ブログを書くにあたり、アクセス数を伸ばそうと思うのであれば検索エンジン経由の流入は無視できません。
ブログサービスなどのプラットフォーム上からの流入は数に限界があり、ある一定のレベルに達すると流入数は頭打ちになります。
残る手段としてはSNS経由の流入になりますが、こちらもフォロワー数を増やすのに手間と時間がかかるのでブログと両方を育てていくのは骨が折れます。
SEOによる検索エンジン経由のアクセスアップを狙うのであれば、サイト構築について理解しておくことは非常に重要です。
やみくもにブログを更新するのは効率が悪いです。
今日は初心者でも簡単にできるサイト構築の手順について解説します。
なぜサイト構築が必要なのか?
自分のブログのアクセスアップを狙うのであれば、検索エンジン対策は避けて通ることはできません。
しかし、検索エンジン上では緻密なサイト構築やSEO対策を施されているアフィリサイトと戦わなければなりません。
アフィリサイトというのは、その流入の大部分が検索エンジンに依存しているため、上位表示のためにSEO対策が必須となっています。
SEO対策をまったくしていないブログというのは数多く存在しますが、SEO対策がまったくされていないアフィリサイトというのは存在しません。
つまり、検索エンジン上でアフィリサイトと戦うためには、SEOを知り尽くしたアフィリエイターと争うことになるということです。
そんな状況でSEOの知識もなく、適当に記事を書いていても上位表示をできるわけがありません。
サイト構築とはクローラーがクロールしやすい環境をつくること
SEOにはいろいろな施作があり、一番代表的なものが「タイトルにキーワードを含める」、「H2タグにキーワードを含める」というものですが、今回はサイト構築の記事になるので、それらのことに関しては説明いたしません。
サイト構築とはキーワードとかそういうことではありません。
クローラーがクロールしやすい環境を構築することです。
一般的にクローラーがたくさんクロールしたページほど、上位表示されやすい傾向があります。
したがって、いかにクローラーがクロールしやすくするかということは、SEO対策において非常に重要なポイントとなります。
クローラーというのは、リンクをたどることでページを移動します。
被リンクや内部リンク対策が重要なのはそのためです。
被リンクや内部リンクを施すというのは、そのページからリンクを貼られたページにパワーを送るようなイメージです。
たくさんパワーを送れば送るほど、ページが育って強くなっていきます
被リンクというのはリンク元から自分のサイトへの導線ができたということを意味します。
被リンクを増やす方法としては、とにかく良いコンテンツを発信することで「このサイトを参照したい」と思われるようなページを作ることです。
パンくずリストの重要性
以前にはてなブログでやっておくべきカスタマイズという記事を書きました。
この記事の中でパンくずリストの設定方法について解説していますが、パンくずリストというのはSEO対策においてもかなり重要な項目の一つです。
先ほど「リンクでページとページをつなぐのは、パワーを送るようなもの」と説明しました。
パンくずリストを見てもらえばわかりますが、パンくずリストには必ずトップページへのリンクがついています。
つまり、公開したすべてのページからトップページへパワーを送っているということです。
設定も簡単だし、つけない理由はないのでパンくずリストは必ず設定しておきましょう。
サイト構成のやり方
ブログ自体のテーマが必要
ブログでサイト構成を考える場合、日記ブログや雑記ブログだと対策が難しくなってしまいます。
なぜなら、サイト自体のテーマが明確でないからです。
特化ブログというのはサイト(ブログ)のテーマが決まっています。
そして、そこに掲載される記事というのは、すべてそのテーマに関連する記事になっています。
僕が運営しているブログのテーマでいうと「引き寄せの法則or人生」、「英語・海外移住」、「読書・書評」、「ネットビジネス・ブログ」がそれぞれのブログのテーマになります。
もちろん、これらの記事を1つのブログにまとめて雑記ブログにすることもできますが、雑記ブログにするメリットがないのでテーマごとにブログをわけています。
ここではこの中から英語ブログを例にとって、サイト構成の仕組みを解説していきたいと思います。
まずテーマが決まったら、そのテーマをブログタイトルに入れます。
自分の場合だとブログタイトルに「英語、海外移住」というワードが入っています。
これらのキーワードで上位表示をとりたいわけです。
そしてその中に英語や海外移住についての記事を入れていきます。
そうすると「英語」や「海外移住」というキーワードにパワーがついてくるようになります。
ただこれだけでは十分ではありません。
英語というメインテーマからさらに細分化したテーマをカテゴリとして設定しなければなりません。
例えば「英語 文法」、「英語 発音」、「英語 教材」、「英語 例文」というようにカテゴリをわけます。
カテゴリをわけずに記事だけ投入したとしても、クローラーが効率的に巡回することができませんし、ユーザビリティも悪くなります。
そしてこのカテゴリごとに記事を投入していくことで、「英語 文法」、「英語 発音」、「英語 教材」、「英語 例文」というカテゴリ(のキーワード)にパワーが就くようになり、上位表示しやすくなります。
1記事だけではなかなか上位表示は難しいですが、狙ったキーワードをカテゴリに設定することで、そのキーワードでより上位表示を取りやすくなるということです。
では具体的に「各カテゴリにはどのような記事を書いていけばいいのか」について説明します。
できれば投入する記事は検索需要の大きいもののほうが好ましいです。
関連キーワードツールを使う
書くべき記事のテーマを決めるには、関連キーワードツールを使います。
関連キーワードツールはSEO対策には欠かせない無料のツールです。
関連キーワードツールで「英語 文法」を検索すると、以下のような画面が表示されます。
ちょっと画像が小さくて恐縮ですが、ここの左上に表示されている「Googleサジェスト」の部分にあるキーワードを書く記事のタイトルに含めます。
つまり、「英語 文法」というカテゴリの中に、「英語 文法 参考書」、「英語 文法 まとめ」、「英語 文法 アプリ」といったキーワードをタイトルに含む記事を投入していくということです。
そうすることで「英語 文法」というカテゴリがより強力になり、1つの記事で同じキーワードを狙うよりも上位表示がしやすくなります。
そしてこの「英語 文法 参考書」、「英語 文法 まとめ」、「英語 文法 アプリ」といったそれぞれの記事を内部リンクで結びます。
そうすることでクローラーが巡回しやすくなり、それぞれのページがより強力になります。
子カテゴリを設定する
各カテゴリの記事数が増えてきたら「子カテゴリ」をさらに設定するのも良いかと思います。
人によってはトップページから2クリック以内(つまり親カテゴリのみ)が好ましいという意見もありますが、そのカテゴリの中に大量に記事があるのであれば、さらに「子カテゴリ」を設定するほうが、ユーザーにとっても使いやすいはずです。
僕が学んでいる海外のSEOのエキスパートも「3クリック以内なら問題ない」と言っています。
このあたりは人によって好みがあると思うので、自分が良いと思ったやり方でやるのがいいと思います。
ただし、はてなブログでは「子カテゴリ」が標準搭載されていません。
はてなブログの子カテゴリの設定方法については、こちらの記事で解説してくれています。
記事数が少ないうちは子カテゴリを設定する必要はありませんが、将来的にどのような子カテゴリを設定するかは、サイト構成をする段階で考えておく必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
やり方はそれほど難しくなかったと思います。
もしSEOで上位表示を目指すのであれば、アフィリサイトと渡り合えるようにサイト構築を考える必要があります。