上位表示を獲得するためのSEO対策として、被リンクを獲得することはとても大切です。
しかし、被リンクは他者が介在するため、なかなか簡単には対策できないのが実情です。
特にブログのジャンルやテーマによっては、被リンクをもらえる見込みがほとんどないブログもあります。
そのため、被リンク対策をするよりも内部リンクを最適化するほうが、SEO対策としては効率がよいです。
内部リンクは被リンクほどのパワーはありませんが、
Googleのアルゴリズムの中の一つの要素として重要視されています。
なぜなら、Googleが我々のサイトをチェックするときはクローラーと呼ばれるロボットを使うからです。
クローラーがより巡回しやすいサイト構成になっていれば、
上位表示もされやすくなります。
このサイト構成に大きくかかわってくるのが内部リンクです。
簡単にできるサイト構成のやり方
理想的なサイト構成に関しては、以前こちらの記事で解説しています。
理想的なサイト構成とは、クローラーがすべてのページをまんべんなく行き来できるような構成のことをいいます。
図で表すと以下のようになります。
この図は3階層になっていますが、必ずしも3階層にする必要はありません。
この図のようにホームページがあって、その下にカテゴリがあって、その下に記事(もしくはサブカテゴリ)があるサイトが良いサイト構成だと言われています。
同じカテゴリ同士の記事を内部リンクでつなぐとさらに良いです。2階層以上ある場合は、同じ階層同士をリンクでつなぐのが良いとされています。
サイト構造についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
参考記事と参考動画
今回もいつもと同じく参照記事はBacklinkoになります。
このページに記載してある情報から、必要な部分だけを抜粋してご紹介していきたいと思います。
こちらがMozのYoutube動画です。こちらでも内部リンクについて解説してくれていますので、重要な部分だけ抜粋したいと思います。
内部リンク最適化
①キーワード完全一致のアンカーテキストは使いすぎない
内部リンクを張るときは、アンカーテキストを利用するのが良いとされています。
特に上位表示を狙っているキーワードをアンカーテキストにして内部リンクを張ると、
SEO対策としても効果があり上位表示されやすくなります。
ただし、完全一致したキーワードのアンカーテキストを複数使うと、スパム判定をされることがあるので注意が必要です。
どうしても使わざるを得ないときは、微妙にキーワードをずらすなどで対策する必要があります。
②グローバルメニュー・フッターメニューなどは重要
グローバルメニューやフッターメニューなどは、すべてのページに表示されるため、
重要なページであるとクローラーに認識させる効果があります。
はてなブログではフッターメニューの設定はできません(僕の知る限り)が、
グローバルメニューの設定については以下の記事で解説しています。
ただ、メニューの項目が多すぎるとサイトが複雑化してしまい、クローラーが混乱するので重要な項目だけメニューに含めるようにする必要があります。
③同じ内部リンクが2つ以上ある場合は、最初の1つだけカウントされる
1つの記事の中に同じ記事への内部リンクが複数存在する場合、
Googleは一番最初の内部リンクのみをカウントします。
➃内部リンクを貼ることで、ページオーソリティを送ることができる
被リンクほどのパワーはありませんが、内部リンクにもSEO効果があります。
特にページオーソリティの高い(被リンクの多い)ページからの内部リンクは、
リンク先のページにそのパワーを伝える効果があります。
したがって、内部リンクを貼るのであれば、もっともページオーソリティの高いページから内部リンクを貼るのがよいです。
ただし、記事の関連性も考慮されるため、何でもかんでもリンクを貼ればいいというわけでもありません。
ページオーソリティについてはahrefsやMoz Proなどを使って確認することができます。
⑤記事冒頭に内部リンクを貼るとDwellTimeが延びる
これは参考記事の中で言及されています。
記事冒頭に内部リンクを貼ることで、ユーザーの直帰を防ぎDwell Timeの改善につながるというデータが出ています。
Dwell Timeについてはこちらの記事で解説しています。
⑥ページオーソリティは内部リンクの数に応じて分散する
これは参考動画の中で言及されています。
➃で内部リンクを貼ることによってパワーを送ることができると説明しましたが、
どれだけのパワーを送ることができるかは、内部リンクの数と反比例します。
例えば内部リンクの数が4つであれば、パワーは4分の1に分散するということです。
したがって、たくさん内部リンクを貼るという行為は、SEO効果を弱めてしまう恐れがあります。
⑦同じアンカーテキストを異なるページに使わない
例えば「旅行」というアンカーテキストを使って、1つは国内旅行のページ、もう1つは海外旅行のページへ内部リンクを貼った場合、クローラーは混乱しアンカーテキストを認識できなくなります。
似たようなトピックに内部リンクを貼る場合は、アンカーテキストが被らないように気を付けましょう。
サーチコンソールで内部リンクを確認する方法
サーチコンソールを使って、内部リンクの数を確認することができます。
ダッシュボードに「リンク」という項目があるので、それをクリックすると内部リンクや被リンクの数が確認できます。
僕のメインブログの内部リンクを確認した画面がこちらです。
ホームページとかAboutなどのリンク数が多いですが、これはグローバルメニューですべてのページに内部リンクが貼られているからです。
この数が多ければ多いほど、重要なページとして認識されます。
この中だと、下から2番目のページが記事としては一番リンクが多いですね。
ですので、グローバルメニューだけでなく、関連記事(記事下)やおすすめ記事(サイドバー)なども表示することをおすすめします。
ただ、Brianの情報によるとリンク数が100以上になると、それ以降のリンクの持つパワーは弱まっていくと言われています。
Mozは300程度が好ましいと言っています(グローバルメニュー等は仕方ないとのこと)。
ピラーコンテンツを作る
網羅性の高い記事に内部リンクを集中することで、ピラーコンテンツを作ることができます。
ピラーコンテンツを作ることでSEOに非常に強くなります。
サーチコンソールを確認して検索上位が取れそうな記事があれば、その記事をリライトして情報の網羅性を高くします。
その後、そのトピックにまつわる記事から内部リンクを送るこむことで、ピラーコンテンツを作ることができます。
まとめ
内部リンクは、被リンクと違って自分でコントロールできるのが良いです。
僕の肌感覚ですが、この内部リンクのパワーは思った以上に強いように思います。
特に僕のメインブログのジャンルである「自己啓発」は、内部リンクを使いこなしている人は皆無なので、僕は特にキーワードを狙っていないのに上位表示されているような気がします。
あなたも内部リンク整備することで、検索順位が向上するかもしれませんよ。