僕は個別相談やブログコンサルもやっていますが、たまに「トレンドブログを書いている」という人が来ることがあります。
全員が全員ではありませんが、9割以上の人はまったくと言っていいほど稼げていません。
半年間ブログを書き続けて数百円程度しか稼げていない人もいます。
こちらはかなり昔にブログコンサルをした方です。
収益は約8ヶ月でたったの175円。
トレンドブログを書いていたので、自分の意志で書いているのか聞いてみたところ...。
エセコンサルタントに捕まると、このような的外れなアドバイスをされてしまうので気をつけましょう。
トレンドブログを書く目的は「稼ぎたいから」だと思います。
でも同じ時間労働するならアルバイトやったほうがよっぽど稼げます。
甘い言葉に乗せられてトレンドブログを始める初心者が結構いますが、膨大な時間や労力、そしてお金を無駄にしかねません。
今日の記事では、トレンドブログをおすすめしない理由についてお話します。
トレンドブログ以外にやめといたほうがいいビジネスはこちらで言及してます。
- 記事の賞味期限が短い
- 楽しくない
- アドセンスのクリック単価が低い
- 競合記事が多い
- 読者の属性がバラバラ
- ビジネス(起業)に繋がらない
- お金損する人が9割
- どうしてもトレンドやるならYoutube
- まとめ
記事の賞味期限が短い
時事ネタやスキャンダルといった内容は、コンテンツの賞味期限が非常に短いです。
話題になっているときはアクセスが大量にあっても、そのアクセスが長期的に持続しません。
今日書いた記事が数年後も読まれることは少ないので、「アクセスの自動化」ができないのです。
いわゆる『エバーグリーン化』ができないのです。
エバーグリーン化できないということは、常に記事を書き続けないといけないということ。
要するに、「ずっと時間労働をし続けなければならない」ということです。
楽しくない
これが一番の問題点だと個人的に思っています。
一部のゴシップ好きを除き、多くの人は興味のない芸能人の記事を書くことは苦痛なのです。
トレンドブログに限らず、自分に興味のないものの記事を書き続けるのってキツいですよね?
トレンドブログを書いている人のモチベーションは、「お金を稼ぐこと」。
お金が稼げていればいいですが、稼げていないと継続するのが困難になります。
楽しくないどころか苦痛に近いからです。
興味がないので、自ら自発的に探求して記事のクオリティを上げることもしません。
そのため、薄っぺらい記事になりやすく検索上位にも上がりにくいし、読まれたとしてもすぐに離脱されてしまうことになるのです。
アドセンスのクリック単価が低い
トレンドブログを書いている多くの人は、Google AdSenseでマネタイズをしています。
アドセンスには、ターゲット広告とパーソナライズ広告というものがあり、トレンドブログのようなジャンルはクリック単価が低い広告が掲載されやすいです。
そのため、大量のアクセスを集めても大して稼げないことが多い。
アクセスを倍に増やすよりも、アドセンスのクリック単価を倍に上げるほうが簡単です。
前述の人が半年で数百円しか稼げなかったのは、アドセンスのクリック単価が低いからです。
ちなみにこのブログのCPCは平均100円以上あります。
競合記事が多い
時事ネタやゴシップ記事は注目度が高いため、個人や企業も含め多くの人が記事を書いています。
競合が多いためなかなか検索上位が取れません。
EATが採用されるようになってからは、個人ブログが上位を取るのは非常に難しくなっています。
ブログ記事の賞味期限が短いため、「ゆっくりと時間をかけて記事を育てる」といったこともできません。
読者の属性がバラバラ
例えば、「英語・英会話」に関するブログを書けば、英語・英会話に興味のある人が集まってきます。
そこで英語教材を販売すれば、購入される可能性は十分にあります。
しかし、そこでマーケティング教材を売ってもほぼ売れないでしょう。
彼らはマーケティングに興味があるわけではないからです。
それがどんなに良い商品であったとしても、です。
男性ユーザーに化粧品や女性下着を販売しても売れないですよね?
それと同じ理屈です。
トレンドブログにはありとあらゆる属性の人が集まってきます。
英語に興味のある人もいれば、マーケティングに興味のある人もいるし、料理に興味のある人やスポーツに興味のある人もいます。
属性がバラバラなので売る商品を絞り込みづらいのです。
アフィリエイトをするにしても、何を売ればいいのかがわからないということです。
そもそもアフィリエイト自体稼ぐのが難しいですけどね。
ビジネス(起業)に繋がらない
トレンドブログに集まってくる人は、ニュースや芸能人に興味があるだけであって、書き手であるあなたのことなど1ミリも興味がありません。
検索で見つけたブログのタイトルや書き手のことなど、5分も経たないうちに忘れてしまうものです。
そんな状況で「私のメルマガ登録してください」と言っても、誰も登録してくれないでしょう。
「あなた」には興味ないからです。
当然自分が作った商品を買ってくれるなんてこともありません。
しかも収益性が非常に不安定です。
今稼げていたとしても来年稼げているかはわかりません。
そんな状態で起業するのはリスクがあります。
お金損する人が9割
トレンドブログは途中で辞める人が9割です。
何年もトレンドブログを継続している人は、本当にごくわずかです。
途中で辞めてしまうと、そのために使ったお金がすべて無駄になります。
- サーバー代
- ドメイン代
- 書籍代
- コンサル代(特に大きい)
稼ぐために始めたはずのブログなのに、蓋を開けてみるとお金を損しただけという結果に。
これが多くの人が辿る末路です。
どうしてもトレンドやるならYoutube
どうしてもトレンド系で稼ぎたいのなら、ブログよりもYoutubeのほうがいいです。
ブログはGoogle上位取れないと話になりませんが、Youtubeなら「おすすめ動画」や「ホーム画面」からのアクセス流入があります。
つまり、SEO対策スキルがなくてもアクセスが見込めるということ。
トレンド系の情報をYoutubeで見ている人も多いので、非常に相性がよいコンテンツだと思います。
事件系のチャンネルもそうですが、他人の不幸を飯のタネにするのは個人的には好きではありません。
取り扱うテーマがデリケートなだけに広告剝がされたり、アカウント停止のリスクも伴うので注意が必要です。
まとめ
もしトレンドブログをやろうか迷っているなら、まずは自分に以下の質問を聞いてみてください。
「もし稼げなかったとしてもやり続けることができるか?」
その答えがNOなのであれば、トレンドブログはおすすめしません。
コミットメントできない人は成功できないからです。
変なコンサルに騙されて大金を失わないためにも、しっかりと情報収集をしておきましょう。