※いつもは敬語調で記事を書いていますが、今日の記事は敬語調だと表現しにくいため敬語は使っておりません。あらかじめご了承ください。
僕はブログ用のTwitterアカウントを持っている。
ブログの記事を更新するたびにTwitterでシェアするようにしているのだが、
はてなブログでは、新規記事更新後の「Twitterシェア機能」を使うと、自動的に「#はてなブログ」というハッシュタグが付くようになっている。
そのため、「はてなブログ」というワードで検索をして見つけた僕を、ブログ初心者と勘違いしている連中がいるようで、定期的に怪しいアカウントからフォローされる。
フォローするだけで何のアクションも起こさないアカウントもあるが、
フォローするなりDMを送ってくる人もいる。
はてなブログを利用している人たちは、おそらく同じような経験を頻繁にしているのではないかと思う。
大抵は「お金稼ぎやブログに興味があるのですか?」といった類のDMである。
ブログ初心者に伝えておきたいのだが、これらの勧誘はほぼ100%詐欺もしくはオプトインアフィリへの勧誘だから相手にしないことをおすすめする。
あなたの身を守るためにも、こちらの記事を合わせて読むことをおすすめします。
- 詐欺師に騙されるTwitterの初心者ブロガー
- お粗末すぎるDM勧誘
- やたらと「いいね」してくる怪しいアカウントたち(たぶん詐欺)
- 詐欺師のカモにされる初心者ブロガー
- 詐欺アカウントの不可解な点
- 「100万円配ります」を本気で信じるTwitter民
- まとめ
詐欺師に騙されるTwitterの初心者ブロガー
Twitterは他のSNSと比べ、圧倒的に詐欺師が多く生息するプラットフォームである。
冒頭の記事でも書いたが、「1億円を配布します」みたいなツイートに真面目にリプライしている人もたくさんいる。
もし本気で現金がもらえると思っているならば、かなりの重症だから早く病院に行った方がいい。
その「楽して稼ぎたい思考」こそが、詐欺師の絶好のターゲットになることに早く気付くべきである。
その人物が見ず知らずの人のためにわざわざ銀行まで赴いて、1件1件振込手続きをするとでも思っているのだろうか。
お粗末すぎるDM勧誘
過去のDMをチェックしてみると、実にお粗末なDMに閉口せずにはいられない。
別々の人物からDMが来ているのだが、文面がほぼ100%一致しているのだ。
このような感じの文章である。
「フォローして頂きありがとうございます。ご挨拶としてDMさせていただきました。
現在24歳でフリーランスとして活動している○○と申します。(中略)僕と同じようにすでにビジネスをやっていたり、興味があったりされるんですか?」
それぞれ別人物からのDMなのだが、中略も含め赤字で表記した部分以外は文章が一文字違わず一致している。
おそらく複数のアカウントを同時に管理しているため、誰にDMを送ったのかすらも把握しきれていないのだろう。
ちなみに3名~4名からこの文面のDMが届いたのだが、今現在Twitterアカウントが存在しているのは1名だけである。
やたらと「いいね」してくる怪しいアカウントたち(たぶん詐欺)
僕はブログを更新するたびにツイッターでシェアしているのだが、だいたい1~4程度のいいねがつく。
「いいね」をつける人物にはある共通点がある。
- あからさまなビジネス勧誘目的のアカウント
- フォロワーではない
不可解なのは2つ目の「フォロワーではない」というところだ。
フォロワーではないのに、ブログを更新するたびに「いいね」がつく。
しかもその人数は1人や2人ではない。
普通に考えて、それだけ「いいね」をつけるのであればフォロワーになるはずである。
にもかかわらずフォロー外から「いいね」し続けるのは、
自身のフォロー数を増やしたくないからだろう。
フォロワーがたくさんいて、フォロー数が少ないと権威性が出る(ように思える)。
だからできる限りフォロー数は増やしたくないのだと思われる。
一定期間同じ人物から「いいね」が付き、しばらくたった後その人物から音沙汰がなくなったかと思えば、別の「フォロワーではないあからさまな(詐欺)ビジネスアカウント」からいいねが付くということが繰り返し起こっている。
ちなみに彼らは僕のブログ投稿はまったく読んでいない。
全く読んでいないのに、フォロワー外から毎回「いいね」をつけてくるのだ。
なぜまったく読んでいないかわかるかって?
自慢じゃないが僕のTwitterのブログ更新通知は誰も読んでいないからだ。
ツイッターは投稿ごとのインプレッションを確認することができる。
そこにはエンゲージメント数も表示されるのだが、
ブログ更新をシェアした場合、もし誰かが読んだのであれば「リンクのクリック」という項目が表示される。
しかし、「いいね」のついたツイートのインプレッションを確認すると、
「いいねの数」は表示されるのだが、「リンクのクリック」という項目は表示されていないのだ。
詐欺師よ、お前たちが僕のブログも読まずに「いいね」を押していることぐらいまるっとお見通しだぞ。
最初は彼らの不可解な行動の意図が分からなかった。
これは僕の推測だが、定期的に僕のツイートに「いいね」を押すことで自分に興味を示させ、僕が彼らをフォローするなりアプローチをかけてくるつもりなのだろう。
詐欺師のカモにされる初心者ブロガー
初心者ブロガーは「早く稼ぎたい」という意識が強いためか、こんなミエミエの詐欺にも引っかかってしまうようだ。
この記事を書くことにしたのも、彼らのことを「1名でも多く救済したい」という思いがあったからだ。
怪しいアカウントのタイムラインを見ると、「ブログのアドバイスありがとうございました」といった書き込みをよく見かける。
なぜブログ初心者は、あんなあからさまな詐欺アカウントに騙されてしまうのか?
その理由は、彼らが表面的な数値で他人を信用してしまうからである。
表面的な数値とは「フォロワー数」と「実績」である。
フォロワー数が多いアカウントは権威性があるように見える(僕はまったくそう思わないが)。
表面的な数値だけ見た場合、「その人物は信頼できる人である」と錯覚しても無理はない。
詐欺アカウントに共通しているのが自分の実績を公開している点だ。
もちろん信用してもらわないといけないのだから、実績を公開するのは当たり前であることぐらい理解できる。
実績とは主に「収益」もしくは「PV数」のことを指す。
詐欺アカウントの不可解な点
①ブログを公開していない
この手の詐欺アカウントには不可解な点がある。
実績は公開しているのに自分のブログは公開していないのだ。
Twitterではプロフィール欄に1つだけURLを貼ることができる。
多くの人は自分のブログのURLを貼っているのだが、詐欺アカウントに限ってブログのURLを貼っている人物は皆無なのである。
「月収100万円稼ぎました」というのであれば、そのブログを公開すれば簡単に信用してもらえるのに、である。
にもかかわらず、自分のブログは一切公開しないわりに実績ばかり公開している。
「○○円稼ぎました」とか「PV数○○突破しました」と言って、証拠画像を張り付けたツイートを見かけるが、あの手の画像はネット上にいくらでも転がっている。
他人の実績の具体的な数値など記憶している人物などいないのだから、
ネット上で見つけた適当な証拠画像を自分のものとして発表してもバレる心配はない。
僕なら「証拠画像よりも実際のブログを見せろ」と言う。
ブログを見れば本当に稼いでいるかどうかがわかるからだ。
もしノウハウを盗まれたくないから見せたくないという理由なのであれば、
そんな出し惜しみをするような人間から教えを乞うべきではない。
僕は海外の一流SEOスペシャリストから教えを受けているので、
どこの馬の骨かもわからない人物にアドバイスをもらいたいなどとは全く思わない。
ちなみに先日DMを送ってきた人物は、「私は月収100万円をアフィリエイトで稼ぎましたが、新しいビジネスに取り組むためにサイトを閉鎖してコミュニティを始めました」と言っていた。
それだけ稼いでいるアフィリサイトであれば、放置しておいてもそれなりに収益が発生する。
メンテナンスも一切必要ないのだから、サイトを閉鎖する意味がわからない。
おそらく「サイトを見せろ」と言われたときの予防線を張っているのだと思われる。
僕のようなタイプの人間は、「月収100万円稼ぎました」という発言には全くなびかない。むしろうんざりする。
その辺の見極めができていないのも残念としか言いようがない。
もしブログを公開しているのであれば、Ubersuggestの拡張機能を使って調べてみるといい。
「月間○○万OVブロガー」が本当かどうかわかるはずだ。
②「月収○○円稼ぎました」というアピール
サラリーマンをやっていると気づきにくいのだが、
実はこの「月収○○円稼ぎました」という発言は、経営者からすると違和感がある。
なぜなら経営者は月収ベースで収益を見ないからだ。
どれだけ月収がよかったとしても、トータル年収でマイナスだったらそのビジネスは失敗していると断言できる。
だから月収ベースで考えている経営者などいないのだ。
年収1億円の経営者は毎月833万円をもらっているわけではない。
5000万円の月もあれば500万円の月もある。
だから、月収○○円という発言は経営者からすると不自然なのである。
月収ベースで考えるのはサラリーマン思考を持っている人物である可能性が高い。
もし詐欺アカウントが本当に月収100万円を稼いでいるのであれば、
「年収1200万円稼いでいます」と言えばいいだけである。
そもそも「月収100万円」ということ自体嘘である可能性が高いが、
もし百歩譲って本当だったとしても、年収ベースで見ると大したことないのが月収をアピールしている理由であろう。
ちなみにはっきりとした数値は覚えていないが、
日本は個人の収入が1000万円を越えると、半分は税金で持っていかれることになる。
だから、稼げるようになった人たちは税金対策で起業(個人事業主)するのが普通だ。
個人でビジネスを継続するメリットはないからである。
「私は月収100万円(もしくはそれ以上)です」
と言っている人間で法人登記していない人は、まず詐欺師だと思っていいだろう。
ちなみに「たった○○記事で月収○○万円を達成!」というツイッターアカウントがあったので、試しにUbersuggestで見てみたら、月間オーガニックアクセスが1だった(笑)。
③そもそもTwitterで営業してくること自体おかしい
彼らはなぜ十分なお金を稼いでいるにもかかわらず、わざわざ見ず知らずの他人にビジネスを教えようとするのだろう。
「自分の成功体験を他の人にも味わってほしい」
確かにもっともらしい理由である。
ではなぜTwitterで勧誘する必要があるのだろうか?
仮に僕がそれだけ稼いでいて、自分の知識やスキルを他の人に伝えていきたいと思うのであれば、「Twitterで個別にDMを送る」という効率の悪い方法は選ばない。
Twitterで個別にDMを送るのは飛び込み営業と変わらない。
見込み客でもない人物にアピールするという極めて非効率的なセールス方法である。
ネットビジネスでは、自動で集客できる仕組みを作るのが王道である。
ブログやYoutubeで集客してランディングページに誘導し、そこからDRMでセールスするというのが一般的な流れだ。
もしくはインフォトップなどの媒体で商材を販売して、不労所得を獲得できる仕組みを作る。
それだけ稼いでいるのであれば、広告を出して簡単に集客することもできるはずだ。
状況によってはプロダクトローンチもできるかもしれない。
普通は自分からセールスを仕掛けるのではなく、見込み客が勝手に集まってくるような仕組みを作るものだ。
見込み客でない人間にどれだけアプローチしても、時間と労力の無駄だからだ。
僕の認める成功者でTwitterを主戦場にしている人はいないし、
自分から「ビジネス教えます」などと無様なセールスを仕掛けてくる人間もいない。
冒頭の関連記事でも言及しているが、百歩譲ってDMでセールスをするとしても、いきなり勧誘メッセージを送るのではなく、ある程度信頼関係を構築してからセールスするのが普通だ。
出会っていきなり、「いいビジネスがあるんですが」などという人物を信用する人などいないからだ。
そんな基本的なこともわからない人間からビジネスを教わりたいとは1ミリも思わない。
「100万円配ります」を本気で信じるTwitter民
Twitter民は他の媒体と比較してもリテラシーが低い。
「100万円配ります」というツイートに本気で返信している人がめちゃくちゃ多いことからもよくわかる。
本気でお金をもらえると信じているということだ。
よく考えてみてほしいのだが、その人物はわざわざ相手の振込先を聞いて1人1人にわざわざお金を支払うようなことをするだろうか?
そこまで手間をかけてでもお金を配るメリットは?
お金が余って困るなら寄付でも募金でもすればいいだけのこと。
Twitter民に配るなんて面倒なことしなくてもいいのだ。
Twitterに詐欺師が多いのも、こういうカンタンに騙される情報弱者が多いことが原因だろう。
まとめ
今日のテーマについて音声でも解説しています。
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動画はこちら。
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その人物が詐欺かどうかは、普段どのような発信をしているかを見て判断するといい。
フォロワー数や収益、PV数などの表面的な実績だけで判断するから、
詐欺師のカモにされてしまうのだ。
発信内容について補足しておくと、「いいことを言っている人物=信用できる人物」ではない。
ただ耳障りがいいだけの薄っぺらい発言をしている人物は注意が必要だ。
成功者の発信内容はもっと本質的である。
近い将来、詐欺師の餌食になるブログ初心者がいなくなることを願ってやまない。
ツイッター以外にもこんな詐欺があるので気を付けよう
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