あなたのブログはきちんと整理整頓されていますか?
もしそうでないなら、それが原因でアクセスを大量に失っているかもしれませんよ。
サイト構造と聞くとすごく難しい印象を受けますが、
やるべきことはそれほど複雑ではありません。
アフィリサイトなどを運営する場合は、
あらかじめサイト構造を設計したうえでサイトを作りますが、
積み上げ型のブログは事前のサイト設計が難しいです。
なぜなら、自分が辞めない限り永遠に記事を更新し続けるからです。
完成形がないので、ブログを始める前から構成を考えるのは現実的ではありません。
とはいえ、サイト構造を無視したブログ運営は検索エンジンからのアクセスを大きく損ねる恐れがあります。
非常にもったいないですね。
この記事では、サイト構造の概要と
初心者でもカンタンにできるSEO対策についてお話ししていきます。
以前にサイト構成の階層化のやり方について解説していますので、
こちらの記事も重ねてご覧ください。
サイト構造の最適化とSEO対策を徹底解剖【めちゃ重要】
参考サイト
参考サイトはこちらです。
非常に有名なYoastの公式ウェブサイトです。
サイト構造とは?
サイト構造とはその名の通りサイトの構造のことです。
ブログの投稿が増えるにつれ、ブログ全体が散らかってきます。
きちんと整理整頓しないと、どこに何の記事があるのかわかりませんね。
サイト構造を整えることにより、Googleのクローラーが各ページを巡回しやすくなるだけでなく、ユーザーの利便性も改善されます。
ショッピングサイトを訪問したときに、
商品ページがカテゴリ分けされていなかったら使いにくいですよね?
なぜサイト構造がSEO対策に重要なのか?
①Googleのクローラーがページを巡回しやすくなるから
リンクを辿ってしかページを巡回することができません。
そのため、カテゴリ分けされていないサイトや、
ページ間のリンクが一切ないサイトは、
クローラーが適切に巡回することができなくなります。
場合によっては、クローラーが一切やってこないページも出てきてしまいます。
上位表示されるということは、それだけたくさんクローラーが巡回しているということになるので、サイト構造を整えるということは非常に重要です。
②記事同士で競合することがなくなるから
もしあなたのブログが一切整理整頓されていなかったら、
どの記事が重要で、どの記事が重要でないか判断することが難しいです。
散らかったデスクを想像してみてください。
経理に関する書類もあれば、報告書や顧客リストなどがバラバラに置かれています。
これでは探している書類を見つけるのも大変だし、
どの書類が重要なのが一目で判断することができませんよね。
それぞれの要件ごとに書類を整理(カテゴリ分け)し、
最も重要な書類をそれぞれの一番上に置くことで、
書類探しを合理化できます。
ブログでも同じトピックについて複数記事を投稿することがあります。
(重複記事のことではありません)
例えば英語について記事を書くなら、
リスニングやスピーキング、ライティングにリーディングといった感じで、
「英語」というトピックを細分化して記事を書きますよね?
その場合サイト構造が最適化されていないと、
それぞれの記事が競合しあう形となり、Googleはどの記事が一番重要なのか判断することができません。
これらの項目をカテゴリわけしその中に記事を投入することで、
それぞれの項目の重要度を、投入記事や内部リンクの数などで判断することができるようになります。
ユーザーエクスペリエンスが向上する
自分がユーザーの立場になったとき、
使いにくいサイトはすぐに離脱しますよね?
「自分の探している情報がどこにあるのかわからない」
これは、ユーザーにとって非常にストレスが溜まります。
ほとんどの大手サイトは、グローバルメニュー(ナビゲーションバー)が設置されていますよね?
そうすることにより、ユーザーの使用頻度の高いページにスムーズにアクセスすることができるようになります。
その他にもサイドバーやフッターなどを上手に使い分けることで、
ユーザーの利便性が向上します。
ユーザーエクスペリエンス(UX)の評価が高いサイトは、
検索エンジンでも上位表示されやすくなります。
サイト構造のためのSEO対策3ステップ
①古い記事を削除する
当たり前ですが、ページ数が少ない方がユーザーもクローラーもコンテンツを見つけやすくなります。
特にEコマース系のサイトを運営している人は、
販売終了したページなどは削除するのが良いです。
ブログに関しても、古い記事を消しても差し支えないのであれば、
アクセスの少ない記事などは消した方が得策です。
この記事でも「ゾンビページは削除すべし」という旨を解説しています。
ただ、削除したいページにリンクがたくさん貼られている場合、
リダイレクト処理をしないとSEO効果を失うことになりますので注意が必要です。
②カテゴリごとの評価付けとバランス調整
Aカテゴリに100記事あるのに、Bカテゴリには10記事しかない。
こういうブログをたまに見かけます。
「AカテゴリはBカテゴリよりも重要である」ことが、
このサイト構造から読み取ることができます。
それはいいのですが、
このブログのサイト構造はどう考えてもアンバランスです。
カテゴリごとの記事数のバランスが取れているのが、
もっとも理想的なサイト構造です。
記事が多ければ多いほど、クローラーも記事を見つけづらくなります。
この場合だと、Aカテゴリをさらに2つか3つのカテゴリにわけるのが適切です。
(子カテゴリにする必要はありません)
あくまでも目安ですが、あるカテゴリが別のカテゴリよりも2倍以上のサイズの場合は、アンバランスなサイト構造であると判断できます。
内部リンクを最適化する
内部リンクの最適化については、こちらの記事で解説しています。
内部リンクが集中しているページは、
「重要なページである」とクローラーに判断されます。
上位表示を狙いたい記事があるならば、
内部リンクを集中させるようにしましょう。
ただし、関連性の低い記事同士を内部リンクでつないでも効果は薄いです。
まとめ
サイト構造はこだわればこだわるほど複雑になるので、
最低限のことだけ対策しておくのがよいでしょう。
もしあなたのブログが整理整頓されていないのであれば、
今日ご紹介した内容だけでも早急に対応することをおすすめします。
あなたの書いた記事を必要としている人に届けるためにも、
サイト構造を最適化しSEO対策をしておきましょう。