「アメブロは集客できない」と言われることがよくあります。
しかし、アメブロで集客できている人もたくさんいます。
つまり、「アメブロそのものに原因があるわけではない」ということ。
結局のところ、アメブロ集客がうまくいかない理由は「自分のやり方が間違っているから」です。
そのことを理解せずに媒体のせいにしていても、状況が改善されることはありません。
今日は「アメブロは集客できない」と言われる理由について考えてみたいと思います。
- アメブロはSEOに弱いわけではない
- SEO対策の知識がない
- そもそも解決策を探していない
- 内容が薄すぎる
- ユーザーが多すぎる
- 売り込みしすぎ
- とにかく読みづらい
- 離脱ポイントが多い
- 読者のリテラシーの向上と免疫
- 情報を求めていないユーザーが多い
- 媒体上に見込み客がほとんどいない
- よくある間違い
- 「アメブロで集客できない」を解決する方法
- まとめ
アメブロはSEOに弱いわけではない
アメブロはSEOに弱いと言われていますが、僕はそう思っていません。
アメブロがSEOに弱いのではなく、SEOに強い記事を書ける人が少ないだけです。
はてなブログがSEOに強いのではなく、「はてなブログはSEOに強い記事を書ける人が多い」というだけの話です。
こちらの画像をご覧ください。
↓
これは「アメブロ 集客できない」というキーワードの検索結果です。
4位にラインクインしているのはアメブロの記事です。
この記事だけでなくアメブロで上位表示されている記事は、結構頻繁に見かけます。
アメブロがSEOに弱いのではなく、アメブロにSEOに強い記事を書ける人が少ないだけの話なのです。
なぜ「アメブロはSEOに弱い」と言われるようになったのか?
僕はその主な原因は2つあると考えています。
- アルゴリズムの変化
- 良いブログを書く人が増えた
1.アルゴリズムの変化
ひと昔前までは、ドメインパワーが重視される時代でした。
そのためドメインパワーが強いアメブロは、比較的上位表示されやすいという傾向がありました。
それが今では「コンテンツ重視」のアルゴリズムに変わっています。
ドメインパワーが強くても記事の内容が薄ければ、検索上位を取ることはできません。
そのため、今までドメインパワーの恩恵で上位表示されていたアメブロの記事が、軒並みランクダウンしてしまうことになったわけです。
2.良いブログを書く人が増えた
昔はブログを書く人も今ほど多くはなく、質の高い記事を書ける人もあまりいませんでした。
そのため、アメブロの薄っぺらい記事でも(ドメインパワーの恩恵で)、上位表示を取ることができていました。
しかし、今はブログの技術レベルも向上し、質の高い記事を書ける人の数が増えました。
その結果、今まで上位表示されていたアメブロの記事が、どんどん順位を下げる事となってしまったわけです。
SEO対策の知識がない
前述の通り、決してアメブロ自体のSEOが弱いのではありません。
いくつかのブログを読んで思ったのは、「まったくSEOを意識した記事が書けていない」ということ。
おそらくそれはSEO対策の知識がないから。
「アメブロだからSEOは意識しなくてよい」なんてことはありません。
検索エンジンからもアクセス獲得できるなら、それに越したことはないのです。
SEOは戦略が重要。
戦略次第で弱小ブログでも上位表示を取ることは可能です。
SEO対策についてはこちらの書籍にまとめています。
↓
そもそも解決策を探していない
問題の解決策を探すときに、「よし、アメブロで調べよう」と考える人はほとんどいないでしょう。
大抵の場合、検索エンジンを使って情報を調べるはず。
アメブロユーザーの多くは、娯楽目的でブログを利用しています。
そんな人にどんなにアピールしても集客は難しいでしょう。
「解決策を探している人にリーチする」
これが集客をするときの鉄則です。
アメブロはそもそも解決策を探しているユーザーが少ないので、その状態を作ることが難しいのです。
内容が薄すぎる
僕がアメブロの集客ブログを読んでいて感じたのは、「とにかく内容が薄すぎる」ということ。
どこからどこまでが宣伝(売り込み)で、どこからどこまでが本文なのかわからないぐらい、記事のボリュームが少ない。
しかも書かれている内容もレベルが低い。
ユーザーのリテラシーは年々向上しているので、そういうブログはどんどん読まれなくなっていきます。
価値の高いコンテンツは他にいくらでもあるので、そういうブログを読む必要性がないからです。
ユーザーが多すぎる
アメブロの利用者数は6500万人と言われています。
そして累計記事数はなんと25億記事。
仮に利用者の半分がブログを書かない人だったとしても、約3000万人の人がアメブロで発信していることになります。
この3000万人の中から自分のブログを見つけてもらう必要があるのです。
Ameba検索の「集客」というキーワードの検索結果がこちらです。
「起業」というキーワードだとさらに増えます。
これだけたくさんの記事の中から自分のブログを見つけてもらう必要があります。
ちなみにどちらも検索1位は同じブログ。
批判するつもりはまったくありませんが、内容は超ペラッペラでした。
「年収〇億円になるまでにやったこと」
というテーマでしたが、記事の9割を宣伝やLINE登録が占めており、しかも内容は「続きは公式ブログで」という超激薄記事。
売り込み箇所を除けば、トータルの文字数はたった89文字。
これはこのブログだけに限った話ではありません。
他のブログもこんなんばっかりです。
それで本当に集客なんてできるのだろうか?
アメブロのアルゴリズムはよくわかりませんが、コンテンツの中身で上位表示が決まっているわけではないようです。
起業する人の多くはアメブロを使います。
つまり、利用者の数は今後も増える見込みだということ。
そうなるとますます自分の記事が埋もれやすくなってしまうのです
売り込みしすぎ
ほとんどの集客ブログが宣伝やメルマガ登録を促す記事ばかり。
しかも記事の半分以上を占めるぐらい売り込みだらけです。
宣伝なんか見ていても読者は面白くありません。
ひと昔前ならそういうやり方も通用したかもしれませんが、人々のリテラシーが向上している今の時代にその手法はもう通用しません。
しかも多くの人が同じようなやり方をしているので、読者からすると「何がどう違うのかわからない」という状態になってしまいます。
その結果、「自分が選ばれる理由がない」という状況に陥ります。
だから集客がうまくいかないわけです。
とにかく読みづらい
売り込みが多すぎるためか、記事がゴチャゴチャしていてとにかく読みづらいです。
「読みづらい」という状況はユーザーにストレスを与え、その結果離脱が発生しやすくなります。
ユーザーエクスペリエンスの低下につながるので、SEO的にマイナスの影響を及ぼします。
離脱ポイントが多い
アメブロでは記事に広告が表示されます。
多いものだと1記事に3~4か所表示されるものも。
広告が多ければ多いほど離脱は増えます。
しかも、これらの広告をクリックされても投稿者には1円の利益にもなりません。
投稿する人にとってはただ邪魔なだけの存在です。
フッター部分におすすめ記事などが表示されるのも大きなデメリット。
これ以外にも「人気記事ランキング」なども表示されます。
ここに表示されるのは他人のブログです。
クリックされても何のメリットもありません。
このようにアメブロは離脱を生む仕組みがとにかく多いので、集客が難しいのです。
読者のリテラシーの向上と免疫
DRMが効かなくなってきているのは、多くの人が同じ手法を使い続けた結果、見込み客に免疫ができてしまったから。
「これ見たことある」
「またこれか」
といった感じで、「慣れ」を通り越して「うんざり感」まで与えるようになってきました。
見込み客のリテラシーが向上し、売り手の手の内を知るようになったのも大きいです。
手の内を知られてしまったら、ノウハウの効果は著しく低下します。
アメブロではいまだに昔のやり方を続けている人が多い印象があります。
情報を求めていないユーザーが多い
なにか知りたい(学びたい)情報があるとき、あなたはどのような行動を取りますか?
おそらくGoogleかYoutubeで検索するのではないでしょうか?
特別な事情がない限り、アメブロで情報を探そうとすることはないはずです。
それはユーザーも同じ。
暇つぶしでブログを読んでいる人が多いのです。
そもそも相手が情報を求めていない(=困っていない)ので、薄い見込み客が非常に多いわけです。
媒体上に見込み客がほとんどいない
各プラットフォームにはそれぞれ異なる属性があります。
例えばあなたのターゲットが経営者だった場合、アメブロで発信することは集客につながるでしょうか?
おそらく経営者の人でアメブロを読んでいる人はほとんどいないでしょう。
もし副業で稼ぎたい会社員がターゲットなら、アメブロではなくはてなブログやNoteで発信したほうがいいです。
アメブロは基本的にマネタイズを禁止しているので、「ブログで稼ぎたい」と考えているような人はアメブロを選択しないからです。
このように、それぞれのターゲットには属性というものがあります。
自分の見込み客がいない媒体で情報発信をするのは、魚のいない海に釣り糸を垂らすようなものです。
よくある間違い
アメブロは半分ブログ半分SNSのような媒体。
フォロワー(読者)を増やすために、いろんな人のブログに「いいね」や「フォロー」をするという戦略がありますが、これはもう時代遅れの手法です。
もしそれで相手からフォローが返ってきたとしても、自分のブログが読まれる可能性は低いからです。
なぜなら、彼はあなたのブログを読みたいからフォローしたのではなく、あなたからフォローがきたから(お返しで)フォローしたにすぎないからです。
要するに「あなたのブログには興味がない」ということ。
濃い見込み客を集客したいのであれば、「待ち型」にして相手から来させること。
こちらから仕掛けるのではなく、相手が(自発的に)フォローをしてくるような状態を作るということです。
「アメブロで集客できない」を解決する方法
アメブロのSEO対策をする
アメブロには「ブログ検索」というものが存在します。
もしあなたが何かしらの情報を探しているのであれば、おそらくその検索機能を使って情報を見つけようとするでしょう。
例えば、「アメブロ アクセス増やす方法」といったキーワード。
もしそれであなたのブログが上位表示されれば、ブログ記事が読まれる確率は高くなります。
もし記事の内容が有益であれば、ひょっとしたら読者登録してくれるかもしれません。
自分の見込み客が検索するであろうキーワードを意識して、それをテーマにして記事を書く。
そうすることで、前述した「相手から来させる」という状況を作ることができます。
悩みキーワードで見込み客を見つける
自分の見込み客が使いそうなキーワードで検索して、それにまつわる記事を探します。
例えば、自分が「人間関係改善」に関する情報発信をしていて、「人付き合いが苦手」な人を探しているとします。
「人付き合いが苦手」というキーワードの検索結果がこちら。
このように「私は人づきあいが苦手」と言っている人は、見込み客であるといえます。
こういう人と積極的に交流することで、見込み客を関係づくりをすることができるわけです。
SNSを利用する
SNSを活用するときは、できる限りアメブロユーザーとつながるのが望ましいです。
その理由は次の通り。
- 日常的にアメブロを読む
- 読者登録機能が使える
一度ブログ記事を読まれたぐらいでは、集客にはほとんど効果がありません。
継続的に接触することで少しずつ信頼が貯まっていくので、定期的に自分のブログを読んでもらう必要があります。
そのためにはできる限りアメブロユーザーとつながるのが良いです。
アメブロユーザーは日常的にアメブロを読む人たちだからです。
つまり継続的に読み続けてくれる可能性が高いということ。
「読者登録」という継続的に読み続けてもらえる仕組みもあります。
アメブロを使っていない人は読者登録ができないので、定期的に読み続けてもらうのは難しいです。
わざわざブログをブックマークするような人は少ないからです。
前述の「悩みキーワードで〜」のところで紹介したのと同じ方法で見込み客を探します。
自分が英語コーチなのであれば、「英語が苦手なんだよねー」とか呟いている人を探すということです。
「アメブロ」で検索してアメブロ利用者を探すのも効果的です。
Facebookは個人起業家が好んで使う媒体なので、アメブロ利用者は結構たくさんいます。
個人起業家の多くはアメブロ使ってるからです。
一番おすすめの方法は「FBグループを使う」という方法。
自分が英語コーチなら「英語」や「英会話」のグループを探すということです。
見込み客の溜まり場で情報発信をすることによって、正しいターゲットにリーチすることができます。
Facebook集客の具体的なやり方はこちらの記事をご覧ください。
Pinterestはブログのトラフィック拡大に絶大な効果を発揮します。
やり方次第では、Pinterestだけで月間何十万アクセスを獲得することも可能です。
Googleで上位が取れなくても大量のアクセスが獲得できるので、SEO対策が苦手な人にもおすすめ。
Pinterestの使い方はこちらの記事を読んでください。
まとめ
音声版はこちら。
↓
僕個人の見解としては、「アメブロはまだまだ集客に使える」と思っています。
しかし、やり方を間違えてしまうと全然集客できない可能性があります。
「アメブロは集客できない」と言われる理由は、その根本原因に気づいていないからです。
時代遅れの手法から脱却し「違い」を生み出すことが、アメブロ集客を成功させる秘訣です。