オーディオブックの新刊(36冊目)が販売開始になりました。
「慌てず焦らず、お金も心も豊かになる」
というコンセプトの1冊です。
起業・副業にとりくむ個人は増えていますが、そのほとんどが1年も持たずに姿を消します。
なぜすぐに消えるかというと、「短期的視点で物事を考えているから」です。
「数か月～1年程度で成功できる」と考えているからこそ、結果が出なかったら簡単に諦めてしまうわけです。
- ブログに挫折する副業サラリーマン
- 一発屋で消える個人起業家
- 起業3年目で消える人の共通点
- 成果を急ぐほどハードルが上がる
- 不安と焦りに襲われる
- 時間軸は収入に比例する
- ビジネスは短距離走ではなくマラソン
- さいごに
ブログに挫折する副業サラリーマン
ネットで稼ぐためにブログを始めるサラリーマンって多いですよね。
最初はやる気満々だったのに、数か月もするといつの間にか更新が止まり、そのままフェードアウト。
こんな人を今までたくさん見てきました。
「〇か月で月収30万円」という高い目標を掲げていただけに、稼げない現実とのギャップがあまりにも大きすぎて心が折れてしまう。
これが挫折の一番の原因だと思われます。
「すぐに結果が出る」と期待しすぎているのです。
だから、たった数か月やったぐらいで諦めてしまう。
そのまま続けていたら数年後に花開いたかもしれないのに、です。
一発屋で消える個人起業家
起業当初はそれなりに稼げていたのに、それっきり稼げなくなり一発屋で消える個人起業家も多いです。
起業塾などで教わるテクニックを使えば、初心者でも稼げることがあるからです。
そもそも経験の薄い素人に、数十万円の価値がある商品は提供できません。
にもかかわらず、高額商品を作って売ろうとしてしまうわけです。
そのような高額商品を売ろうと思えば、強引なテクニックを使う必要があります。
金額に見合わないような価値の商品を無理やり売りつければ、信用を失ってしまうことになってしまいます。
だから、単発的に稼いで消える一発屋が多いのです。
起業塾からすれば、その人が一発屋で消えようがどうでもいいわけです。
「〇か月で月収〇万円稼いだクライアントが出ました！」
という実績さえ手に入ればそれでいいからです。
起業3年目で消える人の共通点
起業3年目ぐらいで集客ができなくなり廃業する人もいます。
その原因は、目先の売上ばかりを追いかけて、長期戦略をないがしろにしてきたから。
- ブログ
- Youtube
- ポッドキャスト
といったストック型媒体の情報発信をしていないことが理由です。
これらの媒体は労力が大きいわりにすぐに成果に繋がらない。
だから、多くの人はもっと手軽ですぐに成果の出るSNSを選択するわけです。
しかし、SNSで集客できる数には限界があり、必ずどこかで集客が枯渇します。
「発信が止まると集客も止まる」
投稿の寿命が短く、発信が流れて行ってしまうからです。
広告を使って集客している人も、広告費の高騰やポリシーの変更などで広告が使えなくなる場合もあります。
ストック型の媒体は、放置していても自動でアクセスが来ます。
今日発信したコンテンツが、数年後も完全無料で自動集客をしてくれるのです。
成果を急ぐほどハードルが上がる
「6か月後に月収100万円」
もしまったくゼロからスタートする場合、この目標を達成することはできるでしょうか？
不可能ではありませんが、相当ハードルは高くなります。
では「10年後に月収100万円」ならどうでしょうか？
それならできそうな気がしませんか？
これはつまり、目標の期限設定に問題があるということです。
10年後に月収100万円という目標なら、6か月後にまったく稼げていなくても焦ることはないわけです。
不安と焦りに襲われる
短期的視点で物事を考えていると、結果が出ないときに不安や焦りに心を汚染されてしまいます。
そうすると「今この瞬間」も楽しめなくなってしまう。
心の幸福度も下がってしまうのです。
1度きりの人生なのだから、1分1秒でもよい気分で過ごしたいもの。
自ら幸福度が下がる状況を作り出すのはもったいないです。
時間軸は収入に比例する
時間軸は収入に比例すると言われています。
短期的視点の人ほど収入が低く、長期的視点で考えられる人ほど収入が高いということ。
目先のことばかり考えている人は、経済的に豊かさを手に入れるのは難しいです。
長期的思考の人は、空き時間ができたら読書など自己投資に時間を使います。
それは今すぐ快楽を得るためではなく、後々快楽を得るためです。
短期的思考の人は、空き時間ができたら娯楽に時間を使います。
面倒なことよりも目先の快楽を優先するからです。
この両者の10年後はどれぐらい差が開いているでしょうか？
ビジネスは短距離走ではなくマラソン
ビジネスは短距離走ではなくマラソンです。
すぐに成果を出したとしても、それっきりで終わってしまっては意味がありません。
それよりも何十年も持続するビジネスを作ることのほうが成功と呼べるわけです。
マラソンでスタートするなり全力疾走したら、間違いなくリタイアします。
もちろん、早く成果が出るに越したことはない。
だからといって無理して急ぐ必要はないのです。
さいごに
「いいじゃないか、おくれても。さいごまでがんばれ」
僕が好きなドラえもんの名言です。
ビジネスは競争ではない。
だれかに勝つためにビジネスをやってるわけではないんです。
だから、他の人と比較する必要はないし、遅れていても気にしなくていいんです。
Rich Slowはそんなメッセージをこめて作りました。
