コンサルタントは誰でもカンタンに始めることができるので、起業をめざす多くの人が選ぶ傾向があります。
その結果、市場は完全に飽和してしまいパイの奪い合いが激化。
実力も実績もない駆け出しコンサルタントの多くは淘汰され消えていきます。
「まったく集客ができずに資金が尽きて泣く泣く廃業」
こんな人も決して少なくないのです。
この記事では「コンサル起業初心者が集客できない理由」についてお話します。
原因をしっかりと把握しておくことで、「稼げずにフェードアウト」という事態を防ぐことができるようになります。
- いきなりオンラインから始める
- 競合の数が多すぎる
- コンサルの必要性が認識されていない
- 見込み客に免疫ができている
- 売れてもいないのにやたら自動化にこだわる
- 売る場所を間違えている
- 関係性を築く前にセールスする
- 集客媒体を間違えている
- 情報発信の量が少なすぎる
- いきなり高額で売ろうとする
- コンサルとしての活動実績がない
- 「コンサルタント・営業・できない」
- フロントエンド商品を間違えている
- コンサルタントのためのWeb集客術
- まとめ
いきなりオンラインから始める
オンラインは超レッドオーシャンです。
競合も数え切れないぐらいいるし、実績のすごい人もたくさんいます。
無名の人がネットでちょっと情報発信したぐらいでは、まず集客はできません。
ネット集客のスキルがないならなおさら。
オンラインよりもオフラインのほうが圧倒的に簡単だし早いです。
信頼構築もしやすいし相手の求めているものがピンポイントでわかるからです。
まずはオフラインで経験や実績を作ってから、それをもとにオンラインで活動を始めるのが正しい手順です。
競合の数が多すぎる
コンサルタント起業はお金がかかりません。
名乗るだけで誰でもコンサルタントになれてしまうため、参入障壁が非常に低く市場は完全に飽和状態にあります。
何の実績もウリもないような人が集客するのは決して容易ではないのです。
エセコンサルが大量に存在するために、業界そのもののイメージもよくありません。
Webマーケティングの経験などほとんどない人が、Webマーケティングコンサルを名乗ってしまう実情。
これは業界にとって非常に由々しき問題だと思っています。
コンサルの必要性が認識されていない
ほとんどの人はコンサルタントの必要性を感じていません。
実際には必要であるにも関わらず、そのことを自覚できていない人はたくさんいるのです。
コンサルタントに対してネガティブなイメージを持っている人もいます。
そのような中でコンサル商品を売るためには、マーケティングにおける「教育」が必要になります。
- なぜコンサルが必要なのか?
- クライアントの声
- 自分自身のストーリー
こういったことを発信していくことで、コンサルの必要性を認識してもらうことから始めなければなりません。
メソッドとかを伝えるのはその後の話です。
見込み客に免疫ができている
数多くの同業者が同じような商品を同じような手法で販売しています。
そのため見込み客に免疫ができてしまい、小手先のテクニックは通用しなくなっています。
DRMがその最たる例です。
今どき無料プレゼントをあげるぐらいではリストは取れません。
ただ手法をなぞるだけではうまくいかないのです。
そうではなくて、「この人の無料プレゼントなら欲しい」と思われる状況を作ることが大切です。
売れてもいないのにやたら自動化にこだわる
自動化というのはある程度売れるようになった人がやるべきこと。
全く売れていない人が自動化をしたところで、売れない状態が自動化されるだけです。
でも始める前から自動化や仕組み化にこだわる人が多い。
それよりもまず「自力で売る」という力を身につけることが先です。
自動化すると成約率は落ちます。
売る場所を間違えている
コンサル商品というのは基本高額なので、ブログやSNSで直接販売してもまず売れません。
あなたはブログやSNSを見て何十万もする商品を購入しますか?
しかもどこの誰かもわからない人からです。
そのやり方で売れるのは実績やネームバリューのある人だけ。
ブログやSNSはあくまでも集客や信頼構築をするための場所です。
そこを間違えてしまうとずっと稼げないままです。
関係性を築く前にセールスする
コンサル商品は無形かつ高単価なので、高い信頼を獲得できなければなかなか売れません。
中にはテクニックで強引に煽って売る人もいるみたいですが、そういうのは長い目で見ると逆効果なのでやめておいたほうがいいです。
あなたはFacebookとかで集客した相手にいきなりセールスしてませんか?
相手との関係性を築く前に、です。
まったく信頼構築出来ていない人に売るのは至難の技ですよね?
信頼構築してからであれば売れやすくなるにも関わらず、売上を急いでしまうがゆえに自らハードモードでセールスをしてしまうのです。
集客媒体を間違えている
情報発信の媒体には濃い見込み客が集客しやすいものと、そうでないものがあります。
例えばSNSなどは薄い客(冷やかし)が多い傾向があります。
ほとんどの人は暇つぶしで見ているからです。
自分の投稿を見る時間も数秒〜数十秒がいいところなので、なかなか信頼構築が難しいという特徴があります。
駆け出しコンサルタントの多くがFacebook(またはInstagram)しか使っていません。
しかし、実はこれが集客できない一番の原因だったりするのです。
あとコンサル商品を売るならLINEよりもメルマガがいいです。
LINEは高額商品(無形)には不向きだからです。
高額商品が売れるWeb集客のやり方は、こちらのウェビナーでお話しています。
↓
情報発信の量が少なすぎる
ほとんどの人は情報発信の量が圧倒的に少ないです。
毎日ブログ(SNS)を更新するぐらいでは全然足りません。
ネット上には情報発信をしている人が星の数ほどいるからです。
ちょっと発信したぐらいでは、誰にも見つけてもらうことができないのです。
毎日投稿でも少ないぐらいなのに、それすらやっていない人も結構います。
それでは集客がうまくいかないのは当然です。
いきなり高額で売ろうとする
当たり前ですが、価格が上がれば上がるほどセールスの難易度は上がります。
セールス未経験のド素人が50万円もするような無形の高額商品を売ることは決して簡単ではないのです。
3万円だったら売れたかもしれないのに、いきなり超高額で売ろうとするからまったく売れないわけです。
最初にやるべきことはお金を稼ぐことではなく、経験や実績を増やしていくことです。
この順番を間違えてしまうと、全然稼げないという状況が長く続くことになる場合があります。
コンサルとしての活動実績がない
Web集客などまともにしたことがないのに、「Web集客コンサルタント」という肩書で活動してしまう人がいます。
こういう人は集客が難しい。
ほとんどの人は、その人の肩書ではなく活動状況や実績を見てコンサルを依頼するか決めるからです。
まともに活動している実績がない人に頼む人は稀です。
こういう人の特徴として、情報発信が薄っぺらいという特徴があります。
経験が乏しいので深い情報発信ができないのです。
Web集客コンサルタントを名乗っておきながら、Web集客と関係のない話ばかり発信している人もいます。
なぜそういうことが起こるかというと、「経験が伴わないから(発信できない)」です。
僕はこういう人を監督型コンサルタントと呼んでいます。
相手からコンサルを依頼される状態を作りたいのであれば、プレイヤー型コンサルタントになる必要があります。
「コンサルタント・営業・できない」
Googleでコンサルタントにまつわるキーワードを調べると、「コンサルタント・営業・できない」というサジェストが見つかります。
僕個人の見解ですが、「営業しようという姿勢がコンサルが売れない根本原因」だと思います。
営業をするということはセールスマンになることだからです。
セールスマンになった時点で「売り手VS買い手」という構図になってしまいます。
コンサルタントはセールスマンではなく、ドクターになる必要があります。
ドクターは「買ってください」なんて言いませんよね?
むしろ「助けてください」とお願いされるはずです。
法人コンサルタントであれば営業も必要かもしれませんが、個人相手であれば営業しなくても商品は売れます。
フロントエンド商品を間違えている
フロントエンド商品はバックエンド商品の販売につなげるためのもの。
フロントエンドを間違えてしまうと、バックエンドの販売には繋がりません。
テキトーにフロントエンド商品を決めてしまう人がいますが、それではコンサル商品を売るのは難しいです。
詳しくはこちらの動画で解説しています。
フロントエンド商品の作り方について知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください。
コンサルタントのためのWeb集客術
僕が広告費ゼロでデビューから3ヶ月で420万円を売り上げ、約1年半で20名以上のクライアントを獲得したWeb集客術をこちらの書籍で解説しています。
Web苦手なコンサルタントのためのオンラインマーケティングの教科書
まとめ
Webマーケティングの知識がほとんどない状況でオンライン集客をしても、なかなか売上には繋がりません。
コンサルタントは簡単に始めることができますが、稼ぐのは決してカンタンではないのです。
まずはWebマーケティングのスキルを身につけること。
そしていきなり商品を売ろうとするのではなく、コツコツと情報発信をして信頼を作ることです。