ブログ初期のころのアクセスアップの方法の一つに、「返報性の法則を利用する」というものがあります。
具体的にいうと「コメント周り」というやつです。他の人のブログを訪れ、コメントを残すことで自分のブログに来てもらい、同じようにコメントを残してもらうことを言います。
もしくは読者登録を自分からすることで、相手からお返しで読者登録を返してもらうことができます。
【アクセスアップ】返報性の法則はどこまで有効なのか?
返報性の法則によるアクセスアップがどこまで有効なのか、ということに関しては、その目的により異なります。
しかし、一般的に読者を獲得する目的というのは長期的に自分のブログを読んでもらう人(=お客さん)を確保するためである場合がほとんどなので、今回はそのケースを想定して考えてみたいと思います。
これはツイッターのフォロワーを例に考えてみるとわかりやすいです。
ツイッターでフォロワーが数千人いるにもかかわらず、ツイートに対して「いいね」が1-2件しかついていない人がいます。
この場合、このフォロワーはただフォローしているだけの人であっていわゆる「お客さん」ではありません。
ただ単純にフォロワーを増やして、自己顕示欲を満たすことが目的なのであればそれでもいいと思いますが、ツイッターを通してそこからマネタイズなりにつなげていこうと思うのであれば、この状態ではフォロワーが何万人いようが意味がありません。
ブログも同じです。
返報性の法則で一時的にコメントを返してくれたり、読者登録をしてくれたとしてもその人が長期的に自分のブログに来てくれなければ意味がありません。
もちろんコメント残しをする人も、まったく無関係の人のブログにコメント残すようなことはしないと思います。
大抵は自分と同じジャンルのブログを書いている人のブログにコメントを残すなり、読者登録をするなりすると思います。
ただ同じジャンルのブログを書いている人であるからといって、必ずしも自分のブログを読んでくれるとは限りません。
ブログを書いている人には「書く専門で他の人のブログは読まない」人が一定数います。
そういう人にコメント残しても、気を使ってお返しをしてくれるかもしれませんが、その後二度と自分のブログに来てくれることはないと思います。
また同じジャンルのブログを書いている人でも、「マネタイズする側」の人である場合があります。
そういう人はお客と言うよりはライバルになる存在なので、仮に自分のブログを読んでくれたとしても、その人からマネタイズするのは難しいでしょう。
コメント残しや読者登録というのは、ある程度のアクセスアップ効果はあるかもしれませんが、時間と手間がかかるわりに効果が薄いように感じます。
どうしてもやるのであれば、「人のブログにコメントを残している側」の人であれば、他人のブログを読む習慣があり、コメントを返してくれる可能性も高いと思います。