ブログアフィリエイトの王道手法は、
キーワードツールでキーワードを探して、
そのキーワードにまつわる悩みを解決するような記事を書くという手法です。
読者は悩みを抱えていてそれを解決したいから検索をするわけであって、
その問題を解決する商品を提案すれば購入してもらえるという理屈です。
確かにこの手法を使えば成約率の高い記事を作ることはできるでしょう。
さらにアフィリエイトの精度を上げたいのであれば、
コピーライティングスキルを磨く必要があります。
コピーライティングは、マスターすればどんな商品でも売れてしまう悪魔のようなスキルです。
とはいえ、そのコピーライティングスキルをもってしても、
商品が売れないことがあります。
このポイントを理解しないままブログを書いても、
作業だけが増えて一向に売り上げが伸びないという事態に陥ってしまいます。
なぜ読者の悩みを解決する記事を書いても商品が売れないのか?
読者の悩みや問題を解決する記事を紹介すれば商品が売れると思っている人は、
見込み客にはいくつかの段階があることを理解していません。
悩みのない人間などいません。
人間は大なり小なり悩みを抱えて生きています。
だからといって、絶対に商品が売れるというわけではないのです。
これは間違ったターゲットにアプローチしていることが原因です。
見込み客にはいくつかのレベルがあります。
①ただ悩んでいるだけ
②商品を買う心の準備ができている
③お金を払ってでも問題を解決したいと思っている
どんなに良い記事を書いても商品が売れない人は、
①の読者ばかりにアプローチしているから商品が売れないのです。
「悩んでいるけど、お金を払ってまで解決しようとは思っていない」
こういう人にどれだけセールスしても、
絶対に商品が売れることはありません。
例えば、「英語が上手に話せるようになりたい」というニーズを持っている人がいたとします。
でも、その人が必ずしも「お金を払ってまで英語がうまくなりたいと思っている」とは限りません。
無料の教材等を使って英語がうまくなりたい人に有料の英語教材を紹介しても
その人はそんなものを求めていないので当然購入しません。
ニーズやウォンツを探すのにyahoo知恵袋を使うことがありますが、
Yahoo知恵袋はあくまでも無料の媒体であるということを覚えておかなければなりません。
Yahoo知恵袋に投稿されている悩みが、必ずしもお金を払ってまで解決しようと思っている悩みであるとは限らないということです。
お金を払う見込み客を見つけたいのであれば、
Amazonの書籍をリサーチするほうが効率的です。
お金を払うつもりのない人はAmazonを利用することはありません。
お金を払ってでも問題を解決したい見込み客なのに商品が売れない
例えばあなたがAmazonをリサーチしていたとして、
英語を話したいと思っている人がたくさんいることを発見したとします。
Amazonのリサーチなので、見込み客はお金を払う準備ができている人々です。
普通なら彼らに商品を提案すれば売れるはずです。
しかし、それでも商品が売れないこともあるんです。
.「英語を話したい」というニーズの中にも、
日常会話ができればいいという人もいれば、
ビジネスで英語を使わなければならないという人までいます。
日常会話ができればいいという人は、
英語に対してそこまでお金をかけるつもりはありません。
そういう人に高額な商品を販売しても売れません。
あなたが英語コーチだとして、3か月10万円で日常会話がペラペラになるプログラムを販売していたとします。
確かに日常会話がペラペラになりたいというニーズはありますが、
そのニーズを満たすために10万円まで支払うつもりはないのであれば、
ニーズがあっても商品が売れることはありません。
じゃあ、安ければ商品が売れるのかというと必ずしもそういうわけではありません。
絶対にビジネスレベルの英語力を身につけなければならない人にとっては、
高額な商品のほうが売れやすいのです。
仮に内容がまったく同じだったとしても、
安い教材は効果が薄いという思い込みがあるからです。
(本人の意識も低くなるので実際に効果は薄くなるという実証データもあります)
ブログで収益を拡大したいのであれば、
適切な見込み客に最適な商品を提供するスキルを磨く必要があります。
まとめ
キーワードツールを使った検証だけでは、
的外れなターゲットばかり集まってくる可能性があります。
商品の成約率およびブログの収益を拡大したいのであれば、
何よりも読者のことを理解しなければなりません。
適切な見込み客を見つけるスキルさえ身に付ければ、
ライティングスキルがなくても勝手に商品が売れます。
マーケティング界の権威、ピーター・ドラッカーの有名な名言があります。
「優れたマーケティングはセールスを不要にする」