先日僕の英語ブログがスマニュー砲をくらったとこのブログでご報告しましたが、それからわずか数日後に2度目のスマニュー砲をくらいました。
該当記事はこちらです。
1回目
2回目
今読んでくれているこのブログは予約投稿で記事を書いていますが、2回目のスマニュー砲はまだ現在進行形でアクセスが続いています。
↓ちなみに2回目のときはグーグル砲も同時にくらっていたようです。
Google砲とは、Googleアプリを使うときなどに表示される「おすすめ記事」のことです。
アクセス流入元にgoogleapis.comというのがあったら、それはグーグル砲を食らっているということです。
実際のアクセス流入元はこれ以外にもあるのですが、この2つのアクセスがあまりにも多すぎて他のトラフィックが表示されていません。
スマニュー砲のデメリット
以前にスマニュー砲についてこちらの記事を書きましたので、ぜひ読んでみてください。
この記事でも言及していますが、スマニュー砲はアクセスが増えるというメリットがある反面、ユーザーエンゲージメントが下がるというデメリットがあります。
具体的に言うと直帰率が上がるということです。
これはスマニューを利用しているユーザーの性質上、仕方のないことだと思います。
検索エンジン経由のユーザーというのは、自発的に情報をもとめてブログにやってくる人たちばかりです。
それに対し、スマートニュースのユーザーはたまたま「おすすめ記事」として表示された記事をなんとなく開いてブログを訪問するユーザーだからです。
だから、その記事の執筆者はもちろん、記事の内容そのものに関してもそこまで興味がないユーザーたちです。
そして、大部分のスマニューユーザーは「時間がない」んです。
移動中の電車内で読んでいる人がいたり、ちょっとしたスキマ時間にスマホを開いてみた人だけの人だったり。
彼らはスマニュー上に表示された記事をザッピングします。だから、記事をじっくり読むこともないし、かなりの高確率で直帰します。
スマニュー砲のメリット
スマニュー砲のメリットは、「アクセスが増える」ということだけではありません。
一般的なブログ読者に比べて、アドセンス広告のクリック率が高いんです。
ブログ読者というのは、自分たちもブログを書いている人が大半です。
そして、彼らはアドセンス広告の仕組みを理解しています。
そのため、アドセンス広告をクリックしにくい傾向があります。
そしてブログ読者というのは、定期的に自分のブログを訪問してくれます。
1度は広告をクリックしてくれた人でも、ブログを訪問するたびに同じ広告が表示されていたら、さすがにもうクリックはしてくれないでしょう。
アドセンス広告のクリック率は、リピーターよりも一見客のほうが圧倒的に高いです。
特にブログプラットフォームから流入する一見客ではなく、検索エンジン経由からの(アドセンス知識のない)ユーザーのほうがクリック率が高い傾向があります。
スマニューユーザーは、「目に入ってきたものをなんとなくクリックする」特徴があります。
だから、目立つアドセンス広告を見つけたらそれなりの確率でクリックしてくれるんです。
スマニュー砲をくらった2記事からわかったこと
こんなことを書いたらこれらの記事を読んだ人たちに怒られるかもしれませんが、実はこの2記事というのは書くネタが思いつかず苦し紛れに書いた記事です。
僕はこのブログを含め3つのブログを毎日更新しています。
毎日更新をストップするとサボり癖が出てしまうのが嫌なので、気分が乗らない時でも記事を書くようにしています。
そして、記事のネタと言うのは前日に思いついたネタを書いています。
この記事たちを書いたときはパソコンに向かう直前まで書くネタが思いつかず、なんとなくひらめいたのでこれらの記事を書きました。
そのため、いつも僕が書いている記事に比べると熱量はだいぶ低くなります。
特に2回目のほうの記事なんかは、「こんな記事書いたらはてなスターもほとんどもらえないだろうな」と思っていたぐらいです。
そのため、2回目の記事に関しては「ブログ村」のトラックバックすらしませんでした。
でも、ふたを開けてみると、この2記事のほうがいつも書いている記事よりもリアクションがよかったんです。
僕のブログ記事は長文で、熱量が高ければ高いほど内容がマニアックになっていきます。
そのため、読者層のニーズとマッチしていない記事を書いてしまっていたことに気づきました。
つまり、自分にとっては苦し紛れに書いた記事であっても、それを「役に立った」と思う人がいるということです。
だから、「ゴミ記事」だと思っていたとしても、とりあえず書いた方がいいと思います。
僕がこの2記事をゴミ記事だと思って投稿を止めていたら、スマニュー砲の洗礼をうけることはありませんでした。
Google砲について調べてみた
Google砲の概要については冒頭で説明した通りです。
では、どのようにすればGoogle砲に取り上げてもらうことができるのか?
そのアルゴリズムを知るため、海外サイトをいろいろリサーチしてみました。
しかし、Google砲に関しての情報はほとんど公開されておらず、唯一見つけたサイトに書いてあった情報と、僕個人の推測を交えてGoogle砲のアルゴリズムについて考えてみたいと思います。
Googleのおすすめ記事がスマニュー砲と大きく違う点は、表示される記事がPersonalizedされている点です。
簡単に言うと、人によって表示される記事がかわるということです。
スマニューに自分の記事が取り上げられると、スマニューユーザーにその記事が表示されるようになります。
しかし、Google砲というのは人それぞれの興味によって、表示されるおすすめ記事が変わるため、自分のブログ記事が全員に表示されるわけではありません。
GoogleではPersonalized表示するための要素として、過去の検索履歴、Gmailの中身、居住地(滞在地)などが判断材料になっているようです。
今回の僕の「英語についての記事」であれば、英語に関心の深い人だけに表示されているということです。
だってそうですよね?
冒頭に添付したアクセス解析の画面から見てもわかりますが、もしGoogleプラットフォームを利用している全員に僕の記事がおすすめ記事として表示されているのなら、スマニュー砲よりも圧倒的にトラフィックは大きくなるはずです。
でも、実際はトラフィックの大部分はスマニューで、Google砲はごくわずかしか流入がありません。
そして、Google砲は瞬間的にアクセスが伸びた記事を「おすすめ記事」として採用するのではないか、と推測しています。
そうしないと世の中に何億と存在するすべての記事をクロールして、おすすめ記事をピックアップしないといけなくなります。
アクセスが多い記事というのは客観的に判断して、質の高い記事と考えることができます。
ランダムにおすすめ記事を表示して、低品質な記事が表示されたらユーザーからの信頼を損ねることになってしまいます。
だから、Google側もある程度アクセス数のある記事しかGoogle砲として採用しないのではないかと考えられます。
今回の僕の記事でいうなら、スマニュー砲により爆発的にアクセスが増えました。
それにより、Google側に認知されおすすめ記事に表示されたのではないかと思います。