ブログを書いている人の中には、タイトルのような嘆きを抱えている人も少なくありません。
はてなブログでははてなスター機能によって、自分のブログの読者さんを把握することができます。
はてなブログがWordpressに比べて優れているなと思うのは、
はてなスター機能を利用できる点です。
はてなスターとはただ自己承認欲求を満たすためだけの機能ではなく、
様々な分析に活用することができる便利なツールです。
はてなスターの多い記事と少ない記事を比較することで、
自分の読者層のニーズを分析することができます。
はてなスターのついた時間帯を調べれば、どの時間帯に投稿するのが良いかを判断することもできるようになります。
そして、誰がスターを押してくれているかがわかるので、
読者との信頼構築のバロメーターとして利用することもできます。
いつもはてなスターを押してくれる読者の方というのは、
少なくとも普通のユーザーよりは信頼残高が高い人です。
その人数が何人いるかを計測することで、今自分のブログにどれぐらいのファン予備軍がいるかを調べることができます。
そして、彼らが喜ぶ記事を書くことで、より深い信頼構築ができるようになり、
読者はやがてファンに変わっていきます。
これらの分析は、はてなスターのような機能がないWordpressではできません。
初心者ブロガーが数か月で消える理由
ブログ開設して間もないころは、ユーザーの反応に敏感になりやすいです。
- PV数は増えているか?
- はてなスターはついているか?
- 読者登録は何人いるか?
ブログ初心者が挫折してしまうのも、これらのことを気にしすぎてしまうことが原因の一つです。
ブログって自分の好きなことを自由に発信できるプラットフォームです。
誰かに強制されて、嫌々書かさせれているものではありません。
別にノルマがあるわけでもないし、結果が出なくて損をするわけでもありません。
自分の好き勝手に書いているのだから、「挫折する」ということは本来ありえないはずです。
にもかかわらず、挫折してしまう人が多数出てきてしまうのは、
ブログを訪問してくるユーザーの反応を気にしすぎてしまうからです。
ブログを書くという作業は非常に孤独です。
そして、人間誰しも「認めてほしい」という承認欲求を持っています。
せっかく記事を書いたのに全然反応がないと、自分が否定されたような気持になります。
しかも、他人のブログと自分を比較してさらに落ち込むという負の連鎖を繰り返し、
ついには心が折れてブログを書くことを止めてしまいます。
いつもブログを読んでくれていた読者さんがいなくなってしまった
僕自身もご多分に漏れず、ユーザーの反応を気にしすぎてしまう時期がありました。
メインブログを始めて1か月程度は自分の好き勝手に綴っていたのですが、
思いのほか読者が増えてしまい、いつからかユーザーの反応を気にするようになってしまいました。
はてなスターの数を見ては安堵したり、落ち込んだりした時期もあります。
そして記事を更新し続けていると、自分のブログの読者(いつもスターを付けてくれる人)が。ある程度絞り込まれてきます。
読者の人が絞り込まれてくると、はてなスターの数よりもその人達の反応に重きを置くようになりました。
このブログでは何度もお話しましたが、ブログは読者との信頼構築が何よりも大切だからです。
しかし、いつもはてなスターを押してくれていた人が突然いなくなってしまうこともあります。
ブログを書いている人達の中には、同じような経験をしたことがある人もいると思います。
そういうことがあったとき、最初は落ち込むかもしれませんが、
そこまで気にする必要はありません。
それには以下のような理由があります。
①読者の人がブログを止めてしまった
はてなスターを付けてくれる人というのは、自分自身のブログを持っている人たちです。
はてなブログのダッシュボードには、読者登録をしている人の新着記事の更新通知が表示されるため、彼らがブログを更新しつづけている場合、そこから僕たちのブログに流入してくる人もいます。
でも、彼らがブログの更新を止めてしまった場合、わざわざ僕たちのブログを読もうとは思わない可能性もあります。
新着記事の更新通知はダッシュボードだけでなくEメールでも届くので、
その人がブログの更新を止めても、リマインダー自体がなくなるわけではありません。
でも、彼らはブログ更新をしていたときほどアクティブに他人のブログを読まなくなっている可能性もあります。
ブログ更新を止めたということは、その分の空き時間ができているはずなので、
その時間に何か別のものに没頭していることも考えられます。
②他人はコントールできない
これはブログだけに限った話ではありませんが、他人をコントロールしようとすると非常にストレスを抱えることになってしまいます。
僕たちは無意識に他人を自分の思い通りにしたいと思っています。
自分が期待していたリアクションを相手がしてくれないと怒りを感じたり、悲しくなったりすることがあります。
でも、他人をコントロールすることはできません。
自分のコントロールできないものに意識を向けてもエネルギーを消耗するだけです。
③価値とは相対的な物である
価値とは相対的なものであり、人によって何に価値を感じるかということは違います。
例えばYoutuberの場合、彼らのファンはYoutuberを見たいのであってその企画を見たいわけではありません。
したがって、別の人物が同じ企画をやっていたとしても興味を示すことはありません。
Youtuberと一緒に写真を撮るためだけに多額のお金を払う人もいれば、
そこに何の価値も感じない人もたくさんいます。
普通の人にとってはただのガラクタでも、
コレクターにとっては数十万~数百万を投資する価値のあるアイテムもあります。
つまり、仮に自分のブログの読者の人があなたの記事を「読む価値がない」と判断したとしても、「あなたの記事に価値がないということにはならない」ということです。
「今の」その人にとっては価値がないだけであって、
あなたの記事の質が悪いというわけではありません。
あなたは悪くないし、その人も悪くありません。
これからは個性を前面に押し出して勝負をする時代
多くの企業が価格競争に巻き込まれて疲弊しているのは、「個性」を打ち出して勝負をしてこなかったからです。
個性とは強みという言葉に置き換えることができ、それをビジネス用語でUSPと表現しています。
商品そのものは技術さえあれば誰でも作れます。
同じ商品で勝負するのなら、価格が安いほうが圧倒的に有利です。
その会社から買う理由がなければ、消費者は価格が安い方を選ぶのが一般的だからです。
この「その会社から買う理由」を決めるのが個性、つまりUSPです。
ブログも同じです。
人気ブロガーの記事を真似することはできても、個性まで真似することはできません。
なぜなら、個性とはその人の内面から出てくるものだからです。
万人受けを狙った記事を書くということは、自分の個性を殺すということでもあります。
自分の個性を前面に打ち出すと、それを「好き」だと言ってくれる人の絶対数は少なくなりますが、大ファンになってくれる人も出てくるようになります。
浅く広くではなく、深く狭くなるということです。
自分の個性に共感してくれた人たちは、「あなただから」ブログを読んでくれるようになります。
そうするとそこに競争は生まれず、完全なブルーオーシャンになります。
まとめ
僕は今では自分の好き勝手に記事を書いています。
多くの人には響かないでしょうが、それを「好き」と思ってくれる人に喜んでもらえればそれでいいと思っています。
自分の書く記事を良いと思ってくれる人だけ読者として残るので、
記事を書くだけで自動的にマーケティングされていることになります。
去っていく読者もいれば、新たにやって来る読者もいます。
それに一喜一憂していたのではきりがありません。
個性を前面に打ち出したブログを書いている人の読者は、「あなただから」ブログを読んでくれています。
それって、他の人に真似できることではありません。
だから、あなたのブログに読者がいるということは凄いことなんです。