今日はSEO対策に関する項目のうちURLに特化した記事を書いていきたいと思います。
URLとは、ブログをやっていない人でも知っているぐらいメジャーな用語です。
簡単に言うとウェブサイトのアドレス(住所)のことです。
例えばこのブログのURLはhttps://www.specializedblog.comです。
はてなブログでも記事を投稿するときに、「カスタムURL」を設定することができますね。
特に指定しなければデフォルトの設定は、ディレクトリの部分が201909211424のような形で表示されます。
このフォーマットは西暦/日付/投稿時刻になっているようです。
しかし、このデフォルトのまま記事を投稿しているのであれば、それは非常にもったいないことをしていることになります。
URLに関する用語の解説
URLとはサイトのアドレスであると説明しましたが、このURLはいくつかの要素から構成されており、それぞれに以下のような名称があります。
- https:// プロトコル
- www. サブドメイン
- specializedblog ドメイン
- .com TLD(トップレベルドメイン)
- .com以下の部分 ディレクトリ(フォルダー) おもにカテゴリのことを指す
- ディレクトリ以下の部分 ページ名 この記事ならurl_seo
URLはSEOに効果があるの?
Googleのアルゴリズムについては以前こちらの記事で解説しています。
こちらの記事にも言及があるように、若干ではありますがURLは上位表示のためのSEOに有効であるということが言われています。
参考サイト
MozのサイトがURL構造について詳しく解説してくれているので、
参考までにリンクを貼っておきます。
URLを最適化するメリット
URLを最適化するメリットは以下の3つです。
URLの最適化とSEO対策
ここから先は、URLをどのように最適化すればSEOに効果があるのかについて解説します。
①URLにキーワードを含める
ドメインについては初期設定、もしくは独自ドメイン取得時に設定してしまうと変更できないので今更遅いですが、キーワードを含めるとSEOに効果があると言われています。
例えば、ドッグフードに関するウェブサイトを作るのであれば、dogfood.comのようなドメインのほうがそのサイトが何について書かれているのか認識されやすくなるので、上位表示に有利になります。
ドメインに関しては後から変更はできませんが、記事ごとのディレクトリ名は投稿するときに決めることができます。
その部分に狙っているキーワードを入れるだけでも、効果は十分にあります。
なぜ、キーワードを入れるのが良いかというと、検索エンジンがあなたのページを訪れたとき、そのサイト(もしくはページ)が何について書かれているか把握しやすくなるためです。
Googleは検索ワードからユーザーのニーズを読み取り、関連性の高い記事を上位表示します。
URLにキーワードが含まれているということは、そのキーワードに関連した記事が書かれているというサインでもあります。
言い換えると、「(○○という)キーワードに関連した記事を書いていますよ」とクローラーにお知らせすることができるということです。
ただし、単純にキーワードを含んでいればいいというわけではなく、
タイトルに含まれているキーワードと一致していないと効果は薄いと言われています。
例えば、この記事はタイトルにSEOやURLというキーワードが含まれていて、
URLにも同様のワードを入れています。
ひとつ注意が必要なのが、キーワードを入れると言っても英語で入れる必要があるということです。
たまに日本語の単語をローマ字読みしただけのURLにしている人を見かけますが、
Googleは日本語を英語に置き換えて読み取るため、ローマ字表記だと正しく認識されない可能性があります。
例えばURL最適化について記事を書くとき、ページのURLをurl-saitekikaと設定してもGoogleにはうまく伝わりません。
この場合だとurl-optimizationと表記する必要があります。
②URLは短いほうがいい
昔のSEOではできる限りたくさんのキーワードを含んでいるのが良しとされていたので、長めのURLが良かったとされていた時代もあります。
しかし、現在ではどのSEO情報サイトでも「URLは長めより短めがいい」と言われています。
長めのURLはスパム判定をされる恐れがあるのと、ページ内容を読み取るのが複雑になるのがその要因といわれています。
このページのURLの末尾はurl_seoですが、これをhow-to-optimize-url-structureのような形で表記するのは好ましくないということです。
そしてユーザーの利便性の面でも、URLが長いサイトはSNSなどでシェアしづらいというデータが出ています。
上位表示のためだけではなく、ユーザーがシェアしやすくするためにもURLは短めにしましょう。
③URLにキーワードが含まれているほうがクリック率が上がる
クリック率はアルゴリズムの指標の中でも重要度が高まりつつあります。
URLにキーワードを含めることによって、クリックされやすくなると言われています。
こちらが「SEO、URL」で検索した場合の検索結果です。
ご覧の通りURL内に含まれているキーワードが太字になっています。
URLが太字表記になると目立つので、クリックされやすくなります。
➃日本語URLは文字化けするので避けたほうがよい
ブログの設定によってはURLが日本語で表示されるものがあります。
日本語のURLを利用しても問題はありません。
ただ、実際にはURLが文字化けして冗長になってしまうため、②の観点から考えても好ましくないと思われます。
日本語のURLをコピペすると、
のような感じで表示されます。
これではGoogleも何のページなのか判断できませんし、ユーザーもシェアしたいと思わないでしょう。
⑤サブドメインを使うときは注意
サブドメインとはwww.の部分です。
サブドメインありとなしのURLは別サイトとして認識されるため、サイトオーソリティが分散されてしまいます。
サブドメインを利用するときは、同一サイトとして認識してもらうように設定する必要があります。
⑥文字を区切るときはハイフンかアンダースコアを使う
上記Mozのサイトでは、アンダースコア(_)は区切りとして認識されないのでハイフンを使う必要があると記載がありますが、その後別のページでアンダースコアでも問題ないと言っています。
URLを複数の単語で作成するときはseourlとひとつながりにするのではなく、
⑦URLは小文字で表記する
大文字で表記しても問題ありませんが、Seo_urlとseo_urlは別ページとして認識されるため、重複コンテンツとして見なされる可能性があります。
よほどの理由がない限りは、URLは小文字表記にしておけばよいでしょう。
⑧キーワード<URLの短さ
URLにおけるキーワードの重要性は徐々に薄れつつあります。
今はむしろキーワードの配置場所やURLの短さのほうが重視される傾向があります。
一つのURLに同じキーワードを複数入れると、スパム判定される可能性があります。
まとめ
URLの最適化だけでもこれだけたくさんの対策があります。
デフォルト設定のまま記事を投稿するのは非常にもったいないので、
今日ご紹介したことを意識しながらURLを設定してみてください。