空前の起業ブームです。
ネットを使った起業であれば、小資本でビジネスをスタートすることができます。
しかも金銭的リスクがほとんどない。
やり方次第では個人でも数千万~億単位の収入を手に入れることができる。
我々にとってこれほどのチャンスはないと言ってもいいでしょう。
しかし一方で起業がうまくいかずに消えていく人も多いのが現状。
ビジネスのビの字も知らないままスタートする人が多いので、起業に挫折する確率は当然高くなるわけです。
オンライン起業の中でも特に人気があるのが「コンサルタント」。
僕自身もコンサルタントとして活動しており、自分のビジネスの根幹をなすぐらい大きな収益を得ています。
コンサル起業は始めるのはカンタンですが、成果を出すのは難しい。
約9割の人はまともに稼げずに失敗してしまいます。
その原因は何か?
もしあなたがコンサル起業を考えているのであれば、今回お話しすることをぜひ参考にしていただければと思います。
こちらの記事も合わせてお読みください。
- 参入者がめちゃくちゃ多い
- そもそもコンサルを必要としている人は少ない
- 他人が決めたコンセプト
- 小手先のノウハウしか知らない
- SNS集客しかしていない
- 高額支払うポテンシャルがない商品
- 実戦経験のないコンサルタント
- いきなり高額で販売しようとする
- ネット上にウヨウヨいる自称コンサルタント
- バックエンド商品しか持っていない
- オンラインだけで集客しようとする
- 自動で集客できる仕組みがない
- 強引に売ろうとする
- まとめ
参入者がめちゃくちゃ多い
コンサルタントは誰でもカンタンになることができます。
「私は○○コンサルタントです」
と名乗ってしまえば、それでコンサルタントという肩書が手に入るからです。
しかも軍資金も一切いりません。
さらにコンテンツ販売のように、事前に商品を準備しておく必要もありません。
(カリキュラムを考えるだけでOK)
そのため、参入障壁が限りなく低いのです。
参入障壁が低いということは、それだけ競合の数も多いということ。
そんな状況でビジネスとしてやっていくのは、決して容易ではないのです。
そもそもコンサルを必要としている人は少ない
まったく困っていない人に「コンサルします」とオファーしても、商品を購入される見込みは薄いです。
商品が高額であればなおさら。
そもそも「コンサルタントを必要としている人は少ない」のです。
「私はコンサルタントを探しています」なんて人は、めったに見かけませんよね?
ほとんどの人は「自分の力だけでなんとかなる」と思い込んでいるからです。
経験の少ない初心者は、そもそも「苦労する」という体験をしていないので、コンサルの必要性をまったく感じていません。
そんな人たちにコンサル商品を売るのだから、当然セールスの難易度は高くなるわけです。
他人が決めたコンセプト
コンサルタントとして活動している人の中には、起業塾やコンサルタントによってコンセプトを決められる人もいます。
それが自分に合っていればいいですが、合っていない場合は成果を出すのは難しいでしょう。
過去に僕のところに相談しにきた方の中にもそういう人がいました。
「儲かる市場だから」という理由だけで、スピリチュアルに特化したコンサルタントという肩書で活動していたそうです。
しかし、本人はスピリチュアルに造詣があるわけでもなく、全く興味もありません。
当然鳴かず飛ばずの成果しか出ず、僕のところに相談にきたというわけです。
小手先のノウハウしか知らない
小手先のノウハウはすぐに通用しなくなります。
何回も同じ手法が通用するわけがないですよね?
自分以外の人も同じ手法を使っているなら、そのノウハウが陳腐化するスピードも早くなります。
小手先のテクニックを使えば単発的に成果が出る事があります。
しかし、真の実力が身についていないので、ノウハウが通用しなくなった途端にまったく稼げなくなるのです。
俗にいう「一発屋」というやつです。
起業塾に入るとこのような小手先のテクニックを教えられます。
その方が成果が出るのが早い(=起業塾の実績になる)からです。
原理原則も理解せず言われた通りにノウハウを実践するだけなので、スキルが全く身につきません。
だからノウハウが通用しなくなったら稼げなくなるのです。
SNS集客しかしていない
稼げていないコンサルの多くはSNS集客しかしていません。
なぜSNS集客する人が多いのかというと、SNSは誰でもカンタンに発信することができるからです。
ブログのように長文記事を書く必要もなく、Youtubeのように人前で(上手に)話す必要もありません。
一般ユーザーも発信者として利用するぐらいだから、SNS発信はめちゃくちゃカンタンなのです。
しかし、裏を返せばそれだけ「競合が多い」ということ。
要するに、「埋もれる確率が高くなる」ということです。
SNSは薄い見込み客が多く、集客しても売り上げにつながらないこともしばしば。
長期的にビジネスとしてやっていくのであれば、ブログやYoutubeといった資産型メディアは絶対にやっておくべき。
でも「難しい」とか、「面倒くさい」という理由でやらない人が圧倒的多数なのです。
コンサルタントの集客がうまくいかない理由はこちらの記事にてお話ししています。
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高額支払うポテンシャルがない商品
コンサルタントとして起業したいのであれば、食っていけるだけの収入を得る必要がありますよね。
食っていくだけの収入を得るためには、高単価商品を売らなければなりません。
1件3万円とかだったら、月に10個売っても30万円にしかならないからです。
そして、初心者が毎月10個の商品を売るのは至難の業。
コンサルタントとして活動している人の中には、「高額で売れるポテンシャルのない商品」を売っている人がいます。
例えば、「継続コンサルタント」。
あなたは継続だけのために、30万円のコンサルフィー払いますか?
ほとんどの人は継続なんか欲しくありません。
ただ成果が欲しいだけです。
高額で売れるポテンシャルがない商品を高額で売ろうとするのだから、売れないのは当たり前と言えるでしょう。
実戦経験のないコンサルタント
例えば、自身がKindle出版をやっていないのに「Kindle出版コンサルタント」を名乗っている人がいたら、あなたはその人にコンサルを依頼しますか?
自身がプレイヤーとして大きな成果を出している人であればどうでしょうか?
後者を選ぶ人の方が圧倒的に多いはずです。
しかし、このようなコンサルタントはめちゃくちゃ多いです。
実戦経験がないため、いざコンサルをすることになっても具体的なアドバイスができない。
誰にでも当てはまるような机上のアドバイスしかできないのです。
ただ情報を与えるだけなら、コンサルタントなんていりません。
そういう情報は本や講座でも学べるからです。
個別具体的にピンポイントのアドバイスがもらえるからこそ、コンサルタントを利用する価値があるのです。
いきなり高額で販売しようとする
駆け出しにも関わらず、いきなり数十万円の商品を売ろうとする人がいます。
起業塾などで習った人は特にその傾向が強い。
売上額が大きいほうがその塾の実績になるからです。
高額で売れば当然難易度は高くなるし、セールスに対するメンタルブロックも強くなります。
成約後のプレッシャーも大きい。
まったく実力が伴っていないのであれば、クレームや信用低下につながる可能性もあるわけです。
そうすると単発的な収入で終わってしまい、長期的に生き残ることができなくなります。
いきなり高額で販売する必要はありません。
自分の提供できる価値に見合った金額からスタートしてください。
それで少しずつ経験と実績を積み重ねていけばいいのです。
ネット上にウヨウヨいる自称コンサルタント
実戦経験の伴わないコンサルタントにサポートを受けても、成果を出すのは難しいです。
ネット上にはこのような自称コンサルタントがウヨウヨいます。
こちらの方はTwitterにいるコンサルに100万円以上払ってコンサルを受けていましたが、まったく成果の出ていない状態でした。
それが僕の単発コンサルを受けただけで一発で問題が解決。
こちらの方はすでに起業されて長い経験をお持ちの方ですが、今までたくさんのコンサルを受けたけど、いまいち成果につながらず。
そんな状況の中僕のところに相談に来られたわけです。
たくさんのコンサルタントが解決できなかった問題が、たった1回の僕のセッションで解決。
この方たち以外にも、同じような経験をお持ちの方から相談を受けることがあります。
自分が「ヤブ医者コンサルタント」と呼ばれることがないように、しっかりと実戦経験を積んでいきましょう。
コンテンツ販売コンサルタントの選び方はこちらの記事で解説しています。
個別相談の実際の様子を動画に収録しました。
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バックエンド商品しか持っていない
駆け出しコンサルタントは商品を1つしか持っていません。
そのため、その商品が売れなければ売上はゼロ。
初心者なので成約率も低く、「月の収入がゼロ円」という人も少なくありません。
もし商品を複数持っていたら、仮にバックエンド商品が売れなくても収入がゼロになることはありません。
僕はコンテンツ販売をメインにビジネスをしていますが、仮にコンサル商品がまったく売れなかったとしても、コンテンツ販売による売上(不労所得)があるため、食いっぱぐれる心配はありません。
1つしか商品がないのに起業するのはリスクが高すぎです。
起業後も安定収入を手に入れる方法はこちらの無料セミナーでお話しています。
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オンラインだけで集客しようとする
コンサル商品はオフラインで売ることもできます。
そしてオフラインで売る方が圧倒的にカンタンです。
知り合いに売ることもできるし、直接会うことができるので信頼を作りやすいからです。
まずはオフラインで実績を作ってから、その実績を引っ提げてオンラインで勝負する。
これが正しい戦略と言えるのですが、いきなりオンラインから始めてオフライン集客をまったくやらない人が多いです。
Webマーケティングの知識や経験がないのにオンライン集客をするということは、丸腰で戦場に出向くようなものです。
オンラインは競合も多く、そして強い。
無名で経験の浅い素人が真っ向勝負をしても、まず勝ち目はありません。
僕のように海外に住んでいてオフラインで売れる見込み客が身近にいない場合は仕方ありませんが、そうでなければまずはオフラインで実績を作ることをおすすめします。
自動で集客できる仕組みがない
収入が安定せず廃業に追い込まれてしまうのは、自動で集客できる仕組みができていないから。
仕組みを作っておかないと、自転車操業を延々と続けることになります。
仕組みと聞くと「マーケティングファネル」をイメージするかもしれませんが、それだけが仕組み化ではありません。
ビジネスが持続しないのは仕組み化できていないからです。
強引に売ろうとする
起業塾などで習ったトークスクリプトを使って、ロクに信頼関係もできていない相手に無理やり売ろうとして撃沈。
そういう駆け出しコンサルタントは多いです。
セリフ通り喋って商品が売れるなら、この世にセールスマンなど必要ありません。
「トークスクリプト通りに話せば売れる」なんてことはないのです。
もし相手がこちらの手の内を知っていたら全く通用しないし、むしろ「自分に何か売りつけようとしている」と見透かされて信用を落とすだけです。
初めての個別面談でいきなりセールスをかける人もいますが、それが売れない一番の原因だったりします。
優良顧客であればあるほど時間をかけて関係構築をするもの。
会社の営業でも同じはずです。
最初の訪問でいきなりセールスなんかしないですよね?
にも関わらずなぜかコンサル商品になると、初対面のお客さんにセールスをかけようとする。
高額商品なのだから売るためには高い信頼が必要なのに、です。
アメリカの超凄腕コンサルタントであるMichael Zipurskyもその著書の中で
「ハードセルはもう通用しない」
と断言しています。
「質問で誘導して買わせようとするのではなく、相手の悩みを解決するようなアドバイスをすることで信頼を作る方が売れる」と。
お客さんの立場になって考えてみてください。
誘導質問ばかりでロクにアドバイスをくれない人にコンサル依頼したいですか?
まとめ
僕個人の意見としては、いきなりコンサルタントとして起業するのはおすすめしません。
まずはプレイヤーとして実践経験を積んでから、そこで培った知識や経験を活かしてコンサルタントとして活動するのがおすすめです。
そして、オンラインでコンサルタントとして起業するのであれば、Webマーケティングを学ぶことは必須と言えます。
Webマーケティングがうまくいけば、セールスが下手くそでも売れます。
「コンサルをお願いしたい」という状態の人を集客することができるからです。