ブログとメルマガの内容をコピペして使いまわしても、SEO的にペナルティを食らうことはありません。
しかし、そうでなかったとしてもコピペによる使いまわしはお勧めしません。
ブログ&メルマガをコピペする行為は、あくまでも「面倒くさい」という発信者の都合によるもの。
読者がそれを求めているわけではありません。
なぜブログ&メルマガのコピペはすべきでないのか?
その理由についてお話していきます。
それぞれに最適な形がある
ブログとメルマガにはそれぞれ最適な形があります。
例えばブログには「見出し」がありますが、メルマガにはありません。
メルマガは読みやすさを特に重視するため、一行あたりの文字数を少なくしてスマホでも読みやすい形で書くことが多いです。
そのため頻繁に改行を使います。
しかし、それをブログにコピペすると見た目がスッカスカになってしまうのです。
見出しもないので非常に読みづらいです。
適切なボリューム感が違う
ブログは濃い情報をじっくりと読みたい人向きの媒体。
メルマガは読み物として気軽に読んでいる人が多い媒体です。
ブログのような「こってりした記事」は、メルマガでは嫌がられることがあります。
読んでいて疲れるからです。
メルマガをブログにコピペして使いまわしした場合は、非常に薄い内容になるケースが多いです。
文字数も少ないのでSEO効果もほぼ期待できません。
メルマガは1対1の対話
メルマガの本質は手紙(MAIL)です。
手紙というのは特定の誰かに向けて書かれたもの。
受け取った側からすると、「相手と自分」という1対1の対話です。
そのため、ブログよりもより会話調を意識して書くのが望ましい。
中身もパーソナライズされた内容にすることが多いです。
ブログのように不特定多数に向けて発信するのではなく、クローズドな場で特定の人に向けて発信するからです。
ブログで「皆さん」という呼称を使うことはありますが、メルマガでその呼称を使うとものすごく不自然になりますよね?
読み手からすると「自分に向けて書かれた内容のはず」だからです。
メルマガにはシークエンスがある
メルマガは送る日時や順序、タイミングなどを配信者がコントロールすることができます。
これをシークエンス化と呼びます。
そのため、セールスやマーケティング効果が高いわけです。
ブログはシークエンス化が難しいです。
どの記事をどの順番で読みに来るかは人それぞれ違うからです。
今日書いた記事を1年後に読みに来る人だっています。
「明日から販売開始します」
と日時を指定したとしても、その記事を読みに来るのは期日が終わってからかもしれません。
もちろん、メルマガも同様のことが起こるケースもありますが、ブログよりはその可能性は格段に低いです。
メルマガを読まれなくなる(登録されなくなる)
これが一番の問題です。
もしブログとメルマガが同じ内容だとしたら、ほとんどの人はメルマガを読まないでしょう。
「ブログ読めばいいや」
と思うからです。
わざわざ受信箱のメールを増やしてまで、ブログとまったく同じ内容のメールを読む必要性がないからです。
もし、すべてのメールがブログのコピペだったら、登録解除される確率は高いでしょう。
読者からするとブログ読めば済む話だからです。
メルマガ登録の意味がないので登録率も落ちるでしょう。
コンテンツは同じでも必ずリライトする
ブログとメルマガのコンテンツの使い回しはOKですが、必ずリライトするようにしましょう。
それぞれの媒体に合った形に最適化することで、どちらのメディアも見てもらえるようになります。
メルマガはビジネスの売上に大きく影響を及ぼす重要パート。
これがうまくいくかどうかで、売上額に天と地ほどの差ができてしまいます。
「面倒くさいからコピペ」するのは、あまりにももったいない行為です。
まとめ
各プラットフォームにはそれぞれ役割があり、最適なフォーマットも異なります。
「コピペして使いまわし」という人は、その意識が欠けているのかもしれません。
SNSとかならまだしも、超重要なメルマガでそれをやってしまうのは致命的です。