知識はただの道具にすぎません。
どんなにたくさん持っていても、うまく使いこなすことができなければ、その知識はまったく役に立たないということ。
「TOEIC高得点なのにまともに英語が話せない」
こういう人って多いですよね?
(そういう人はこの本を読め)
これは「英語を話す」というスキルが身についていないからです。
ビジネスにおいても同じことが言えます。
知識はあってもそれを使いこなすことができない。
それが俗にいうノウハウコレクターというやつです。
自分の成長を止める言葉
「知ってる」「わかってる」という言葉を使った瞬間に成長が止まります。
学ぶことを止めてしまうからです。
もちろん知ってることもたくさんあるでしょう。
一番怖いのは、知識があるだけで「分かった気になる」こと。
仮に知識を持っていたとしても、その知識を活かすことができていないのであれば、それはわかっていないということです。
「知ってる」と「できる」は違う
「知ってるとできるは違う」という言葉がありますよね。
前述のTOEICの例がまさにそれです。
例えば起業に関する本を読んだとします。
その本に対して「知ってることばかりだった」と思ったとしても、実際に自分が起業できていないのであれば、それは「ただ知ってるだけ」ということです。
できないくせに知ってるつもりになってるだけです。
そういう人を愚か者と呼びます。
しかも、こういう人に限って他人のマウントを取ろうとするから質が悪い。
ノウハウだけで稼げない理由
なぜノウハウを学んでも稼げないのか?
それはそのノウハウを使いこなすスキルが身についていないからです。
例えば、ウェビナーセールスのスクリプトがあったとします。
「このスクリプト通りに読めば売れる」
というノウハウだった場合、普段話すということに慣れていない人は、上手にしゃべることができません。
言葉に詰まったり噛みまくったり。
台本を読めば棒読みで不自然な感じになるはずです。
コピーライティングのテンプレートがあっても、セールスレターを書いたことがない人は上手に書くことができません。
知識やノウハウを使いこなすためにはスキルが必要なのです。
スキルというのは経験を通してのみ習得できるもの。
どんなにバク転の知識を増やしたとしても、バク転ができるようにはならないのと同じことです。
知識・情報は食材みたいなもの
料理に例えて考えてみましょう。
知識や情報は料理でいうところの食材です。
どんなに高級食材を使ったとしても、料理人の腕が悪ければおいしい料理にはなりません。
その食材の持つポテンシャルを活かしきれないのです。
経験を通してのみ得られる学び
知識というのはインプットだけで習得するものではありません。
経験を通してのみしか得られない学びも多い。
大抵の場合、現場での学びのほうが役に立つものです。
ビジネスは学校の勉強とは違う。
教科書通りにならないことのほうが多いのです。
その答えは実践を通して自分で見つけていかなければならない。
だから、学んでばかりではなくてすぐに実行に移すことが大切です。
知識を知恵に変える
人生を生き抜く上で重要なのは知識よりも知恵。
自分の持つ知識や経験を活かして、自分の頭で考えることを「知恵を使う」と言います。
副業サラリーマンの多くは受け身姿勢。
指示待ち体質が染みついているので、自分の頭で考えることをしません。
さいごに
成長・進化を求める人にとって、分かった気になるのは一番怖いこと。
もし豊富な知識を持っていたとしても、その知識をうまく活用できないのであれば、その知識は無用の長物になってしまいます。
「無知の知」の姿勢を忘れることなく、常に学び続けていきたいものです。