起業初心者の多くはFacebookで集客をしています。
かつてはめちゃくちゃ集客できたので、当時うまくいった人たちから教わっている人はFacebookを使っているかもしれません。
もしあなたがその一人なのであれば、お聞きしたいことがあります。
「Facebookで集客できていますか?」
この答えが「YES」なのであればこの記事を読む必要はありません。
しかし、もし答えが「NO」なのであれば、この記事を最後まで読むことをお勧めします。
Facebookで集客できない理由とその解決策をお伝えします。
Facebookマーケティングについては、こちらの記事にまとめていますので重ねてごらんください。
ポッドキャストで「Facebookが衰退した理由」について話しましたので、こちらも聞いてみてください。
- Facebookは日本では不人気
- 広告の反応が落ちている
- そもそも自分に合ってない
- オーガニック集客のやり方が教えられない
- Facebookの月間平均利用時間
- 発信者が多すぎる
- ユーザーは「暇つぶし」で見ているだけ
- 見込み客とつながるのが難しい
- 投稿が流れてしまう
- 友達5000人は逆効果
- Engagement bait
- 知り合いと絡むだけ
- プライベートな投稿しかしない
- (動画)Facebook集客でよくある失敗
- Facebookで集客する方法
- まとめ
Facebookは日本では不人気
世界的に見るとFacebookの利用者は増加していると言われていますが、日本ではいまいち人気がありません。
試しにTwitterで「Facebook 使っていない」というキーワードで検索してみましたが、、短い期間にもかかわらず結構な数のツイートが見つかりました。
怖いわ😥なりすましとか…facebookは完全に乗っ取られたし(T_T)もう使ってないけど
— ゆう (@you07120810) June 22, 2023
Facebook乗っ取られた(A;´・ω・)アセアセ
— シュンカ (@Enjoy_aoPoke) June 20, 2023
使ってないからまぁいいかなと思ったけど…
ポケモンGO開けんくなるし、連携してるアプリ何個かあったから急いで取り戻したわ💦
InstagramもFacebookも入れてるけど全く使ってない
— 駒込 のほほ💐🐰🍭🍜@のほとけ (@honnorimattya) June 20, 2023
直近数日間だけでこれだけの数が見つかるので、同じようにFacebookを使っていないという人はかなりいると想定されます。
ネットで叩かれることを極度に恐れる日本人には、実名顔出しというFacebookは合わないのだと思います。
逆に海外のマーケティング業界だとあまり注目されていないTwitterですが、日本人利用者は世界的に見てもかなり多いと言われています。
広告の反応が落ちている
Facebookで集客している人の多くが広告を使っています。
審査もそこまで厳しくなく価格も比較的安価であるため、一昔前までは広告を使ったFacebook集客は非常に効果的でした。
しかし、参入者(広告出稿者)が増えすぎてしまったために広告費が高騰。
それに加え、ユーザーのリテラシーの向上により、FB広告の反応が落ちてしまいました。
たくさんの人(会社)が同じような広告を出し続けた結果、見込み客に免疫が出来てしまい小手先のノウハウが通用しなくなってしまったのです。
そのため広告を出しても採算が取れないこともしばしば。
資金力のない個人は、費用の問題で広告が出せなくなってしまった人もいます。
そもそも自分に合ってない
起業塾で「Facebookで集客しましょう」と言われたからFacebook集客をしている人も多いです。
しかし、それぞれの媒体には相性というものが存在します。
自分に合う媒体と合わない媒体があるということです。
自分と合わない媒体で発信をしても当然うまくいきません。
そして、「自分のターゲットがその媒体にほとんどいない」ということもあります。
「どんな人でもFacebookで集客できる」なんてことは絶対にないのです。
それを十把一絡げにして発信媒体をFacebookに固定されてしまうから、起業塾で習う人の多くはまともに集客ができないのです。
オーガニック集客のやり方が教えられない
起業塾の主催者の多くは広告を使って集客をしています。
ほとんどオーガニック集客をやった経験がないので、無料集客の具体的なやり方が教えられません。
だからこそ、「片っ端から友達申請して友達5000人にする」という無意味なノウハウしか教えられないわけです。
中には「私が実践して成果が出たノウハウです」というケースもありますが、ネームバリューや実績のある人は「何を言っても反応が出る」ということを忘れてはいけません。
彼らと同じやり方を無名の人がやっても同じ成果は出ないのです。
発信の仕方がわからないからこそ、集客目的で使っているのにプライベートな情報しか発信していない人が多い。
それは一般ユーザーのFacebookの使い方であり、ビジネスのために利用している我々が発信すべき内容ではありません。
たまにプライベートな発信をするのはOKですが、そういう投稿ばかりしていても「この人から商品を買いたい」とはならないでしょう。
なぜ起業塾は、ブログやYoutubeではなくSNSばかり推すのでしょうか?
その答えはこちらの音声にてお話しています。
Facebookの月間平均利用時間
Facebookの月間平均利用時間ってどのぐらいだと思いますか?
「一般ユーザーが月に何時間ぐらいフェイスブックを使っているか」ということです。
こちらがその結果です。
なんと1日たった6分しかFacebookを使っていないのです。
自分の投稿を見ている時間はそのうち数十秒程度でしょう。
ほぼ見ていないに等しいです。
そんな状況で果たして集客などできると思いますか?
発信者が多すぎる
SNSは一般ユーザーも発信しているので、とてつもない数の発信者がいることになります。
当然埋もれる確率も高くなるわけです。
Facebookのアルゴリズムには「親密度」というものがあります。
いわゆるエンゲージメントのことです。
エンゲージメントが濃いユーザーの投稿が優先的に表示され、薄いユーザーの投稿は表示されないという仕組みです。
Facebookは身近な知り合いと交流するために利用しているユーザーがほとんどなので、当然その人たちとの親密度は濃くなります。
一方で見込み客とただつながっているだけ我々は、エンゲージメントが薄いため発信しても彼らに見てもらうことができないのです。
ユーザーは「暇つぶし」で見ているだけ
何か情報を探している時、あなたはFacebookを使ってその情報を調べますか?
しないですよね。
ほとんどの人は「暇つぶしでなんとなく見てるだけ」。
つまり、あなたの発信する情報を欲しがっていないということです。
相手が聞く耳をもっていないのだから、発信をしてもカンタンにスルーされてしまいます。
SNSはこのような薄い見込み客が多いので、バックエンド商品の販売に繋がらないケースが多いのです。
高単価商品が売れるWeb集客のやり方はこちらで公開しています。
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見込み客とつながるのが難しい
Facebookは基本的に「知り合いと交流するためのSNS」であるため、知らない人から友達申請が来たら、間違いなく警戒されます。
自分がされる側の立場になって考えるとよくわかると思います。
見ず知らずの人から友達申請が来ても、拒否する人がほとんどだと思います。
スパムかもしれませんしね。
つまり、その他のSNSと比較して「見込み客とつながるのが難しい」のです。
投稿が流れてしまう
せっかく時間をかけて投稿したとしても、その投稿の寿命はせいぜい数日程度。
前述のデータからもわかるとおり、実際に見込み客がその投稿を見ている時間は数十秒にも満たないのが現実です。
コンテンツが蓄積しないので、発信をやめたら集客も止まる。
しかもほとんど集客につながらないのだから、情報発信のROIが極めて悪いのです。
友達5000人は逆効果
一昔前に「友達5000人にする」という手法が流行ったみたいですが、これは逆効果になる可能性が高いので注意が必要です。
片っ端から友達申請しても、相手はただリクエストが来たから承認しただけで、自分の発信にはいっさい興味がありません。
ようするに「投稿を見ない」ということです。
投稿を見ない人の数が増えると、「このアカウントの発信は価値が低い」とみなされてインプレッションを減らされてしまいます。
仮に5000人と繋がっていたとしても、そのうちの100人ぐらいにしか投稿が表示されていないかもしれないということです。
数を増やすことよりもエンゲージメントを上げることのほうが重要。
エンゲージメントが上がると、「質の高いコンテンツ」ということでプラットフォームが投稿を拡散してくれやすくなるからです。
Engagement bait
Baitというのは餌という意味で、「釣り行為」のことを指します。
「〇〇に興味があったら超いいねしてね」
「〇〇について知りたい人は☓☓とコメントしてください」
こういった行為がEngagement baitに該当します。
作為的にエンゲージメントを操作している行為だからです。
このような投稿をするとペナルティをくらい、インプレッションを下げられてしまうことになります。
知り合いと絡むだけ
よくありがちな失敗が、「起業塾の仲間同士で絡んでばかり」というもの。
起業塾仲間とエンゲージメントは濃くなるかもしれませんが、その分それ以外の人(=見込み客)とのエンゲージメントは薄くなります。
その結果、自分の投稿が見込み客に表示されなくなるのです(前述)。
起業塾仲間はあなたの見込み客ですか?
どんなに交流しても1円の売上にもならない相手ではないですか?
たまに交流するぐらいなら問題ありませんが、そればっかりになってしまっては集客ができなくても致し方ありません。
内輪盛り上がりすればするほど、外部の人間は絡みにくくなるのでなおさらです。
プライベートな投稿しかしない
一般ユーザーならまだしも、ビジネス目的でFacebookを使っているにも関わらずプライベートな投稿しかしない人はかなり多いです。
「〇〇さんと△△に行って☓☓をした」
こんな投稿ばかりしていて、「この人から商品を買いたい」なんてことには絶対なりません。
フォロワーが全然増えないのは、相手にとって自分をフォローするメリットがないからです。
見ず知らずの他人のプライベートな情報など聞かされても、何の役にも立ちませんからね。
中にはビジネス利用であるにもかかわらず、日常で起こった鬱憤を晴らす場として投稿している人もいます。
発信者である我々は見られる側の人間なのだから、ネガティブな発言はできる限り慎むべきでしょう。
(動画)Facebook集客でよくある失敗
Facebook集客でやってしまいがちなミスについてライブで話しました。
Facebookで集客する方法
ここからはFacebook集客の正しいやり方について解説します。
かなりの情報になるため、一部だけかいつまんで重要なポイントだけお伝えします。
もっと詳しく知りたい人は、拙著「Facebook本質マーケティング」を読んでみてください。
動画を使う
動画を使うと投稿の視聴時間が伸びやすくなります。
投稿の視聴時間はエンゲージメントの重要指標なので、視聴時間が長ければ長いほど「価値のあるコンテンツ」として評価されます。
動画投稿するメリットはそれだけではありません。
FB Watchに自分の動画が表示されるので、そこからアクセスを呼び込むこともできます。
これはMeta Business Suiteのアナリティクスです。
- 3秒再生
- 1分再生
- 再生時間
という指標が表示されていますよね?
いいねやコメントの数ではありません。
なぜこんな指標が計測されているかというと、それがプラットフォームにとって重要な指標であるからです。
プラットフォームの収益は広告でまかなわれており、ユーザーをできる限り媒体上に留めたいと思っています。
そのためユーザーの滞在時間を伸ばしてくれるようなアカウントは、彼らにとって非常にありがたい存在なのです。
リール動画を投稿する
リール動画は拡散性が高く、フォロワー以外の人にも表示されやすいという特徴があります。
通常の投稿でフォロワー以外の人にリーチするのは難しいため、なかなか新規集客には繋がりません。
Instagramほどではありませんが、Facebookでもリール動画は集客に効果を発揮します。
FBページを使う
ポイントは「相手から来させる」こと。
検索にヒットするようにするということです。
検索でたどり着く人は情報を探している人。
つまり、聞く耳をもった濃い見込み客だということです。
その状態を作るためには「待ち型」にする必要があります。
FBページはGoogle検索にもヒットするので、「Facebook外のユーザーにもリーチできる」というメリットがあります。
これは「Facebook 集客できない」というキーワードで検索したときのGoogleの検索結果。
一番下に表示されているのが、僕のFBページ(Bluepoint Info Marketing)の投稿です。
このようにGoogleからアクセスが呼び込めるのは大きなメリットといえます。
FBページで片っ端から「招待」する人がいますが、逆効果になるのでやめておいたほうがいいです。
プロフェッショナルモードにする
2022年10月から個人アカウントをプロフェッショナルモードに変更することができるようになりました。
プロフェッショナルモードに切り替えることで、インサイトなどの機能が使えるようになるだけでなく、フォロワー(友達)以外にも自分の投稿が表示されるようになります。
通常の個人アカウントだと、友達以外のフィードに自分の投稿が表示されることはありません(プライバシーの問題)。
Unconnected distributionにより、広告を使わなくても投稿が拡散されやすくなりました。
プロフェッショナルモードの設定方法はこちらの動画をご覧ください。
プロフェッショナルモードのデメリット
プロフェッショナルモードは一般公開プロフィールなので、自分の友達以外にも投稿が表示されてしまう可能性があります。
赤の他人に投稿を見られたくないのであれば、プロフェッショナルモードにはしない方がいいでしょう。
コメントをする
他人の投稿にコメントをすると、その人のフォロワーにも自分のコメントが表示されます。
もしその人のフォロワーが多かったら、それだけたくさんの人に見てもらうことができるということです。
頻繁に交流をすることでその人の信頼も借りられます。
「友達の友達」は「赤の他人」よりも信頼されやすいからです。
クロスメディアにする
各媒体にはそれぞれ強みと弱みがあります。
SNSは交流や接触によるファン化には向いていますが、情報発信による信頼構築には不向きです(理由は前述の通り)。
Facebookだけで集客しようとするのではなく、別の媒体とクロスメディアにすることで集客できるようになります。
例えば、Facebookを起点にYoutubeを見てもらうとか。
Youtubeは信頼構築に絶大な効果を発揮するので、情報発信による信頼構築には非常に向いています。
僕の場合は、別の媒体(Udemyなど)で僕のことを知ってくれた人が、FacebookやInstagramで繋がってくれるケースも多いです。
すでに相手との間に信頼関係があるので、Facebookの投稿も見てくれやすくなります。
先にギブをする
自分の投稿をシェアしてほしいのであれば、先に自分が相手の投稿をシェアしてあげる。
そうすることで相手が自分の投稿を自発的にシェアしてくれやすくなります。
ポイントは「見返りを求めないこと」。
あくまでもギブ精神で応援してあげることが大切です。
エンゲージメントを高い投稿をする
価値の高いコンテンツを発信し続けていると、フォロワーとのエンゲージメントが上がります。
ある一定までエンゲージメントが上昇すると、Facebookがリーチの拡大を手伝ってくれるようになるのです。
Bluepoint Info MarketingのFBページでは、SNS集客に役立つ情報を発信しています。
満足度の高いコンテンツを投稿してくれるアカウントは、Facebookにとってもありがたい存在。
満足度の高い投稿はコンテンツの質が高く、フォロワー増加にもつながります。
- 「このアカウントをフォローしたら得」
- 「このアカウントをフォローしないと損」
そんな風に思われるからです。
まとめ
Facebookの集客は難しくなっていますが、まだまだオワコンではないと個人的には思っています。
他のSNSと比較しても、見込み客の質であればFacebookは一番高いと思います。
ただし、やり方を間違えてしまうとまったく集客できないので気をつけましょう
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