起業がうまくいくかどうかはビジネスの選択で9割決まります。
起業する目的は人それぞれ違うので、すべての人が収入のために起業するわけではありません。
収入はそこそこでも、「ストレスがなく自由なライフスタイルが手に入ればいい」という人もいます。
まずは起業する目的を明確にすること。
目的によって選択するビジネスも変わってくるからです。
起業してもサラリーマン時代と変わらないのであれば、単純に安定収入がなくなっただけです。
今回登場するビジネスでもうまくいっている人はいます。
絶対にダメというわけではありませんが、個人的にはあまりおすすめしません。
①情熱がないビジネス
情熱がないビジネスは長続きしません。
自発的に学ぶこともしないので成果が出ないし、義務感で仕事をすることになるので幸福度も低いです。
寝ても覚めても「それ」が好きな人には勝てないでしょう。
トレンドブロガーがこのタイプにあたります。
あなたは今後何年も興味のない有名人の記事を書き続けたいですか?
もし答えがNOなら、ビジネス継続するのが苦痛になる瞬間が来るはずです。
②拡張性がないビジネス
例えば、データ入力や文字起こしなどの下請け仕事。
収入を増やしたくても、仕事量を増やすぐらいしかできません。
単純作業であれば単価を上げるもの難しいです。
拡張性がないので収入が頭打ちになってしまいます。
③将来性がないビジネス
例えば、Facebookコンサルタントなど。
今ならまだ需要は十分にありますが、5年後どうなっているか怪しいところです。
将来性が見込めないビジネスは先が見えているので避けた方が無難です。
④下請けビジネス
動画編集やWebライターなどといったビジネス。
下請け仕事は買い叩かれることが多く、精神的にも金銭的にも疲弊しやすいです。
要求が厳しいわりに報酬は少なく、ストレスもたまりやすいと思います。
ライバルも多いので仕事を奪い合いになる可能性が高いです。
⑤時間労働型のビジネス
時間労働型の仕事は稼げば稼ぐほど忙しくなります。
収入はそこそこあるのに時間がまったくない状態。
かといって仕事を制限すると収入が減ってしまうというジレンマに陥ります。
自由が欲しくて起業したのに、「会社員の頃よりも自分の時間がない」なんてことになる人もいます。
⑥リストが取れないビジネス
リストが取れない仕事はビジネスになりません。
常に一見客に売り続けることになるからです。
ブログを書いても読みにくるかどうかは相手次第。
こちらからアプローチすることができません。
アフィリエイターの多くが廃業したのは、アフィリエイトはリストが取れないからです。
仮にGoogleの検索順位が急落したとしても、リストを持っていれば一夜にして収益がゼロになるなんてことはありません。
こういうビジネスは非常に不安定なのでリスクがあります。
⑦赤字リスクがあるビジネス
ビジネスがうまくいかなかったときに大きな赤字を出してしまうビジネス。
オフィスを構えたりスタッフを雇ったり、在庫を抱えるようなビジネスがこれに当たります。
初期投資に膨大な資金が必要になるビジネスも含まれます。
ただ起業に失敗するだけでなく、借金を抱えることになってしまうので、非常にリスクが大きいです。
⑧依存型のビジネス
特定の仕組みやプラットフォームに収入を依存しているようなビジネスです。
その仕組みや媒体が使えなくなってしまったら、ビジネスも同時に倒れてしまいます。
紹介に依存しているビジネスもこれに該当します。
アフィリエイトも検索エンジンや販売主の都合で収益が消し飛ぶことがあるので、依存型のビジネスといっていいでしょう。
収入の柱は複数持っておく方が安心です。
さいごに
ネット上にはたくさんの儲け話が見つかります。
安易に選んでしまうと後から後悔するはめになるでしょう。
仕事とは一生もの。
「このビジネスに人生をかけてもいい」と思えるようなビジネスにめぐり合うことが、起業を成功させるうえで大事だと思っています。