「ホームページを作らないと...」
起業したての初心者がまず最初に考えることの一つです。
僕も初めての起業のときは、そのように考えていました。
ちなみに本記事執筆時点で僕は自分のサイトを持っていません。
それでも十分にビジネスはできています。
起業して間もない人が初めにやるべきことは、ホームページ作りではありません。
もっと他にやるべきことがたくさんあります。
この記事ではホームページの必要性と、作成するにあたっての注意点についてお話します。
※ホームページというのは和製英語で海外だとWebsiteと表現します。
表記が入り混じる場合がありますが同一のものとして解釈してください。
- 起業後にホームページ(ウェブサイト)は必要か?
- 自作するとしょぼいし外注すると高い
- 集客できないサイト
- アクセスが来なければ無意味
- ホームページの役割とは?
- ホームページでよくある失敗
- ブログをポートフォリオ代わりにする
- さいごに
起業後にホームページ(ウェブサイト)は必要か?
結論から言うと、「業種や状況による」です。
BtoBのような企業相手のビジネスであれば、ホームページは持っておいた方がいいでしょう。
しかし、僕たちのような個人相手のビジネスであれば、ホームページがなくても十分やっていけます。
あるいは、フリーランスのデザイナーのように「作品集をポートフォリオとして掲載したい」という人はホームページがあったほうがいいです。
業種にもよるので、固い系のビジネスならサイトを作ったほうがいいでしょう。
自作するとしょぼいし外注すると高い
僕は一度目の起業のとき、ウェブサイトを自作していました。
外注すると非常に高くつくので自作するしかありませんでした。
おかげでWordPressが使えるようになりましたが、できたサイトは素人丸出しのしょぼい見た目。
それだけが原因ではありませんが、最初の起業は完全に失敗に終わりました。
外注してサイトを制作してもらうとなると、かなり高額な費用を請求されます。
潤沢な資金がない人は、サイトにお金を使うよりも自己投資に使った方が絶対にいいと思います。
集客できないサイト
Webサイト制作会社に外注すると、見た目が洗練されたサイトを作ってくれます。
しかし、見た目がイケてるからといって集客できるということにはなりません。
すべてではありませんが、Web集客の素人が作っていることだってあるのです。
自作する場合も同じ。
Web集客の知識がない状態で作っても、集客できるサイトにすることは難しいでしょう。
よくある失敗は、相手目線ではなく自分目線のサイトを作ってしまうこと。
見る側にとってメリットの感じられないサイトは、すぐに離脱されてしまいます。
アクセスが来なければ無意味
サイトを作るだけは集客はできません。
そもそもアクセスを集めることができなければ、そのサイトは存在しないのと同じです。
記事形式のブログと違い、ただ会社情報を掲載しているだけのサイトは検索上位をとるのが非常に難しい。
SEOの知識がない初心者であればなおさら。
アクセスを集めたければ、広告を使うか情報発信をするしかありません。
ホームページの役割とは?
ホームページには様々な情報が掲載されています。
- 会社概要
- 商品・サービス一覧
- お客様の声
- お問い合わせ
そのサイトに価値を感じる人は、自分もしくは自分の商品に興味のある人たちだけ。
自分のことを全く知らない、興味のない人がそういう情報を見ても何のメリットもありません。
したがって、ろくに見られることなく離脱されます。
ブログのようなフォーマットであれば、発信内容の価値が高ければ読んでもらえます。
見る側にとってメリットがあるからです。
ホームページを作るにしても、必ずブログは設置しておきましょう。
見る側にとってもメリットがあるし、SEO的にも絶対に必要だからです。
ホームページでよくある失敗
①スッカスカのサイトになる
たくさん項目が設定されているのに、どこをクリックしても「準備中」ばかり。
このようなサイトは印象が悪くなります。
商品一覧に掲載するラインナップも少ないと、非常にみすぼらしく見えます。
起業初期は掲載できる情報も少ないので、こういったことが起こりやすくなります。
②長期間更新が滞る
「最終更新日が数年前から止まっている」
こういうサイトをみたら、「もう稼働していないのかな?」と思われる可能性があります。
そこまで思われなくても、「管理が行き届いていない」という印象を与えることになるでしょう。
これは他の媒体も同じことが言えますが、ホームページは「会社の顔」でもあるので、そこの更新が途切れるのはマイナスイメージが大きいです。
ブログをポートフォリオ代わりにする
このブログのメニューには、僕が提供している商品一覧や、情報発信をしている媒体一覧などが掲載されています。
サイドバーにはおすすめコンテンツなども掲載しています。
プロフィールやAboutページなどもあるので、ブログがポートフォリオとしての役割も果たしています。
もちろん、ウェブサイトのほうがポートフォリオとして使いやすいですが、ブログでもその役割を担うことはできます。
SNSやYoutubeではこのようなことができないので、これはブログが持つ大きなメリットだといえるでしょう。
さいごに
今は様々なプラットフォームがあるので、ホームページを作らなくてもビジネスはできます。
こだわったホームページを作ることよりも、まずは情報発信を始めることをおすすめします。
コーチ・コンサルタントに関して言えば、「ないよりはあったほうがいい」ぐらいの感じです。
サイトがなくてもビジネスは十分成立します。
一度作ったサイトは管理が必要になるので、それも見越してどうするか決めるのがよいでしょう。