ブログで収益化をしたいのであれば、
戦略的に記事を投稿する必要があります。
思いついたことを片っ端から書くだけのブログでは、
ブログのテーマがブレてしまうし、
Googleからの評価も下がります。
「何について書かれたブログなのか」がわからないからです。
特化ブログがSEOに強いのは、テーマが絞られているため、
この「何について書かれたブログなのか」がわかりやすいからです。
初心者のうちはライティングの基礎体力をつけるため、
とにかく何でもいいので記事を書くことを最優先にします。
ブログ投稿が習慣化しライティングスキルも磨かれてきたら、
ブログテーマと記事の内容の整合性に配慮しながら、
ブログを構築していく必要があります。
このステージに来たら、むやみやたらに記事を投稿することは、
慎まなければなりません。
ネタがないからと思いつきで記事を書くぐらいなら、
何も投稿しないほうがマシです。
特化型ブログに訪れる読者は、
そのテーマについて興味のある人たちです。
ブログの書き手に興味があるわけではありません。
例えば、僕がこのブログの中で趣味の乗馬の話をしても、
読者はそんなこと1ミリも興味がないわけです。
一発屋の芸人が新ネタを披露してがっかりされるのと似ています。
「そのネタがみたいんじゃないだけどな...」
と観客の期待を見事に裏切ります。
一発屋芸人は芸の幅を広げたいと思っています。
それに対して観客はいつものネタを見たいと思っています。
ここに演者(書き手)と観客(読者)の乖離が生まれます。
市場のニーズをまったく理解できていないということです。
日記型ブログ、雑記型ブログでうまくいく人というのは、
書き手にスター性があったりキャラクターが立っている人たちです。
読者はその書き手のことを知りたくてブログを訪れます。
だから、趣味のことを書くだけでも喜ばれるし、
どうでもいいような日常ネタすらも需要があるのです。
芸能人のブログはだいたいこのパターンですね。
特化型ブログで同じようなことをやると間違いなく失敗します。
ブログのテーマがブレる理由
ブログのテーマがブレる理由は、
ターゲットを意識したライティングをしていないからです。
要するにペルソナ設定ができていないということです。
自分のターゲットが何を求めているかを意識すれば、
彼らのニーズから乖離するような記事は投稿しないはずです。
あなたが日記ブログを書いているのであれば、
ペルソナを意識する必要はありません。
しかし、特化ブログを書いているのであれば、
ターゲットを明確化しなければなりません。
同じテーマのブログでも、
初心者向けか上級者向けかで、
記事の内容はまったく違うものになります。
初心者向けの記事は上級者にはカンタンすぎるし、
上級者向けの記事は初心者にはハードルが高すぎます。
つまり、ターゲットを意識して記事を書かないと、
どちらの層にも響かないことになってしまうということです。
ターゲット=見込み客ではない
もしあなたがブログを集客媒体として活用しているのであれば、
絶対に覚えておかないといけないことがあります。
それは「ターゲット≠見込み客」だということです。
ほとんどの人は「ターゲット=見込み客」だと思っています。
言い換えると、ペルソナと同じような人が見込み客だと思っているということです。
もしあなたのライティングスキルやマーケティングスキルが高ければ、
「ペルソナ(ターゲット)=見込み客」になっているはずです。
しかし、大多数の人々はターゲットと見込み客が一致していません。
その状態で商品を販売しても売れるわけありませんよね?
見込み客の正しい見つけ方
多くの人はターゲット(ペルソナ)を設定するときに、
「どんな人を見込み客にしたいか?」を基準に考えます。
例えば、
「お金持ってそうだから社長をターゲットにしよう」
と言った感じです。
そしてペルソナを社長に設定して記事を書くのですが、
実際に集まってくるのは別の属性の人々が大半です。
ちょっと考えてみてください。
もしあなたがビジネス初心者だったとしたら、
社長さんたちはあなたの話を聞きたいと思うでしょうか?
思わないですよね。
つまり、「顧客にしたいと思っている人」を基準にペルソナ設定をしてしまうと、
うまくいかない可能性があるということです。
「誰を顧客にしたいか」を考えるのは、
もっと後のステージになってからです。
では、どうやってペルソナ設定をすればいいのでしょうか?
その方法は非常にシンプルです。
「どんな人が自分の商品を欲しいと思うだろうか?」
という質問を投げかけてみることです。
自分目線で考えるのではなく、
市場目線で考えるということです。
大抵の場合、見込み客というのはあなたの0.5歩後ろにいる人です。
その人たちはあなたの知識やノウハウを欲しいと思っています。
彼らにターゲットに設定すると、
「ターゲット=見込み客」に変わります。
はてなブログはリサーチにも便利
はてなブログには、はてなスターやはてなブックマークの機能があります。
自分の記事にスターやはてブを付けてくれた人を調べれば、
ターゲットと見込み客が合致しているかを確認することができます。
これは無料ブログならではの強みです。
WordPressにはそのような機能がないため、
どんな人が自分のブログを訪れているのかが見えません。
アナリティクスでざっくりとした属性を調べる事はできても、
「読者がどういう人なのか」具体的に確認することができません。
その人が書いているブログを読むことができます。
それによって、その人がどういう人なのか具体的に把握することができます。
しかも、その人のブログを読むことで、
その人が抱える悩みや問題まで知ることができるのです。
見込み客の悩み・問題は市場のニーズです。
ビジネスをやっている人にとってはお宝です。
悩み・問題が特定できれば、
後はその問題を解決できるような内容の記事を書けばいいだけです。
そうすることでその人はあなたのファンになります。
見込み客というのは同じ属性の人たちの集合体なので、
一人の悩みはその他多数の悩みである場合がほとんどです。
自分に最適なペルソナは、ブログの読者の共通点を調べることで、
簡単に見つけることができます。
まとめ
ブログを書く上ではターゲット設定が重要。
しかし、大半の人は「ターゲット≠見込み客」になっている。
「ターゲット=見込み客」にするためには、
市場から逆算してペルソナを設定する必要がある。
「自分の商品を必要としている人は誰か?」
という質問をすることで適切な見込み客を発見することができる。
見込み客を見つけたら、定期的にリサーチすることで、
ターゲットと見込み客が乖離していないかチェックする必要がある。
自分の読者の悩みや問題を見つける事ができる。
その悩みや問題を解決するような記事を書けば、
その他多数の見込み客も喜んでくれる。
ブログを書くときは意識してみてください。