Kindle出版をするときは、カテゴリを慎重に選択することが大切。
カテゴリ選択を間違えるだけで、売上に大きな差が出ることがあるからです。
とはいえ、「カテゴリ選択のやり方がよくわからない」という人もいると思います。
2023年に大きな仕様変更があったので、その点も含めながら解説していきたいと思います。
2023年カテゴリーの仕組みが変更に
2023年の中頃からKindleカテゴリーの仕組みが変更になりました。
それまではBISACカテゴリーが採用されていましたが、Amazon独自のカテゴリーへと変更に。
BISACカテゴリと同じカテゴリも多数存在します。
KDPで選択できるカテゴリも3つまでになりました。
その代わりに、KDPスタッフによるカテゴリの追加(上限10個まで)および変更は廃止に。
カテゴリは自由に選ぶことができますが、どのカテゴリに割り当てられるかはAmazon側で決められます。
そのため必ずしも希望通りのカテゴリに表示されるわけではありません。
カテゴリシステム変更に伴う注意点
こちらの動画でKindleprenuerのDaveが、システム変更に伴う注意点を解説してくれています。
- 全カテゴリの54%は重複している(1:37)
- 約27%はゴーストカテゴリである(2:05)
これらの情報はアメリカのアマゾンをベースとした情報なので、日本でもまったく同じ状況というわけではありません。
ゴーストカテゴリとは、カテゴリパスが存在しないカテゴリのこと。
カテゴリパスが表示されていなければ、ゴーストカテゴリということになります。
ゴーストカテゴリに割り当てられると、ベストセラーがつかなくなります。
カテゴリそのものもカテゴリパス上に表示されません
そのためユーザーに見つけてもらうことができなくなります。
カテゴリの選び方
①BSRを確認する
まずは自分の書籍のBSR(ベストセラーランキング)を確認します。
(売れ筋ランキングのこと)
②選択するカテゴリ100位のBSRを調べる
次に選択するカテゴリの100位にランキングしている本のBSRを調べます。
100位の本よりも自分のベストセラーのほうが上位であれば、そのカテゴリで100位以内にランクインできるということです。
なぜ100位なのかというと、売れ筋ランキングで表示されるのが100位までだからです。
売れ筋ランキングに表示されれば、ユーザーに見つけてもらえる確率は高くなります。
カテゴリ選択のポイント
弱いカテゴリを探す
ランクインできる見込みのないカテゴリを選ぶメリットはありません。
できる限り競合が少ない(弱い)カテゴリを選択しないと、なかなか100位以内にランクインするのは難しいです。
ただし、まったく関係のないカテゴリを選択するのはNG。
例えば、ビジネス系の本なのに「ダーツ」カテゴリを選択するのは☓です。
前述の通り、そのカテゴリに割り当てられない可能性が高いだけでなく、ランクインしても売れないからです。
ダーツカテゴリを探しに来る人は、ダーツの本を探している人だからです。
ビジネスの本があっても買わないでしょう。
ベストセラー獲得目的で選択したとしても、「ビジネス本がダーツカテゴリで1位」というのは不自然です。
ベストセラーを獲ったとしても説得力がないですよね。
小→中→大カテゴリの順番で攻める
大カテゴリにランクインしたほうが、より多くの人の目に留まることができます。
無名の一般人が書いた本が、中カテゴリ以上でランクインするのは相当難しいです。
まずは小カテゴリで実績を作ります。
小カテゴリで上位が取れるようになれば、中カテゴリでもランクインできるようになります。
いきなり中カテゴリ以上を選ぶメリットはないので、必ず小カテゴリから選択するようにしましょう。
「本」ではなく「Kindle本」のランキングを選ぶ
カテゴリには「本」と「Kindle本」の2種類があります。
一方にしか存在しないカテゴリもあれば、両方存在するカテゴリもあります。
Kindle本のカテゴリを選択するのは、ライバルが弱い傾向があるからです。
(※カテゴリによる)
「本」は出版社(プロ)が出している書籍ばかりなので、上位を取るのが非常に難しいです。
Kindle本は書籍数は多いですが、無名の一般人が書いた本が多数存在するため、「本」ほどランクインは難しくありません。
Kindle出版で100万円以上の印税収入を作るヒミツはこちら。
まとめ
カテゴリを適当に決めて放置していませんか?
カテゴリを変えるだけで、売上が大きく伸びることもあります。
Amazonのカテゴリは常に変わるので、定期的にチェックするのをおすすめします。
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