僕のメインブログの読者さんのブログを拝見していて思うのですが、
「日記ブログは読まれない」というのはつくづくいい加減な情報だなと思います。
なぜなら、僕の読者さんたちのブログを見ると「日記ブログのほうが圧倒的にはてなスターが多い」からです。
スターの数も100-1000と幅があるものの、特化ブログや雑記ブログよりもたくさんのはてなスターをもらっているブログもいくつかあります。
はてなブログをやっている人ならご理解いただけると思いますが、
はてなスターを100以上集めるというのは簡単なことではありません。
もし「日記ブログは読まれない」というのが真実ならば、
それだけ多くのはてなスターがつくことはありえないでしょう。
読まれる日記ブログは○○がある
例えば僕のような特化型ブログを書いている場合、
読まれるかどうかを決定づける要因は情報の質が大きく関係しています。
僕がどんな人間であるかということはあまり重要ではなく、
発信されている情報のクオリティが高いかどうかで「読まれる/読まれない」が決まります。
特化型ブログを読んでいて「ためになった」と思う人は多くても、
「面白かった」と思う人は少ないでしょう。
もし「面白かった」という読者の声があるならば、
それは書き手の文章力が高いということが言えます。
僕も長々と記事を書いていますが、突き詰めて考えるとただ情報を羅列しているだけです。
日記ブログは特化型ブログと違い、「役に立った・ためになった」と思われるような記事は少なく、「よかった・面白かった」という感想を持つ読者が大半です。
そこには書き手の人柄も大きく関係してきます。
たくさんのはてなスターを獲得している日記ブロガーの人は、
本人の文章力だけでなく、愛され力も非常に高い人ばかりです。
愛され力は天が与えし才能なので、
他人が真似しようとしても真似できません。
この才能がある人は、ブログでもYoutubeでも多くのファンを獲得することができるでしょう。
でもすべての日記ブロガーがこの才能を持ち合わせているわけではありません。
読まれる日記ブログに共通しているもの、それは「物語」があるということです。
人間は物語が大好き
物語といっても、おとぎ話やファンタジーのようなストーリー仕立ての話のことを意味するわけではありません。
もちろん、その日の出来事を時系列にしてつづっただけのものでもありません。
もっと漠然とした物語、いうならばその人の「生き様」や「あり方」を表したもののことを指します。
人間は物語が大好きです。
なぜ人間は映画やドラマや小説を見るのでしょうか?
非現実を味わいたいから?
それもあると思いますが、それならば海外の観光名所の映像を垂れ流しにしていてもいいはずです。
映画やドラマや小説が好まれるのは、そこに「物語」が存在するからです。
物語は人間の心を引き込む力があります。
物語によって引き込まれた人間は、その世界に自分を投影し感情移入をするようになります。
冒頭で紹介した記事で、日記ブログは「共感」が重要という話をしていますが、
感情移入するようになると共感もできるようになります。
以前ストーリーライティングについて記事を書きました。
もしあなたが何かの商品を宣伝している記事を見つけたとして、
その内容が商品説明だけだったら最後まで読みますか?
おそらくその商品に興味のある人でない限り、
ほとんどの人は最後まで読むことはしないと思います。
しかし、そこに物語があったらどうでしょうか?
自分の過去の失敗・挫折・苦労、そしてそれを乗り越えた物語が書いてあったら、
商品を買うかどうかは別にしても、読んでみようという気にはなると思います。
日記とストーリーの違い
日記とストーリーは違います。
「そんなこと言われなくてもわかってる」
と思う人もいるかもしれませんが、
明確にその違いを理解できているでしょうか?
正しい定義づけをしておかないと
ストーリーを書いたつもりが日記になってしまうことがあります。
日記とストーリーの違いについては、
こちらの動画で解説しています。
日常生活も挑戦の連続
本人が自覚しているかどうかは別として、僕たちは大なり小なり日常生活で何かしらの出来事を経験しています。
意識していなければそのまま見過ごしてしまいますが、
その些細な出来事にも必ず学びがあります。
人気のある日記ブロガーさんは、普通の人よりも特別な経験ばかりをしているわけではありません。
その日常で起こる、普通の人なら気にもかけないような取り止めもない出来事に向き合う様を、上手に表現しているだけです。
日常生活でありふれているような出来事は誰しも経験があることばかりです。
俗にいう「あるある」です。
そして、その出来事に奮闘する姿は、時に見ている人に勇気を与えることがあります。
ブログのアクセスが伸びない時に、同じような悩みを抱えている人のブログを読むことがありますよね。
その人は自分と同じ物語を共有しています。
だから共感もできるし、勇気ももらえるんです。
物語を共有していなければ、他人のブログ運営の悩みなんかいちいち気にしないはずです。
これからは個人の時代になります。
一人ひとりが自分の物語を発信することで、
自分を表現し、他人の人生に良い影響を与えることができる時代がやってきます。
そして自分を表現できる媒体はすでに持っています。
この世の真実をひとつお伝えします。
「あなたのことを必要としている人は必ず存在します」
信じるかどうかはあなたにお任せします。