情報発信をしていると、必ずどこかのタイミングでネタ切れを起こします。
それが原因で発信が止まってしまい、そのままずるずるとフェードアウト。
そういう人はたくさんいます。
「情報発信が止まる」ということは、集客が止まるということ。
集客とは人間における血液のようなもの。
集客が止まることはビジネスの死を意味します。
趣味で発信しているなら、途中で辞めてもなんら問題はありません。
しかし、ビジネスのために情報発信をしているのであれば、途中で辞めるのは大問題なわけです。
情報発信というのは何年も継続する必要があります。
1年2年どころの話ではなく、5年、10年スパンでやりつづけないといけないのです。
僕は本記事執筆時点でポッドキャストのエピソード数が1100以上あります(2つのチャンネル合計)。
継続という点に関しては、普通よりもできている方だと思っています。
今回のテーマは「ポッドキャストのネタ」。
ネタの決め方や出し方のコツをお伝えします。
趣味ポッドキャストであれば、ぶっちゃけ何を発信してもOKです。
今回の記事はビジネス用ポッドキャストに関する話なので、その点だけ事前にご理解お願いします。
ポッドキャスト配信の始め方はこちら。
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ポッドキャストでNGなネタ・トピック
雑談や関係のない時事ネタ
多くのリスナーは漫然とではなく、明確な目的があってポッドキャストを聞いています。
彼らが求めているものと違う内容を発信してしまうと、「思ってたんと違う」と思われて離脱されてしまいます。
「○○ビジネスチャンネル」
みたいな番組名なのに、ホストの個人的な話ばかりだったり。
あるいは本題と関係のない時事ネタを延々と話していたり。
興味のない話を延々とされるほと苦痛なことはありません。
無駄な話を聞くことで時間を無駄にしてしまいます。
ポッドキャストのリスナーは時間にシビアなので、関係のない話をするのはやめましょう。
単なる情報の垂れ流し
「ブログ始めるならWordPress一択!」
みたいな誰もが聞いたことのある話のことです。
こういうトピックは、「聞かなくても内容が読める」のでそもそも聞いてもらえません。
わかりきった話を聞くのは時間の無駄だからです。
そこには自己主張も独自の見解もなく、コンテンツとしての面白みもゼロ。
ポッドキャストのリスナーはリテラシーが高い人が多いので、初歩的なことは知っている場合が多いです。
ネタ切れする理由は情〇不足
「ネタ切れ=情報不足」だと思いますよね?
確かにそれも正しいですが、そもそもなぜ情報不足になるのでしょうか?
それは情熱が足りないからです。
自分の好きなこと・情熱のあることであれば、ネタ切れを起こすことはないはずです。
好きなことや情熱のあることは、お金を払ってでも積極的に学ぼうとしますよね?
時間を惜しむことなく没頭するはずです。
Want toではなくHave toで情報発信してるからこそ、ネタが枯渇してしまうわけです。
ネタ切れでも諦めない
僕は副業時代、3つのブログを毎日更新するということを1年間続けていました。
毎日ブログを3記事書くわけだから、毎日ネタを考えるのが大変でした。
仕事中もひたすら「何をブログに書くか」ばかり考えてましたね。
どんなにネタが出なくても、かならず発信するということを徹底してきました。
僕がポッドキャストで1000エピソード以上投稿できているのは、当時の経験が活きているのは間違いありません。
「ネタ出しのスキル」が身についたからこそ、ネタ切れで発信が止まるということがないのです。
僕が今でも意識しているのは、「ネタがない」からといって簡単にあきらめないこと。
「ネタがないから今日は(発信)いいや」なんて言っていたら、ネタ出しのスキルは身に付きません。
ネタが思い浮かばなくても、極限まで考えてなんとか絞り出すのです。
それができるようになると、ネタ切れで困ることは少なくなります。
テーマがニッチすぎるとネタ探しに苦労する
例えば、僕のセカンドチャンネルのテーマは「音声配信」です。
ポッドキャストやオーディオブックといった音声コンテンツに関する発信をしているので、ネタを考えるのに苦労することがしょっちゅうあります。
テーマが狭く限定的だからです。
ニッチになればなるほど、ネタ切れは起こりやすくなります。
情熱がないテーマだと間違いなくネタ切れします。
1エピソード1ネタ
1つのエピソードに複数のネタを入れると、リスナーが混乱しやすくなります。
視覚情報がないため、情報を頭の中で整理するのが難しいからです。
1つのエピソードに複数のネタを入れるということは、メインテーマに関係のない話を
してしまうということ。
その結果、
「結局何が言いたいのかよくわからなかった」
「自分の聞きたい話がほとんど聞けなかった」
みたいなことが起こりやすくなります。
ポッドキャストのネタ決め(ビジネス版)
単なるノウハウ発信は集客につながりにくいです。
ネットで調べればすぐに見つかる情報を、長い時間かけて聞きたいという人は少ないです。
ノウハウを聞くだけで「欲しい」と思ってもらうことは難しい。
ポイントは「感情を揺さぶる」ということ。
感情を揺さぶる発信をするとファンができます。
価値観やマインドセット
心に刺さる発信をしたければ、心に関する発信をすること。
ノウハウを聞くだけで感情が動くということはめったにありません。
価値観を発信することで共感を生むことができます。
(合わない人は自然といなくなる)
マインドセットを伝えることで、心に火をつけたり、行動するきっかけを作りだすことができます。
気づき・インサイト・パラダイムシフト
ありきたりなことを発信しても刺さりません。
相手が見えていない盲点に気づかせてあげることで、信頼を獲得することができるようになります。
パラダイムシフトを起こすような気づきであれば、その効果は絶大です。
本人が言語化できていない声なき声を代弁することをインサイトと呼びます。
「実は私もそう思ってた」
と思えるような内容のことを発信することで、仲間意識が生まれる場合があります。
心の距離が近くなるということです。
切り口を変える
定番のトピックであっても、切り口を変えることで面白いコンテンツになります。
この場合の面白いはInteresting(興味深い)のほうですね。
例えばこんな感じのエピソードです。
ありきたりな「ザイオンス効果」というテーマを、切り口を変えて話しています。
教育・啓蒙
自分の商品に興味のない人に興味を持ってもらったり、自分を選んでもらうために行う情報発信のことです。
「なぜアフィリエイトではなくコンテンツビジネスがおすすめなのか?」
というテーマであれば、アフィリエイトに興味のある人がコンテンツビジネスに興味を示すかもしれません。
自分のバッググラウンドや独自性、ストーリーなどを語ることによって、ライバルではなく自分を選んでもらえる確率が高くなります。
ポッドキャストで直接セールスをするわけではありませんが、セールスをする段階ですでに「買いたい」という状態を作るための行為全般を指します。
テーマベースではなくターゲットベース
例えば僕のチャンネルの場合、テーマはビジネスやマーケティングですが、このチャンネルの中で健康の話をすることも可能です。
テーマベースで考えると、健康とビジネスは関連性が薄いです。
しかし、「健康管理をしっかりとすることで仕事のパフォーマンスが上がる」という打ち出し方をすれば、健康の話でもできるのです。
僕のターゲットは個人起業家なので、「仕事のパフォーマンス」に興味のある人が多いからです。
ターゲットが興味のある話であれば、必ずしもテーマに沿った話でなくても良いのです。
さいごに
ビジネス版のポッドキャストの場合、「なんでもいいから発信する」というわけにはいきません。
テキトーに発信してもマーケティングにはならないからです。
内容だけでなく伝え方も重要。
ポッドキャストの発信方法についてコンサルしたときの音声があるので、長いですが聞いてみてください。