
僕は今までAudibleやaudiobook.jpなどでオーディオブック販売をしてきました。
合計50冊以上を出版し、個人としての出版数は日本一です。
僕がオーディオブック出版を始めた時、日本人で参入している人は皆無でした。
実は音声市場は急激な勢いで成長しており、それはオーディオブックについても同じことが言えます。
あのSpotifyがFindaway Voice(現INaudio)を買収し、オーディオブック市場に参入してきたことを考えれば、そのポテンシャルも理解してもらえるでしょう。
実はSpotifyでもオーディオブック販売ができます。
僕もすでに30冊以上出版しています。
今日はその方法を紹介したいと思います。
記事末に動画解説もあります。
- Spotifyのオーディオブック売上推移
- Spotifyオーディオブックは日本未進出
- Spotifyでオーディオブック出版をするメリット
- Spotifyでオーディオブックを出版する方法
- 動画解説
- さいごに
Spotifyのオーディオブック売上推移
Spotifyはオーディオブック販売を始めてまだ歴史が浅いですが、2023年の参入からわずか2年でアメリカ市場の約11%を獲得したという情報があります。
これは他社のオーディオブックユーザーを奪ったというよりは、既存のSpotifyユーザーから取り込んだ部分が大半を占めるようです。
リスナー数は年間36%、聴取時間は37%カタログ数はわずか2年半で150,000タイトルから500,000タイトルへと急速に増えています。
音楽ストリーミングやポッドキャストアプリとしても超大手のSpotify。
今後の成長がますます期待できそうです。
Spotifyオーディオブックは日本未進出
Spotifyのオーディオブック販売はまだ日本市場に進出していません。
ただこれは日本に未進出なだけで、日本語のオーディオブックは出版可能です。
僕もすでに30冊以上Spotifyで販売していますが、わずかながら収益が発生しています。
これはおそらく海外在住の日本人が聞いているからだと思われます。
Spotifyのユーザー数はかなり多いので、日本に進出したら収益は爆上がりすると考えています。
ちなみにAIに聞いてみたところ、Spotifyが日本のオーディオブック市場に参入するのは、2026年末~2027初頭ぐらいだという見立てがあります。
この判断は、Spotifyのグローバル展開ペース加速、CEO発言での日本への戦略的重視、既存の音楽・ポッドキャスト・ロスレス音質基盤の確立、日本オーディオブック市場の27.8% CAGR成長という複合要因に基づいています。
Spotifyは「30以上の市場への展開を計画中」と公式に発表しており、現在14市場で展開していることから、少なくともあと16市場以上の追加展開が予定されています。既に展開済みの14市場を除くと、残る候補は:
- アジア太平洋:日本、韓国、シンガポール、オーストリア等
- ラテンアメリカ:メキシコ、ブラジル、アルゼンチン等
- アフリカ・中東:サウジアラビア(パイロット中)、UAE(パイロット中)、南アフリカ等
このうち、日本は世界で2番目の音楽市場であり、オーディオブック市場の成長率(27.8% CAGR)はグローバル平均(26.2%)を上回ることから、戦略的優先順位が高い可能性が高いです。
Spotifyでオーディオブック出版をするメリット
ズバリ一言で言うと、圧倒的ブルーオーシャンで先行者利益が獲得できることです。
Audibleやaudiobook.jpもかなりブルーオーシャンですが、それとは比較にならないぐらいライバルが少ないです。
大手出版社の本は皆無、日本語のオーディオブックは僕以外に1~2人しか出版していません。
現状ほとんど収益が見込めませんが、早い段階で参入しておけば先行者利益は見込めるでしょう。
Spotifyでオーディオブックを出版する方法
Spotifyでオーディオブックを出版するには、Spotify for Authorsに登録する必要があります。
ポッドキャスト配信ですでにSpotify for Creatorsを利用している場合は、同じアカウントを使うことになります。

こちらがダッシュボードです。
現状インターフェースは英語のみです。
画面左側メニューの+ボタンか、「New Audiobook」をクリックします。
メタデータの入力+表紙のアップロード

次にこちらの画面を入力します。
Title:タイトル
Subtitle:副題
Series name:シリーズ名(※任意)
Series number:シリーズ番号(※任意)
右側のところにカバーアート(本の表紙)をアップロードします。
さらにスクロールするとPDFアップロード(任意)もあります。
入力が完了したらNEXTをクリック。
音声ファイルをアップロードする
次に音声ファイルをアップロードします。

Audibleやaudiobook.jpと違う所はsampleをアップロードする必要があること。
別に音源を撮りなおしてもいいですが、既存ファイルのどれか1つをアップロードすればOKです。
すべての音源のアップロードが終わったら、「Enter chapter title」のところに、それぞれの名称を入力します。

それぞれの音源の内容のことですね。
たとえば、「はじめに」とかそういうやつです。

こんな感じです。
終わったら「Next」をクリックします。
出版社情報を入力する

次にこちらの画面が表示されるので、出版社や著者、ナレーターなどを入力します。

こちらで入力するのはEdtionとLanguage。
Abridgedとは「要約」という意味。
Unabridgedが「朗読」にあたります。
ただし、Unabridgedを選択すると日本語がないので注意。
次にBISACsを選択します。
分かりやすく言うとカテゴリです。
キーワードを入力すると候補が表示されます。

3つまで選択することができます。
Grade Levelは大人向けであればAdultを選択してください。
G1~G7は小学校1年~中学校1年に相当します。
ISBNは取得していなければ空白のままでOK。
価格設定とその他

価格は現状USDのみです。
ほぼほぼ聴き放題のロイヤリティなので、直接売れることはめったにないですが。
あとは発売日(Release Date)とCopyright情報を入力します。
すべてOKであればNextを押して次の画面へ遷移。
その後問題なければSubmitを押して終了です。
審査を待つ

ステータスがSubmittedに変わります。
これがActiveに変われば審査通過です。
動画解説
動画版で見たい人はこちら。
↓
さいごに
こちらの記事もおすすめなので読んでみてください。
↓
オーディオブックは将来性の高い市場です。
日本人で参入している人はほぼいないので、今のうちから取り組んでおくのがおすすめです。
