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【SEO対策】コンテンツの最新性と更新頻度は上位表示と関係あるのか?

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「毎日更新すると上位表示されやすくなるのか?」という疑問を持っている人は多いです。

 

言い換えると、「ブログを頻繁に更新すれば上位表示されやすくなるのか?」ということです。

 

また「新しい記事の方が上位表示されやすい」という情報がある一方で、

「新しい記事は上位表示されにくい」という情報もあります。

 

いったいどの情報が正しいのでしょうか?

 

今日の内容は多くの人が気になるGoogleアルゴリズム、「コンテンツの最新性と更新頻度」です。

 

 

 

コンテンツの最新性と更新頻度

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最新性の定義

最新性(Freshness)についての定義に関して、

以下のような記述があります。

 

The term “fresh content” represents content that is dynamic in nature (especially in meaning).

 

 

多くの人が勘違いしているのは、「最新性=新規投稿されたコンテンツ」だと思っているということです。

 

ここで定義されている「最新性」とは、コンテンツの内容が最新であるかどうかということです。

 

例えば、あなたが日本の歴史について新規記事を投稿したとします。

 

時間軸だけで考えると、この記事は最近投稿されたばかりなので、

「最新である」と見なすことができます。

 

しかし、トピック自体はすでに多くの人が同じ内容を発表しているので、

コンテンツとしての最新性はありません。

 

更新頻度の定義

更新頻度に関して以下のような記述があります。

 

Frequency will ensure that your site gets crawled more often (thanks to Caffeine).

 

つまり、たくさん記事を更新するとそれだけクロールされる頻度が上がるということです。

 

半年に1度しか更新がないサイトを毎日クロールしても時間の無駄ですよね。

 

逆に1日に10記事投稿しているサイトはたくさんクロールされます。

Googleとしては、できる限り早くインデックスする必要があるからです。

 

そうしなければ、ユーザーからその情報を求められたときに、

検索エンジンが迅速に情報を提供することができませんからね。

 

 めったに更新されないコンテンツはランキングが下がる?

「めったに更新されないコンテンツは検索順位が下がる」という情報がありますが、

これは必ずしも正しいとは言えません。

 

僕が学ばせてもらっているBrian Deanのウェブサイト「Backlinko」は、ほとんど更新がありません(彼はゾンビページ排除推進派なので無駄なコンテンツは投稿しない主義です)。

 

にもかかわらず数多くのページが1ページ目にランクインしています。

 

またAdrian Cojocarjuがルーマニア語で書いているブログは、

半年以上更新していないにもかかわらず10ページ中9ページが10位以内にランクインしています。

 

カフェインアップデート(2009)

最新性や更新頻度に関連するGoogleのアップデートの一つに、

2009年に施行されたカフェインアップデート(Cafein update)があります。

 

このアップデートは最新性に関するアップデートとして認知されています。

その理由は2009年にGoogleが初めて「Fresher result」という用語を使ったからです。

 

しかし、カフェインアップデートはインデックスのためのアップデートであって、

ランキングとはまったく関係がありません。

 

The Google caffeine update has nothing to do with rankings. It’s main focus is indexing. Rankings and indexing are two very different things.

 

上位表示に関係しているのはその他もろもろのアルゴリズムです。

 

この段階では最新性はそこまで重要視されておらず、

2011年のアップデートにより見直されることとなりました。

 

QDF(Query Deserve Freshness)

最新性がランキングに有利に働くアルゴリズムがあります。

それがQDF(Query Deserve Freshness)です。

 

このQDFに関してMatt Cuttsが言及している動画があります。

 

特定の分野では、「最新性」が上位表示に大きなインパクトを与えることがあります。

 

ニュースやイベントに関する情報は何よりも最新情報が重要ですよね。

したがってこれらの分野では、より新しいコンテンツのほうが上位表示に有利になります。

 

トレンドブログを運営している人には耳よりな情報ですね。

 

ニュースやイベントだけではありませんが、

頻繁にアップデートが入るような情報については、

最新性が強く求められます。

 

そういうコンテンツを投稿している人は、

できる限り情報アップデートするようにしましょう。

 

そういうコンテンツと言われてもいまいちわかりづらいと思うので、

具体例を挙げたいと思います。

 

例えばスマホに関する情報などがこういったコンテンツに該当します。

 

iPhone」というキーワードで検索して、

5年以上前のiPhoneの情報が検索上位に出てきたら怒りますよね?

 

こういった分野では最新の情報が求められます。

 

最新コンテンツはSEOに影響があるのか?

この質問に関してGoogleのJohn Muellerは、公式ツイッターで「No」と一言でバッサリ否定しています。

 

ただ、上記QDFのような一部例外を除きます。

 

ちなみにこの質問がJohnに投げかけられる前に、Johnは以下のようなツイートをしています。

 

As a user, recognizing that old content is just being relabeled as new completely kills any authority that I thought the author / site had. Good content is not lazy content. SEO hacks don’t make a site great. Give your content and users the respect they deserve.”

 

簡単に言うと、

 

「古いコンテンツを新規投稿に見せかけて投稿しなおしたことをユーザーに気づかれると、サイトや著者の信頼性や権威性を失うことになるよ」

 

ということです。

 

要するに「ズルすんじゃねー」ということがいいたいわけです。

 

 この手法は上位表示には何の役にも立たないとも言っています。

 

 

 

古いコンテンツを更新するとSEOに効果がある?

「古いコンテンツの情報をアップデートするとSEO効果がある」といわれています。

 

これは半分正解で半分間違いです。

 

ちなみに、ただ投稿日時を変えるだけのアップデートは何の意味もなく、

むしろスパム行為とみなされて逆効果になる可能性があります。

 

古いコンテンツをアップデートするとSEO効果があるのは、

最新性が考慮されるからではありません。

 

Google now tells us that one of the freshness factors — the way they determine if content is fresh or not — is the time when they first crawled a page. So if you publish a page, and then change that page, it doesn’t suddenly become “fresh.”

 

この文章で言及されているように、最新性の判断基準は投稿日時ではなく、

そのページがはじめてクロールされた日を基準にしています。

 

つまり、古い記事を何度アップデートしても「最新コンテンツ」とはみなされないということです。

 

古いコンテンツをアップデートするとSEO効果があるのは、

単純にコンテンツの質や関連性が向上したからです。

 

 ただし、投稿されてからまったくアップデートされていない記事と、

何度もアップデートされている記事は、まったく別物としてGoogleに評価されます

 

ZyppyのオーナーCyrus Shepardは次のように述べています。

 

The age of a web page or domain isn’t the only freshness factor. Search engines can score regularly updated content for freshness differently from content that doesn’t change. In this case, the amount of change on your web page plays a role.

 

 重要なのは投稿日時ではなくページ年齢です。

ページ年齢とは、そのページが初めてクロールされた日を指します。

 

まったく同じページ年齢の2つのページがあったとして、

片方は投稿以来いっさいアップデートされていないのと、

もう片方は定期的にアップデートがされていた場合、

後者の方がGoogleに評価されランキングが上がります。

 

小さい変更で構わないので何度もコンテンツをアップデートするようにしましょう。

 

更新頻度はランキングに有利?

先ほどお伝えした通り、QDFなど一部例外を除き「最新性」が上位表示に有利に働くことはありません。

 

新規コンテンツは被リンクなどもないため、

古いコンテンツよりも評価が低いのが一般的です。

 

更新頻度はランキングに対して優位にはたらくことはありませんが、

アクセス数の点においてはメリットがあります。

 

このことはブログ開設初期に同じことを僕も言っていました。

 

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更新頻度が多ければ、それだけキーワードで拾われる確率が上がります。

 

この場合のキーワードとは、自分が意図したキーワードとは限りません。

まったく意図していないキーワードで検索流入することもあります。

 

たくさんコンテンツがあるということは、それだけたくさんの文章があるということです。

 

文章が多いということは、それに比例してキーワードも多いということです。

 

記事数が10でキーワードが100しかないブログと、

記事数が100でキーワードが1000あるブログなら、

後者のほうがキーワードで拾われる確率は高いと言えるでしょう。

 

アクセスとは検索エンジンからだけではありません。

ブログサービス(はてなブログ)やSNSなどからもアクセスは発生します。

 

ブログサービスやSNSSEO対策はまったく関係ありません。

 

記事が更新されれば通知されるようになっているので、

更新頻度が高ければ高いほどアクセスが増えることになります。

 

まとめ

今日の記事では多くの人が気になる「最新性」と「更新頻度」について解説しました。

 

  • 最新性はQDFなど一部条件下において上位表示に有利に働きます。
  • 更新頻度はアクセス増につながり、まったく更新されないページよりも評価されます。

 

要するにたくさん記事を更新して、定期的にアップデートを繰り返すのが良いということです。

 

よほどクオリティの高いコンテンツを一発で作れる人は別ですが、

そうでない人は「質より数で勝負」するブロガー弱者の戦略をとるのがいいでしょう。

特に初期の頃は。

 

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