ポッドキャストは他の媒体に比べると、
まだまだマイナーな存在です。
それゆえ発信者の数が少ないのが特徴ですが、
それには様々な理由が考えられます。
その中のひとつが「マネタイズ問題」。
ブログやYoutubeと違って
マネタイズ方法が見えにくいのが、
ポッドキャスト配信者が増えない
原因の一つだと考えています。
実際僕の知っている人でも
「ポッドキャストやっても1円も稼げない」
という理由で挫折した人が何人かいます。
しかし、あまり知られていないだけで、
ポッドキャストには様々なマネタイズ方法があります。
今日の記事ではポッドキャストで稼ぐ方法についてお話しします。
- ポッドキャストの仕組み
- 必要機材とツール
- Youtubeがポッドキャスト配信を開始!?
- 海外ポッドキャスターの収益
- ポッドキャストの再生回数
- 今すぐポッドキャストを始めるべき理由
- ポッドキャストはファン化に最適
- ポッドキャストのマネタイズ方法
- ポッドキャストのマネタイズ方法(動画解説)
- 日本初!?ポッドキャスターのためのコミュニティ
- まとめ
- ポッドキャスト初心者のためのメルマガ講座
ポッドキャストの仕組み
ポッドキャスト配信の仕組みを表すと次の図のようになります。
ポッドキャストの配信は「ホスト」を通して行います。
海外だとBuzzsproutを始めたとした有料のホストが数多くありますが、基本的には無料で使えるAnchorがおすすめです。
ちなみに僕のセカンドチャンネルはPodbeanを使って配信しています。
サブチャンネル「パワーポッドキャストの作り方」が、おすすめポッドキャストとして紹介されました。
↓
Anchorにアップロードした音声は,RSSフィードを通して自動で各ディレクトリに配信されます。
一部ディレクトリは自分で登録作業をする必要があります。
ポッドキャストの始め方はこちらの記事で詳しく解説しています。
必要機材とツール
Anchorのアプリをダウンロードすればスマホ一つで音声配信ができるので、無料でポッドキャストを始めることができます。
ただし、本格的にやるつもりなのであれば、マイクや機材・ツールにはこだわったほうがいいです。
マイクはいろいろありますが、安価すぎるものは音質が悪いのでおすすめしません。
ポッドキャスト配信に必要な機材についてはこちらの動画で詳しく解説しています。
おすすめマイクはこちらで紹介しています。
↓
ちなみに僕はこのマイクを使っています。
↓
マイクの他、ショックマウントやブームアーム、ポップフィルターなどもあるとベストです。
収録・編集ツールはAudacityがおすすめ。
ビデオポッドキャストやインタビュー収録をするのであれば、Riversideがおすすめです。
↓
Spotifyでビデオポッドキャストを配信する方法は、こちらの動画で解説しています。
Youtubeがポッドキャスト配信を開始!?
時代はポッドキャストに完全に流れが来ています。
なんとあのYoutubeもポッドキャスト配信に向けて始動しはじめました。
日本では完全にがら空きのブルーオーシャンなので、今からポッドキャスト始めても十分にポジションをとることは可能です。
詳しくはこちらの記事に書いています。
海外ポッドキャスターの収益
ポッドキャストの広告単価は、Youtubeの広告単価よりもはるかに高いです。
そのため、海外のポッドキャスターの中には、ポッドキャストだけで
億を越える収入を得ている人も何人もいます。
世界トップのポッドキャスターと言われるJoe Roganで、年収約15億円。
僕が日常的に聞いているPat Flynnで年収約1.2億円と言われています。
参照:Riveride.fm
さすがに日本でここまで稼ぐのは難しいかもしれませんが、数十万~百万ぐらいなら十分稼げるぐらいのポテンシャルはあるでしょう。
ポッドキャストの再生回数
「ポッドキャストで配信しても
再生回数が少ないのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
Youtubeと比較するとユーザー数は圧倒的に少ないからです。
しかし、だからといって
再生数が伸びないかというと
決してそんなことはありません。
こちらは僕のポッドキャストの再生回数です。
合計再生回数が22万回を突破しました。
ポッドキャストの再生回数を伸ばすためにはSEO対策が欠かせません。
SEO対策の具体的な流れについては、こちらの動画で解説しています。
再生回数の伸ばし方に関するより詳しい解説はこちらの記事を読んでください。
↓
今すぐポッドキャストを始めるべき理由
今すぐポッドキャストを始めるべき理由について動画で解説しています。
ポッドキャストはファン化に最適
ポッドキャストの最大の強みは「ファン化がしやすいこと」です。
ファン化がしやすい理由については、
説明が長くなるのでここでは割愛します。
ポッドキャストのファン化メソッドはこちらの書籍で解説しています。
ハイパワーポッドキャストのつくり方: 熱狂的ファンを創造する音声配信の全技術
僕は様々な媒体で情報発信をしていますが、「ファンになりました」と言われるのはダントツでポッドキャストが多いです。
すべてのコメントの中に「ファン」という言葉がありますね。
ポッドキャストがきっかけで僕の講座やコンサルに参加された方もいます。
Instagramにいただいたリスナーの方のコメントも紹介します。
ポッドキャストという媒体が、いかに強力なマーケティングツールかお分かりいただけたでしょうか?
ポッドキャストのマネタイズ方法
ポッドキャストには次のようなマネタイズ方法があります。
- 広告収入
- スポンサー収入
- サブスクリプション
- オーディオブック化
- 音声プログラム販売
- 自社サイトでコンテンツ販売
- ノウハウを売る
- プロデュース
- コーチング・コンサルティング
- リスナーサポート
- 有料ポッドキャストの販売
- アフィリエイト
- 音声編集で稼ぐ
- Youtubeの広告収入で稼ぐ
- Podpageを使う
一つずつ解説していきます。
1.広告収入
日本ではまだ解禁されていませんが、
ポッドキャストでは広告を貼ることができます。
僕も広告を貼って収益化してた時期があります。
すぐに広告主(Anchor)が撤退したので、
現在では広告を貼っていませんが...。
ポッドキャストの広告収入は
Youtubeの5~10倍程度あります。
上記の金額($53.25)は広告を貼って1か月の収益です。
現在は2日に1回投稿なので、
1エピソード100回で換算すると、
1か月の合計再生数は約1500回。
たった1500回の再生回数で$50も稼げるのです。
いかにポッドキャストの広告収入が多いかわかりますよね?
※2023年6月追記
日本でも広告が貼れるようになりました!
僕のセカンドチャンネル(Amazon)では自動挿入の広告を貼っています。
↓
※毎回広告が再生されるわけではありません。
広告単価はAnchorと比べると高くありませんが、広告収入が得られるのは魅力ですね。
ポッドキャストの広告収入で稼ぐ方法はこちらの記事で解説しています。
↓
2.スポンサー収入
前述の広告収入はホスト(Anchor)と
提携のある広告により発生するものです。
それとは別に「自分でスポンサーを見つける」という方法もあります。
チャンネルを育てて視聴者の数を増やせば、
スポンサーに広告出稿の打診をすることもできます。
ポッドキャスト広告は広告主にとっても魅力的です。
自分の見込み客の溜まり場に広告が出せるし、
配信者の信頼も借りることができるからです。
スポンサー広告を募るためには、
視聴回数だけでなくリスナーとの信頼構築も不可欠です。
チャンネルの属性と関係ない広告は意味がないので、
自分のビジネスと近いスポンサーを探しましょう。
僕のチャンネルで広告出稿をご希望の企業様は、info@bluepoint-ca.comまでご連絡ください。
3.サブスクリプション(Spotify,Apple Podcast)
2021年からAnchor、Spotify、Apple Podcastで
サブスクリプションが可能になりました。
AnchorとSpotifyは同じ会社なので、サブスクリプションのコンテンツも同時にアップすることができます。
やり方は非常に簡単で、アップロードしたエピソードのSubscriptionにチェックを入れるだけです。
僕のチャンネルのサブスクリプションはこちら。
↓
Apple Podcastでサブスクリプションを利用する場合は、
Podcast Connectとの接続が必要になります。
iTunesのアカウントが登録に必要ですが、
非アップルユーザーでもアカウントは作れます。
こちらは有料サービスとなるため
年会費(約$25)が必要となります。
登録はかなり複雑でトリッキーです。
4.オーディオブック化
せっかく音声コンテンツを配信するなら、
Audibleでオーディオブックを販売しましょう。
オーディオブック出版に関する記事はこちら。
↓
僕もたくさんのオーディオブックを
Amazonで販売しています。
注意点としては、ポッドキャストの音声をそのままオーディオブックにすることはできないので、再度収録が必要になるという点です。
5.音声プログラムとして販売
過去に配信したエピソードを厳選して
音声プログラムとして配信することもできます。
「○○90日間音声プログラム」
など
僕が配信している音声プログラムはこちらです。
↓
音声データをクラウドストレージにアップして、
共有リンクをメールに貼ります。
メルマガスタンドでステップメール登録しておけば、
毎日決まった日時に音声を自動配信することができます。
僕はMyASPというメルマガスタンドを使っています。
PaypalやStripeといった決済システムと連結できるので、
ステップメールと組み合わせれば完全自動化できます。
シナリオが無限に作れるし機能も充実しているので、
メルマガやるならMyASP一択ですね。
音声プログラムの販売方法を解説したコンテンツを無料でプレゼントしています。
↓
6.自社サイトでコンテンツ販売
コンテンツ販売サイトを作成して
そこで音声コンテンツを売ることもできます。
↓
GumroadやPayhipといったサイトを使えば、無料で簡単にコンテンツ販売サイトが作れます。
GumroadとPayhipの使い方はこちらの記事で解説しています。
↓
7.ノウハウを売る
ポッドキャストで収益化をするのではなく、
ノウハウを商品化してマネタイズする方法です。
僕自身もノウハウを電子書籍やUdemy講座にして販売しています。
ポッドキャストの収益化が難しくても、
この方法ならカンタンにマネタイズできます。
8.プロデュース
チャンネルのプロデュースを売ることもできます。
もろもろのコーディネートから、マーケティングに関するアドバイスまで。
こちらのエピソードでPodcast Audit(コンサルのようなもの)をやっています。
↓
今後間違いなく需要が高まるポジションなので、おすすめのマネタイズ方法です。
僕もサービスを提供しています。
↓
9.コーチング・コンサルティング
僕のポッドキャストのリスナーの中には、
直接コンサルティングに申し込まれる人もいます
ちなみに僕は自分のコンサル商品をセールスしたわけではありません。
ポッドキャストは信頼構築に絶大な効果を発揮するので、ただ発信しているだけでも高額商品が売れるようなことが起こるのです。
間接的なマネタイズ方法にはなりますが、収益性は抜群に高いです。
10.リスナーサポート
いわゆる寄付にあたるものです。
Anchorではリスナーサポート機能がついており、リスナーから寄付を受け取ることができます。
ただし、この機能はまだ日本非対応です(米国のみ)
Paypalを利用して寄付を募ることもできますが、日本はそのような寄付を禁止しているようで、日本版Paypalには寄付機能がありません。
この機能でマネタイズするためにはリスナーも米国在住である必要があるため、別の手段でリスナーサポートを設定した方がいいです。
僕のチャンネルのリスナーサポートはこちら。
11.有料ポッドキャストの販売
Libsynが運営するGlow.fmを利用すれば有料ポッドキャスト(メンバーシップ)を販売することとができます。
無料で使えますが、売り上げに応じた販売手数料が発生します。
難点としてはインターフェースが英語表記であること。
紹介動画(英語)があるので貼っておきます。
12.アフィリエイト
ブログやYoutubeのほどカンタンではありませんが、ポッドキャストを使ってアフィリエイトで稼ぐことも可能です。
海外のポッドキャスターの中にはアフィリエイトで収入を得ている人も多いです。
具体的なやり方についてはこちらの音声にてお話ししています。
13.音声編集で稼ぐ
ポッドキャストを配信する際に、AudacityなどのDAW(Digital Audio Workspace)を使うことがあると思います。
それらのツールの使い方を身に着けることで、音声編集スキルを使ってマネタイズすることもできます。
音声編集スキルで稼ぐ具体的なやり方はこちらのコンテンツにまとめています。
↓
機材もいらないしお金もかからない方法です。
実演動画付きなのでAudacityの使い方がわからない人でも安心です。
14.Youtubeの広告収入で稼ぐ
RSSフィードを貼ることでYoutube上にポッドキャストを自動配信できるようになりました。
Youtube上でポッドキャストが再生されれば、Youtubeの再生回数としてカウントされるので、広告収入を得ることができます。
ポッドキャストのエピソード数が多ければ、1つあたりの再生回数は少なくてもトータルの再生回数は大きくなるのでYoutubeの広告収入も増えます。
※Youtubeで広告収入を得るためには、登録者1000名+過去365日の総再生時間が4000時間を突破する必要があります。
15.Podpageを使う
Podpageはポッドキャスト専用のウェブサイトが簡単に作れるサービス。
Podpageにはリスナーサポート機能のほか、サブスクリプション機能やパスワード付きページの作成が可能です。
パスワード付きのページに限定コンテンツを投稿して、会員サイトのような形でマネタイズをすることも可能です。
ポッドキャストのマネタイズ方法(動画解説)
ポッドキャストのマネタイズ方法について動画で解説しました。
日本初!?ポッドキャスターのためのコミュニティ
ポッドキャストの楽しさや素晴らしさをより多くの人に知ってもらうため、ポッドキャスターのためのコミュニティを作りました。
bim-online-courses.thinkific.com
「ポッドキャストをもっと日本に広めたい」
そんな思いを持って立ち上げたコミュニティです。
「ポッドキャストが好き」という人の参加をお待ちしています。
まとめ
今回ご紹介したマネタイズ方法の中には
まだ日本で解禁されていないものもあります。
しかし、今後利用可能になることは間違いないので、
今のうちに準備しておくことをおすすめします。
ポッドキャストは大きな可能性を秘めています。
SNSよりよっぽどマーケティングに効果があるので、
やらないのはもったいないですね。
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ポッドキャスト初心者のためのメルマガ講座