PV数を稼ぐ方法はいくつかあります。
代表的な手法はSEO対策をするか、SNSで拡散をする方法です。
そしてもう一つ有効なのが「インフルエンサーになる」というものです。
インフルエンサーになると非常に楽です。
アピールしなくても読者が自分からブログを訪問してくれるようになります。
何よりも楽なのが「記事の質にこだわらなくてもいい」ことです。
影響力の力
「インフルエンサーになる」というレベルにまでならなくても、
「この人なんか凄そう」と読み手に思わせることができれば、
読み手はあなたを「すごい人フィルター」で見てくれるようになります。
そうすると、記事の質が高くなくても「この人の言っていることは素晴らしい」と錯覚してくれるのです。
一番わかりやすい例がTwitterですね。
ツイート自体は普通のことをいっているだけでも、フォロワー数が多い人の発言だとなんか凄そうに思えてしまいます。
同じ内容をフォロワーが少ない人がつぶやけば、おそらく心に響くことはないでしょう。
有名ブロガーや有名Youtuberも、すべての投稿のクオリティが高いわけではありません。
5本に1本ぐらいはハズレの投稿もあります。
しかし、そのハズレの投稿すらハズレだと思わせないような思い込みの力が働いています。
芸能人のブログなんか顕著ですね。
はっきり言って内容は大したことありませんが、
芸能人が書いたブログというだけで、ファン以外の人にまでゴミ記事だと思わせない力があります。
これは価値というのは相対的なものであって、受け手の主観に左右されることが原因です。
凄い人っぽく見せる方法
凄い人っぽく見せるのはそれほど難しいことではありません。
読者(フォロワー)の数が多ければ、権威性を出すことができるからです。
Twitterで言うなら片っ端から相互フォローアカウントをフォローしたり、
フォロバ企画に参加しまくればすぐにフォロワーは増えます。
ほとんどの人は健全なブログ運営をしていて、読者数は自然増加しています。
しかし、中には無節操に読者登録やコメントをして、返報性の法則を利用して読者数を増やしている人もいます。
戦略は人それぞれですから、それを否定するつもりはありません。
人間心理として、「何かやってもらったらお返しをしないといけない」と思うものなので、読者登録やコメントをすれば一定数の人は読者登録を返してくれます。
ただ、このやり方は相手の貴重な時間を奪うだけの行為です。
読む気もないのに読者登録されてもうれしくないですよね。
それで読者登録をわざわざ返させるというのは、あまりにも自分本位なので僕はおすすめしません。
このブログでも何度もお話ししましたが、長期的にブログを運営して収益化につなげたいのであれば読者との信頼構築が重要です。
「釣った魚に餌をあげない」姿勢は読者を失うことになります。
自分で釣ったのならちゃんと餌をあげないと、魚は逃げてしまいます。
その人物が他の人のブログに同じようなコメントをしているのを見つけたら、
信頼関係は完全に崩れ去るでしょう。
凄いと思わせることと信頼関係を築くことは別
確かにフォロワー数が多いと、言っていることに妙に説得力を感じます。
これは権威性のフィルターによる錯覚ですね。
しかし、「すごい」と思ったからといって、その人を信頼するかどうかは別の話です。
フォロワーが多い人がツイートしたら、まともな話をしているように聞こえます。
でも、それに対して「いいね」などの反応がほとんどないということは、読み手にまったく響いていないということです。
フォロワー5000人近くいるのに「いいね」が1件ぐらいしかない人がたまにいますが、それなんかがわかりやすい例です。
リストマーケティングの世界では当たり前の常識となっていますが、
見込み客にならない人のリストをどれだけ集めても意味がありません。
極端な話、読者が10000人いても誰も自分に興味がないのなら、いないのと同じだということです。
Twitterはフォロワーの数を増やすゲームみたいになっているので、そこまで気にしなくてもいいような気がします。
でもブログでこれをやってしまうと致命的です。
誰が見込み客かわからなくなるからです。
まっとうにブログを運営していれば、自分の発信内容に興味のある人が読者登録をしてくれます。
だから、効率的にマーケティングができるようになります。
自分のブログに読者登録をしてくれる人たちのブログを読めば、
そこには何かしらの共通点が見つかることがあります。
そうすると見込み客の痛みがわかるので、その痛みを解消するような記事を書けば、より信頼してもらえるようになります。
偽りの影響力ではなく、自然発生的に増えていった影響力こそが本当の価値です。