素振り記事とは僕が勝手に考えた造語のことで、野球の「素振り」のようなイメージのブログ記事のことです。
ブログ記事を書くこと自体に重きを置き、内容は二の次の記事に考えるというのが素振り記事の定義です。
なぜそんな記事を書く必要があるのか?
今日はこの「素振り記事」の重要性についてお話していきます。
ライティングがさび付くから
何事もそうですが、やら(使わ)なくなるとどんどんさび付いていきます。
スポーツだとわかりやすいですよね。
基礎練習をずっとやりつづけるのは、その感覚をさび付かせないようにするためです。
英会話も使わなければどんどんさび付いていきます。
もしあなたがピアノ奏者でピアノを全く弾かなくなったら、少しずつ腕は落ちていくでしょう。
つまり、「今の状態を維持するためにやる(書く)必要がある」ということです。
僕は「ライティングの筋力」という表現を使いますが、人間の筋力と同じで使わなければ筋力はどんどん衰えていきます。
ライティングの筋力を衰えさせないためには、「書く」ということを習慣化する必要があるのです。
上達には実践が不可欠
当たり前ですが、上達したければ実践するしかありません。
何も実践しないのに上達するのは不可能です。
つまり、ライティングをしなければライティングの上達は見込めない。
今は動画や音声でも情報発信ができるので、「ブログを書いていない」という人も結構いると思います。
でも、オンラインビジネスをする上でライティングは必須のスキルなわけで、ライティングを一切せずにオンラインで稼ぐことはできないのです。
ライティングがうまくなりたければとにかく書くこと。
素振り記事は書くことが目的なので、内容はなんでもいいんです。
アクセスが無くてもCV率が低くてもかまいません。
成果として何も得られなくてもスキルの上達は見込めます。
「楽だから」という理由でAIに書かせるのもおすすめしません。
それではライティングスキルは身につかないからです。
発信を途切れさせないようにするため
ブログを放置したままにしておくと、既存読者はどんどん離れていきます。
発信の間隔が開きすぎてしまうと、見込み客の熱が冷めるし自分の存在も忘れられてしまう。
気軽に発信できる素振り記事を書くことで、その状態を最小限に抑えることができます。
こんな風に書くと「質の低い記事を書くと読者が離れるのでは?」と思うかもしれませんが、毎回素振り記事を書くわけではありません。
基本は質の高いコンテンツを目指すのが前提。
でも、質にこだわりすぎて何も発信できなくなってしまうことがあるので、そういう時に素振り記事で肩慣らしをするということです。
自然界には『慣性の法則』というものがあります。
カンタンにいうと、一度流れに乗るとその勢いに乗ったままスムーズに進むことができるという法則。
一度止まった情報発信を再開するのはエネルギーがいりますが、毎日のように当たり前にやってる発信を継続するのはそこまで大変ではありません。
何が刺さるかわからない
これは情報発信あるあるですが、自分ではいまいちだと思った発信が思いのほか反応が出ることがたまにあります。
逆に渾身の発信がコケることも。
これは専門家と素人の知識経験の乖離から生まれるものです。
専門家にとっての「当たり前」は、素人にとって目からウロコの情報であることは多々あります。
逆に専門家にとって有益な情報は、素人には難しすぎて理解できないということもあるのです。
つまり、素振り記事に刺さる人がいるかもしれないということです。
自分にとっては取るに足らない内容だったとしても、刺さる人がいるかもしれないのなら、書かないよりは書いたほうがいいと思いませんか?
何も発信しなければ何のリターンも得られません。
習慣作りのため
発信を継続することで習慣を作りやすくなります。
逆に途中で発信を止めてしまった場合、「自分は継続できない人だ」というセルフイメージができてしまいます。
個人的にはこっちのほうがコワい。
「何をやっても中途半端で長続きしない」というセルフイメージは、今後新しいことを始めるにあたって悪影響を及ぼすからです。
仮に習慣化までは言っていなかったとしても、「辞めない人」という自分は作ることができます。
完全にストップしない限り「諦めた人」になることはありません。
無駄を恐れない
情報発信ができない原因の一つに「無駄を恐れる」というものがあります。
「一生懸命書いたのに誰にも見られなかったらイヤだ」とか、「何の反応も出なかったらイヤだ」ということで結局何も発信しない人は少なくありません。
何も発信しないから何の成果も得られないんですけどね...。
情報発信なんで9割近く無駄に終わります。
それが嫌ならオンラインビジネスなんてやらないことです。
そのリスクを恐れずに行動できる人だけが成功を手に入れることができるのです。
無料ブログで肩慣らしをする
もしあなたがブログを運営していないのなら、無料ブログサービスを使うのも手です。
あなたがライティングの練習をするためだけのブログ。
集客やビジネスは度外視で構いません。
内容も自分の興味のあるテーマで良い。
ライティングが目的なわけだから需要とか考えなくても大丈夫です。
もちろんビジネス用のブログは持っておいた方がいいですよ。
さいごに
僕は副業時代にブログを書きまくっていたのですが、その時に身に着けたスキルが大いに役立ちました。
ブログそのものは決して成功したとは言えませんが、のちの電子書籍出版やセールスライティング、メルマガ配信でそのスキルが活きたのです。
ライティングスキルは身に着けておいて損はない。
そして何よりも書くことは楽しいです。
今回の記事も素振り記事です。
仮にこの発信が何の成果を生まなかったとしても、「ブログ書いた」という達成感があるので僕は満足です。