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ChatGPTはコンテンツ販売に使えるのか?

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今世界中でChatGPTに関する話題で持ち切りですね。

 

確かに、人類の歴史を塗り替える大きな技術革新になりえるほどのテクノロジーの進歩だと思います。

 

「ChatGPTはコンテンツ販売やマーケティングにも有効」

 

そのように考えている人も多いのではないでしょうか?

 

確かに使い方次第では強力な武器となりますが、個人的にはあまり役に立たないと思っています。

 

その理由についてお話しします。

 

 

ChatGPTの登場による懸念事項

本題に入る前にChatGPTの登場によってもたらされる弊害についてお話しします。

 

①思考停止状態になる

AIの素晴らしいところは、質問に対する最適解を教えてくれるところ。

 

AIの台頭によって将棋界に激震が走りましたが、頭脳勝負であれば人間よりもコンピューターの方が上です。

 

従来のネット検索と何が違うのかと言えば、「自分で考える」というプロセスがいらなくなること。

 

今まではGoogle検索をして見つけた情報を自分で精査する必要がありましたが、その作業をAIが代わりにやってくれるのです。

 

自分で考えなくても最適解を教えてくれるということは、「考える」ということをしなくなり思考停止状態に陥るということです。

 

②盲目的にAIの情報を信用する

思考停止状態に陥るということは、その情報について吟味をしなくなるということ。

 

「AIが出した答え(最適解)だから」ということで、その情報を盲目的に信じてしまう人も少なくないでしょう。

 

しかし、その情報が必ずしも自分にとっての正解であるとは限らないのです。

 

人それぞれ人生やビジネスの正解は違うからです。

 

性格や環境、向き不向きなど人それぞれ違うのだから、万人に当てはまる答えなど存在しないのです。

 

③大量のゴミコンテンツ

ChatGPTの素晴らしいところは、コンテンツの構成を教えてくれるだけでなく、ライティングまでやってくれるところ。

 

要するに、自分でブログや電子書籍の原稿を書く必要がなくなるということ。

 

ということは、当然ChatGPTによって作られたコンテンツがネット上に溢れかえることになります。

 

Googleが最も嫌う『独自性のないコンテンツ』です。

 

www.specializedblog.com

 

おそらくChatGPTを使って電子書籍を量産する人が増えるので、大量のゴミコンテンツがKindleに投下されることになるでしょう。

 

④荒れまくるKindle市場

ChatGPTを使えば1日に何冊も電子書籍を出版することもできます。

 

実際そのようなことをやっている人もいて、質の低い本がKindle上にあふれかえることになりました。

 

www.specializedblog.com

 

この記事を読んでもらえばわかりますが、Kindleから離れていくユーザーも結構います。

 

しかし現段階でAmazonが取り締まる様子は見られず。

 

電子書籍を出版している立場の人間からしても、業界のイメージが悪くなるし自分の本が埋もれるしで迷惑しています。

 

コンテンツ=情報ではない

おそらくChatGPTをコンテンツ販売に使おうと考えている人は、「コンテンツ=情報」のように考えているのだと思います。

 

昔のように情報が簡単に手に入らない時代はそれでも成立しました。

 

しかし、今の時代にそういうものを作っても売れません。

誰でも簡単に作れるしあなたから買うべき理由がないからです。

 

 

コンテンツとは、自分の知識・経験・スキルを形にしたもの。

自分にしか作れないものだからこそ、あなたから買うべき理由があるわけです。

 

 

AIを使う目的

AIを使うことによって向上するのはProductibity(生産性)であり、Creativity(創造性)ではありません。

 

 

Creativityに関しては、人間のほうがコンピューターよりも上です。

 

ChatGPTによって作られるコンテンツは、誰が作っても同じものができます。

そしてそれは、単なる情報の羅列にすぎません。

 

 

どこにでもあるありきたりな情報で、しかもつまらない。

 

そんなコンテンツは誰も見ません。

 

 

 

見えていない本質(そもそも論)

例えば、「WordPressでブログを作る方法」という記事を書くとします。

 

この記事に個性はいらないから、「単なる無機質な情報の羅列でも問題ない」と思う人もいるかもしれません。

 

確かにそれも一理ありますが、大事なことを見落としています。

 

「ChatGPTに聞けばいいのでそんな記事見る必要がない」

 

ということです。

 

そもそも論ですね。

 

ChatGPTによって作られたコンテンツなら、ChatGPTに直接聞けばいいだけの話です。

 

わざわざそんな記事を読む必要などないわけです。

それが有料(電子書籍)ならなおさら。

 

無料でカンタンに調べられるのだから、わざわざお金を払ってまで手に入れるほどの情報ではないのです。

 

他とカブる

質問の内容が同じなら誰が使っても同じ答えが出ます。

 

「ChatGPTでキャッチコピーやブログやYoutubeのタイトルが作れる」

 

確かにすごいことだと思いますが、それらはかなりの高確率で他の人とカブります。

 

何度も言いますが、今のAIが解決できるのはProductivyであり、Creativityが向上するわけではありません。

 

違いを作ることが重要視されている時代なのに、自ら他人とカブるような行為をすることは愚の骨頂と言えます。

 

間違った情報も多い

ChatGPTでは間違った情報も多いです。

 

もし自分の知識がない分野のコンテンツを作る場合、間違った情報があってもそれに気づくことができません。

 

その結果、間違った情報を相手に伝えることになるので信用を落とします。

 

長期的視点で考えるとリスクの方が大きいような気がします。

 

 

知識・スキルが身につかない

ChatGPTでコンテンツを作っても知識もスキルも身に付きません。

要するに自分のレベルが上がらないということです。

 

もしノウハウが通用しなくなったら、自力で稼ぐことができなくなってしまいます。

 

ノウハウは一過性のものですが、知識やスキルは一生ものの財産です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ChatGPTを使ってみた感想

自分自身で実際に使ってみたり、他の人のChatGPTに関する投稿を見た僕の感想がこちらです。

 

 

ネット上の情報の中から「多数派」の意見を抽出しているにすぎないので、一般的で当たり前の答えしか得られないのは至極当然といえます。

 

例えばこちら。

 

テキストの画像のようです

 

こちらはとある方がSNSに投稿していた、「20代女性の悩み」に関するChatGPTの回答です。

 

これを見てどう思いますか?

 

「それって誰にでも当てはまるやん」

 

と思いませんか?

 

ほぼすべての人間は「お金・健康・人間関係」に悩みを抱えています。

女性の多くはダイエットや恋愛に悩んでいるでしょう。

 

あえてAIに聞かなくてもそんなことわかりますよね?

 

ちなみに30代・40代女性の悩みも投稿していましたが、内容はほとんど同じでした。

 

極めて一般的な答えしか出てこないので、参考にならないケースも多々あります。

 

 

 

VAとして利用する

ChatGPTのようなAIを有効活用するのであれば、VA(Virtual Assistant)のような使い方をするのが良いと思います。

 

バーチャル秘書のような存在として利用するということです。

 

例えば、「会社設立に必要なものは何?」という情報を自分で調べるのは大変ですが、AIに聞けば一発で答えをくれます。

 

計算のように答えが存在するものに関しては、AI(コンピューター)を使うほうが確実です。

 

まとめ

「ChatGPTはコンテンツ販売に使えない」というのが僕の結論です。

 

厳密に言うと使うことは可能ですが、「質の高いコンテンツは作れない」ということです。

 

懸念事項③が個人的には気がかりですね。

 

 

 

コンテンツビジネスに限定して言えば、ChatGPTは脅威になりえないでしょう。

 

 

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