Udemyでは、売れるコースと売れないコースの差が極端。
稼ぐ人はめちゃくちゃ稼ぐし、稼げない人は全くといっていいほど稼げない。
「稼げる・稼げない」には様々な要因があるのでここでは説明を割愛しますが、「そもそも売れるコースなのか?」ということは重要なポイント。
Udemyには極端な属性の偏りがあり、相性のよいテーマは鬼のように売れます。
どういうテーマが売れやすいかはちょっと調べればすぐわかるのですが、それだけで「売れるかどうか?」を判断することはできません。
「需要がある=売れる」というわけではないからです。
今回の記事ではその判断基準などを解説します。
- Udemy売れるコースの方程式
- 売れやすいコース・売れにくいコース
- Google検索でリサーチする
- 講座タイトルのつけ方
- カテゴリ選択
- Udemy Businessに採用されやすいテーマ
- 売れるテーマのリサーチ方法(ツール解説編)
- レッドオーシャンでもチャンスはある
- さいごに
Udemy売れるコースの方程式
売れるコースの方程式は次のようになります。
Udemyでたくさん売れているからといって、自分が同じテーマで作っても売れるわけではありません。
競合商品がたくさんある場合や、ライバルが非常に強敵であるといった状況下では、需要があるテーマであっても売れない可能性が高いです。
そして、Udemy上での自分の実績も重要。
受講生5000人の講師と受講生10人の講師では、前者の講師のほうが当たり前ですが売れやすいです。
全然売れていない講師の講座を買うのはリスキー。
買い手心理からすると、できる限り無難なコースを選ぶのは容易に想像できます。
ライバルの数
自分が作ろうと思っているテーマに関連するキーワードで検索してみましょう。
例えば最近流行りの「ChatGPT」で検索してみます。
ご覧の通りかなり売れ筋のテーマですが、ライバルが多すぎるし強すぎます。
ちなみにこれはページの途中までしか表示していませんが、検索1ページ目はすべてChatGPT関連の講座で埋め尽くされていました。
かなりライバルが多いので、自分がコースを作ったとしても、これだけたくさんの講座の中から選ばれるのは見込み薄だと言えるでしょう。
ライバル(商品)の強さ
ライバルの強さは次のようなポイントで判断します。
▸レビューの質と量
▸コースの長さ
▸バッジ(ベストセラー・最高評価)の有無
ライバルの講座や講師の受講生数がめちゃくちゃ多い場合は相当厳しいです。
例えば上記の「ChatGPT」であれば、講座の受講生数が数千~1万人以上の講座がたくさんあります。
自分が新しい講座を作った場合、受講生ゼロの状態から彼らと戦わなければなりません。
一人だけ実績がずば抜けているのなら可能性はありますが、そういう講座がいくつもある場合、売れる可能性は低いと言わざるをえません。
レビューの数と質
レビューは質ばかりを重視されがちですが、実は量も結構重要。
★4.9(3)
★4.0(145)
この2つのレビューの場合、どちらが選ばれやすいでしょうか?
(カッコ内は評価の数)
一概には言えませんが、おそらく後者のほうが売れる可能性は高いでしょう。
たくさんレビューがついているということは、それだけ売れているということだからです。
もしライバルが強い場合であっても、「コースの長さ」が短い場合はチャンスがあります。
例えば競合のコースが1~2時間程度しかない場合など。
自分が5時間以上の長いコースを作れば、彼らと十分に渡り合うことは可能です。
なぜならUdemyはセール時にすべてのコースがほぼ同価格で販売されるから。
どうせ同じ金額で買うなら長めのコースを選んだ方がお得なのです。
ちなみに日本のUdemyは10時間を越えるコースを作ると、ベストセラーを取れる確率がかなり高くなります。
バッジの有無
「ベストセラー」や「最高評価」などのバッジが付くと、売上が飛躍的に伸びます。
逆にこれらのバッジが外れると、ガクンと売上が落ちることもあります。
バッジがついているコースは安心感が違う。
同様のコースがたくさんある場合、一つひとつ吟味するのが面倒なので、とりあえずこれらのバッジがついているコースを選ぶ人もいます(僕だけ?)。
売れやすいコース・売れにくいコース
Udemyは属性が極端なプラットフォームなので、ジャンルによって「売れやすい・売れにくい」がある程度決まります。
売れやすいジャンルとしては次のようなものがあります。
- ビジネスマン系(※)
- IT・ツール系
- Webデザイン系
- 語学(英語)系
(※会社員が必要とする知識・スキル)
Udemyは法人と取引があり、会社員が多く利用しているのでビジネスマン向けの講座(Word,Excel、マネージメント、リーダシップなど)は売れやすいです。
プログラミングやIT関連も非常に売れやすい。
ツールはものによりますが、売れるものはバカ売れします。
(僕のCanvaマスタークラスは受講生3000名以上いる)
最近だとAI関連のコースがバカ売れしますね。
売れにくいコースは趣味系のもの。
あとニッチすぎるテーマもほとんど売れません。
例えば僕の場合、海外移住に関する本はAmazonでめちゃくちゃ売れていますが、Udemyだとまったくと言っていいほど売れません。
海外移住したい人は「Udemyで学ぼう」とはならないですからね。
それよりは「Amazonで本を探そう」と考えるのが自然。
Udemyは学びの媒体なので、学びにならないようなテーマは売れにくいです。
Google検索でリサーチする
Googleで「Udemy+〇」と入力すると、サジェスト一覧が表示されます。
(〇の箇所には「あ~ん」まで順番に入れる)
赤枠で囲ったサジェストは、「Udemyでこれらのコースを探している」ということを意味しています。
つまり、需要があるということ。
ピンポイントに検索をしているので、Udemyでこれらの講座を買う見込みはかなり高いと考えてよいでしょう。
講座タイトルのつけ方
講座タイトルがいまいちだと、せっかく売れるコースも売れなくなってしまいます。
講座のウリが伝わりにくいタイトルや、キーワードが含まれていないタイトルなど。
講座タイトルから「売れてそう」「売れてなさそう」という雰囲気を感じられることもあります。
Udemyは販売開始後もタイトル・サブタイトルを変更できるので、売れていないコースは修正改善するのがベターです。
他の類似講座との違いが明確にわかるタイトルにすることも大切です。
たまに講座名と内容のつじつまがあっていないこともあります。
例えば、コースの長さが1時間しかないのに「○○マスター講座」という名前がついていたり。
○○をマスターするには1時間では短すぎるはず。
であれば「入門講座」や「基礎講座」というタイトルにすべきです。
カテゴリ選択
「ベストセラー」や「最高評価」が付くかどうかは、どのカテゴリを選ぶかによってまったく違う結果になります。
ライバルが多い&強いカテゴリを選ぶと、バッジが付く可能性はほぼゼロに近い。
逆にまだ競合がほとんどいないカテゴリであれば、比較的簡単にバッジを手に入れることが可能です。
講座の内容とまったく関係のないカテゴリを選ぶのはNGですが、少しでもかすっているのであれば、人気のないカテゴリを最優先で選ぶのがポイントです。
Udemy Businessに採用されやすいテーマ
Udemy Businessは、いわゆる「月額制受け放題サービス」のことです。
最近は個人向けも始まりましたが、基本的にBtoBのサービスになっています。
このUdemy Businessに採用されると、売上と受講生数が爆発的にアップします。
Udemy Businessに採用され、月収40万円を突破したクライアントの話。
↓
採用されやすいテーマには偏りがあるので、BtoBであまり需要がないテーマが採用される確率は低いです。
売れるテーマのリサーチ方法(ツール解説編)
ツール解説(チュートリアル)系の講座はUdemyと非常に相性が良いです。
同一ジャンルのツールが複数ある場合、「どのツール解説講座を作れば売れやすいのか?」を見極める方法を動画で解説しました。
レッドオーシャンでもチャンスはある
さきほどのChatGPTのようなレッドオーシャンジャンルであっても、まったく可能性がないというわけではありません。
「Udemy受講生が多い、またはハウスリストがたくさんある」
この条件に当てはまるのであれば、レッドオーシャンジャンルに参入しても戦えます。
例えば、自分のUdemy受講生の数が1万人いた場合、「プロモーションメール」を1万人に対して送ることができます。
もし5%の人が購入した場合、受講生の数は500名になります。
同じ理屈でハウスリストを大量に持っているのであれば、たくさん売れる見込みがあるので後発参入でも可能性が十分にあるというわけです。
さいごに
Udemyの売れるコースについて解説しましたが、初心者はいきなり売れるコースを狙わないほうがいいです。
仮に作ったとしても売れない可能性のほうが高いからです(理由は前述)。
それよりはコツコツと講座を増やしていくほうがうまくいきやすい。
講座を量産すれば受講生の数も少しずつ増えていくからです。
(質が低い講座の量産は除く)
まずはUdemy上の実績を作ること。
売れるコースを狙うのはそれからです。
僕はそういう戦略でUdemyで結果を出してきました。