ビジネスとは直接関係ないですが、今日はどうしても紹介したい本があるので紹介させてください。
僕の高校時代からの憧れで尊敬している雨宮塔子さんの新刊(2024年9月)です。
塔子さんと言えば、元TBSアナウンサーで現在はパリに在住(25年!)されてることでも有名ですよね。
僕はご存じの通りあまのじゃくで他人の影響を受けることはほぼないですが、彼女に影響を受け関西大学文学部フランス語学科に進学し、パリ短期留学(2020)をきっかけに海外移住に興味を持ちました。
その後、ベトナム、シンガポールを経て現在のカナダ移住へといたります。
本当はフランスが第一希望だったんですが、ビザが厳しすぎて断念したんですよね...。
家づくりに関する書籍なのですが、自宅で働く我々にとっていろいろと参考になることが多いです。
ワークスペースをきちんと整えることは、仕事のパフォーマンスを大きく左右しますからね。
上の子が来年Elementary School(小学校)を卒業するので、それを機に引っ越しを予定してるのでその参考にさせてもらいます。
フランスの家屋がどんな感じなのか見れるので、そういう観点からも楽しめますよ。
結構カナダと違うので興味深かったです。
ビジネス的観点からになりますが、この書籍から得た学びなどをシェアしたいと思います。
妥協しまくりだった家+家具選び
まず僕がこの本を読んで思ったのは、今までの自分の家探しや家具選びは妥協しまくってたということ。
長く住むわけだし、1日の大半を自宅で過ごすことになるわけだから、そこは妥協すべきでなかったかなと。
仕事部屋の家具もほぼIKEA(カナダではアイケアと読む)だし、こだわりなんか皆無に近い状態でした。
できるビジネスマンは道具にもこだわると言いますよね。手帳とかペンとか。
良い道具を使えば気分もよくなる。
それが仕事のパフォーマンスアップにつながるわけです。
お気に入りの家具が部屋にあったら、それだけで仕事するのが楽しくなりませんか?
仕事部屋を整えるのは自宅で働く人間にとって当たり前のことなのです。
ちなみに別書籍(パリに住むこと・生きること)で書かれてますが、塔子さんは家探しも妥協しない方です。
僕も今までは家賃しか見てなかったですが、生活の質が向上すると考えるならば家賃が多少高くてもそれは投資になります。
投資思考を持つことは大事というのは、過去にお伝えしたことがあると思います。
この書籍の序盤のほうに「できる限り妥協しない」という言葉が出てきますが、いきなりグサッと刺さったのを覚えています。
この言葉、心に刻んでおきます....。
万物はエネルギー
すべてのものは素粒子からできています。
人間もそうだし机やパソコンも全部そうです。
素粒子が振動しあって物質を形成しているのです。
つまり、すべてのものはエネルギーを発しているということ。
引き寄せの法則的に言えば「波動」です。
質の低いものに囲まれるということは、波動の低いものに囲まれるということ。
つまり自分もそのエネルギーを浴びることになってしまうのです。
安価で何の思い入れもないようなものばかりに囲まれていると、自然とそういう状態になってしまいます。
上質なものに触れる
上質なものに触れるということは高い周波数のエネルギーを浴びるということ。
高級なものに囲まれてると自然とセルフイメージも上がりますよね?
そういう部屋にいたら自然と整理整頓や掃除もするようになるはず。
散らかしたり汚したりしたくないですからね。
逆に雑多な感じの部屋であれば、多少散らかっていたり汚れていたりしてもそこまで気にならないもの。
すべて高価なものである必要はありません。
安価でも質の高いものはあります。
重要なのは「安いから」という安易な理由で決めないこと。
ちなみにこの書籍ではなく、とあるオンラインツアーで塔子さんが紹介されてたMUUTOはバンクーバーにもあるのですが、価格を見たら目ん玉飛び出そうになりました。
好きなものに囲まれ楽しむ
好きなものに囲まれるということは自分を大切にすることでもあります。
「安いから」という理由だけで決めることは、自分よりもお金が大事だと言っているようなもの。
お金は自分を喜ばせるために使うべきであって、お金の奴隷になってはいけないのです。
誰か忘れましたが、「なぜ日本人は来客に高級な食器を出すのに、普段自分たちは質素なものを使うのか?」と言っている人がいました。
せっかくいいものを持ってるなら、自分たちを喜ばせるために日常的に使うべき。
つまり、そういうことが言いたいわけです。
好きなもの、上質なものを自分で楽しむことで日々の小さな幸せが増えます。
こだわりを持つことは、そんな日々の喜びを増やすことだと思うのです。
高価な家具は難しくても、食器ぐらいならお高いものでも買えるはず。
それだけでも生活の質は向上します。
この書籍でも食器を紹介してくれてるので参考にしようと思います。
センスがなさすぎる自分
僕はこの手のことにセンスがまったくないので、お手本があったほうがありがたい。
そういう点においてもこの書籍は非常に役に立ちます。
テキトーにインテリアをしても、統一性のない部屋になってしまいますからね。
この本では塔子さんだけでなく、パリ在住の方たちの部屋も見せてくださってます。
特に「おっ」と思ったのは、「バスルームの見えるところにできる限りモノを置かない」という箇所。
確かにバスルームっていろいろモノを置くので非常に散らかって見えます。
それだけでも(無意識に)気分が落ちますよね。
この書籍を読むだけでも結構センスが磨く練習になると思う。
感性を磨くって大事ですからね。
小物もいっぱい紹介してくれてるので、手頃な価格でいろいろ試せると思います。
家づくりやインテリアが楽しくなること間違いなしですね。
引っ越しが楽しみです。
"MY HOME MY LIFE"に込められた意味
直訳すると「私の家、私の人生」となります。
家というのは人生の大半を(大切な家族と)過ごす場所。
そういう点において、「家は人生で最も大事な場所」と言うこともできます。
つまり、家を大切にすることは人生を大切にすることと同じということ。
僕の勝手な解釈ですけどね。
そう考えると、自分は今まで全然家を大事にしてこなかったなぁと反省させられます。
この本は僕に海外生活や人生の楽しみ方を教えてくれたような気がします。
紙本がおすすめ
僕はカナダにいて紙本がすぐに手に入らないので、取り急ぎ電子書籍で購読しました。
電子書籍版もいいですが、写真付きなので紙版のほうがより楽しめると思います。
表紙デザインもおしゃれなのでこの本自体がディスプレイ代わりにもなりそうです。
生活空間が変わると人生の質は向上します。
そのヒントとなる1冊なのでぜひ読んでみてください。
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