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Kindle出版はオワコンなのか?

 

僕は本記事を書いている時点で、26冊の電子書籍を出版しています。

 

しかし、最近はKindle出版をやらなくなりました。

それよりもAudibleやUdemyでコンテンツ販売をやる方が良い、と考えているからです。

 

 

僕は電子書籍出版の印税だけで100万円以上稼ぎましたが、印税収入は近年急速に減少傾向にあります。

 

 

 

そのため今後電子書籍を出版するかどうかは未定。

 

もう見切りをつけて撤退することも考えていましたが、著者セントラルを確認すると約300名のフォロワーがいることが判明。

 

 

たくさんの人が今後の作品も楽しみにしてくれているようなので、完全撤退はやめてたまに出版する形にしていくつもりです。

 

 

荒れまくるKindle出版市場

 

僕が初めて電子書籍を出版したとき、個人でKindle出版をしている人はまだまだ少ない状況でした。

 

僕は電子書籍出版に関する書籍を合計8冊出版していますが、当時はこのジャンルの本を複数冊出版している人はわずか数名。

 

Kindle出版ノウハウ本自体かなり少なかったです。

 

「Kindleはカンタンに出版できて不労所得化できる」

 

それを知った人が多いためか、参入者が急激に増えてしまいました。

もはやブログ感覚で出版できる状態に。

 

その結果、質の低いゴミ本が量産される結果になってしまったわけです。

 

 

 

AIの登場でゴミ本量産がますます加速

ChatGPTの登場により、よりカンタンに(ラクして)電子書籍を量産できるようになったため、出版数が急速に増加しました。

 

 

仮に質の低い本だったとしても、母数が増えれば自分の本が埋もれる確率は上がります。

 

ChatGPTが流行りだしたあたりから、KENPの収益がガクンと落ちました。

それは「読み放題ですら読まれなくなった」ということを意味します。

 

その理由として考えられるのは、「(埋もれて)見つけてもらえなくなった」ということ。

 

Kindleは出版後約1ヶ月はブースト期間があるので、新しく出版される本の数が増えれば、自分の本は検索上位に表示されづらくなります。

 

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ChatGPTを使えばたくさん出版することはできます。

しかし、コンテンツの質が上がるかといえばそんなことはないのです。

 

 

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不正やインチキの温床と化すKindle

Kindleにはガイドラインが存在し、レビューの取引などは禁止されています。

 

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「レビュー書いてくれたら〇〇プレゼントします!」

 

このように相手に便宜を図ることによってレビューを依頼することは、ガイドラインに違反します。

 

相互レビューもNGです。

 

僕も何度かAmazonと話をしたことがありますが、取り締まる様子はまったくなく野放し状態。

 

僕がKindleを見限ったのもそういうところが大きいです。

 

 

「LINEなどでコミュニティを作って仲間内で忖度レビューをつけまくる」

 

こういう本も多い。

 

これはアウトとは言えないかもしれませんが、結局こういう本に高評価レビューが集中することになってしまいました。

(加担している人は自分のやっていることを考えよう)

 

すべてではありませんが、こういった本の中には「ゴミ」と読んでもいいようなクオリティの低い本も結構あります。

 

 

 

ゴミ本量産→ユーザー離れ

ゴミ本が増えすぎたことにより、Kindle Unlimitedを解約するユーザーも結構います。

 



 

 

 

 

 

Kindle出版で稼ぎにくくなっているのは、以下のような現象が起こっているからです。

 

  • ゴミ本が増えることで自分の本が埋もれる
  • ゴミ本が増えることで読み放題ユーザーが減る

 

KUユーザーのライフタイムバリューはかなり大きいと思うのですが、Kindleはユーザーの流出などお構いなしで対策する気はない模様。

 

ユーザーファーストの目線を失ったKindleは凋落の一途を辿るものと思われます。

 

 

失墜するベストセラーの価値

 

Kindle出版サポーターなる肩書も登場し、「ベストセラー確約します!」ということをウリに自分のサービスを売っている人もいます。

 

ベストセラーは不確定要素が多いため、確約することなど普通はできないはず。

 

それを「確約する」と断言しているということは、そこに何かしらの人為的操作(=不正またはヤラセ)があるということを意味しています。

 

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「誰でもとれるベストセラーに価値なし」

 

むしろ逆効果になることだってあるんです。

 

「こんな本がベストセラー(しかも何冠も)取れるはずがない」

 

と思われて信用を落とすからです。

 

取締りもまともに行われず、やりたい放題の無法地帯。

一昔前の情報商材販売サイトのようになりつつあります。

 

最大瞬間風速的にベストセラーをとっても、印税アップにはほとんど効果がありません。

 

質の低い本はすぐに読まれなくなるからです。

 

それで儲かるのは著者ではなく、Kindle出版サポーターかそのサポーターを養成している塾の主催者です。

 

もしあなたがまだKindle出版をやったことないなら、お伝えしておきます。

 

「ベストセラー取ったら不労所得がガッポガッポ」

 

なんてことは基本的にありません。

そういう甘い誘いに乗って高額塾に騙されないようにしましょう。

 

 

社会的イメージの低下

このような無法地帯で質の低い本ばかりが増えると、ユーザー離れにつながることが予想されます。

 

 

出典:https://tknbsgn.com/kindle-businessbook

 

この方のようにKindleの電子書籍に対してマイナスなイメージを持っている人は、他にもたくさんいるでしょう。

 

なぜこのようなことになってしまったかというと、「著者が儲けるためだけに書かれた本」がたくさんあるからです。

 

 

 

 

価値提供する気などサラサラなく、読み手の気持ちなど完全に無視。

そういう本が山のようにあるのです。

 

たとえ無料だったとしても、そういうゴミ本を読まされることは「時間の無駄」になります。

 

今後のKindle市場の動き

まだしばらくKindle出版ブームは続くものと思われます。

その後に予想される流れとしては、

 

①超レッドオーシャンになる

②全然稼げない人が続出

③「Kindle出版=儲からない」という認知が進む

④Kindle出版する人が減る(落ち着く)

 

といった感じになると予想しています。

 

質の低い本は時間とともに自然と淘汰されていきます。

 

④の段階になれば質の高い本が読まれる(=稼げる)ようになると思いますが、その状態に至るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

今後の対策

我々個人出版者が今後取るべき対策としては、

 

  • 別媒体を使う
  • オーディオブックを出版する
  • 集客目的のみ出版する

 

といったものがあげられます。

 

別媒体を使う

楽天KoboやGoogle Playでも電子書籍を出版することができます。

 

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読み放題はありませんが、ライバルの数が圧倒的に少ないのが大きなメリット。

 

Kindleではほとんど読まれない(見つけてもらえない)本でも、楽天なら売れるといったケースもあります。

 

印税はKindleと同じく70%なので収益性も悪くないです。

 

オーディオブックを出版する

オーディオブックは参入者が圧倒的に少ないブルー・オーシャンです。

 

コンテンツ作成のハードルは上がりますが、市場は年々拡大しており非常に将来性のあるマーケットです。

 

オーディオブック出版についてはこちらの記事をご覧ください。

 

 

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集客目的で出版する

印税で稼ごうとするのではなく、集客(認知・信頼構築)のために出版するのであれば、Kindle出版はまだまだ有効です。

 

たった1人しか読んでくれなかったとしても、その一人が高額商品を買ってくれたり、長期的リピーターになる超優良顧客になる可能性もあります。

 

Kindle出版そのものの収益は低くても、トータルで考えると大きな収益になります。

 

ただし、「価値の高い本を出版する」ことが大前提となります。

 

前述したようなゴミ本では、信用を落とすことになりかねないからです。

 

電子書籍で集客する方法を無料で公開しています。

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まとめ

無名の一般人がKindle出版の印税だけで稼ぐのはかなり難しくなりました。

 

ブームが落ち着けば印税だけでも稼げるようになると思いますが、まだまだ時間がかかりそうです。

 

しかし、集客や信頼構築のためであれば、まだまだKindleは使えます。

 

 

 

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