字数が1800文字よりも大幅に少ないのであれば、
最低でも1800文字は書くようにしてみてください。
ひょっとすると、表示順位が改善されるかもしれません。
ただ文字が多ければ良いというわけではない
当たり前ですが、ただ文字が多ければ良いというわけではありません。
大切なのは「1800文字分に相当する内容の記事を書く」ということです。
自分の書いた文章が1800文字に全然足りないのであれば、
それは情報が不十分なのかもしれません。
1800文字という数値を指標にして、自分のコンテンツに十分な情報量があるかを判断するのが良いと思います。
ちなみに、はてなブログでは投稿編集画面の右下に文字数が表示されます。
この記事の合計文字数は2011文字でした。