「アメブロは集客できない」と言われることがよくあります。
しかし、アメブロで集客できている人もたくさんいます。
つまり、「アメブロそのものに原因があるわけではない」ということ。
結局のところ、アメブロ集客がうまくいかない理由は「自分のやり方が間違っているから」です。
そのことを理解せずに媒体のせいにしていても、状況が改善されることはありません。
今日は「アメブロは集客できない」と言われる理由について考えてみたいと思います。
アメブロはSEOに弱いわけではない
アメブロはSEOに弱いと言われていますが、僕はそう思っていません。
アメブロがSEOに弱いのではなく、SEOに強い記事を書ける人が少ないだけです。
はてなブログがSEOに強いのではなく、「はてなブログはSEOに強い記事を書ける人が多い」というだけの話です。
こちらの画像をご覧ください。
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これは「コンテンツ販売 起業」というキーワードの検索結果です。
今は僕のブログが1位になっていますが、それまでは長らくアメブロの記事が1位に君臨していました。
なぜ「アメブロはSEOに弱い」と言われるようになったのか?
僕はその主な原因は2つあると考えています。
- アルゴリズムの変化
- 良いブログを書く人が増えた
1.アルゴリズムの変化
ひと昔前までは、ドメインパワーが重視される時代でした。
そのためドメインパワーが強いアメブロは、比較的上位表示されやすいという傾向がありました。
それが今では「コンテンツ重視」のアルゴリズムに変わっています。
ドメインパワーが強くても記事の内容が薄ければ、検索上位を取ることはできません。
そのため、今までドメインパワーの恩恵で上位表示されていたアメブロの記事が、軒並みランクダウンしてしまうことになったわけです。
2.良いブログを書く人が増えた
昔はブログを書く人も今ほど多くはなく、質の高い記事を書ける人もあまりいませんでした。
そのため、アメブロの薄っぺらい記事でも(ドメインパワーの恩恵で)、上位表示を取ることができていました。
しかし、今はブログの技術レベルも向上し、質の高い記事を書ける人の数が増えました。
その結果、今まで上位表示されていたアメブロの記事が、どんどん順位を下げる事となってしまったわけです。
SEO対策の知識がない
前述の通り、決してアメブロ自体のSEOが弱いのではありません。
いくつかのブログを読んで思ったのは、「まったくSEOを意識した記事が書けていない」ということ。
おそらくそれはSEO対策の知識がないから。
「アメブロだからSEOは意識しなくてよい」なんてことはありません。
検索エンジンからもアクセス獲得できるなら、それに越したことはないのです。
SEO対策についてはこちらの書籍にまとめています。
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内容が薄すぎる
僕がアメブロの集客ブログを読んでいて感じたのは、「とにかく内容が薄すぎる」ということ。
どこからどこまでが宣伝(売り込み)で、どこからどこまでが本文なのかわからないぐらい、記事のボリュームが少ない。
しかも書かれている内容もレベルが低い。
ユーザーのリテラシーは年々向上しているので、そういうブログはどんどん読まれなくなっていきます。
価値の高いコンテンツは他にいくらでもあるので、そういうブログを読む必要性がないからです。
ユーザーが多すぎる
アメブロの利用者数は6500万人と言われています。
そして累計記事数はなんと25億記事。
仮に利用者の半分がブログを書かない人だったとしても、約3000万人の人がアメブロで発信していることになります。
この3000万人の中から自分のブログを見つけてもらう必要があるのです。
Ameba検索の「集客」というキーワードの検索結果がこちらです。
「起業」というキーワードだとさらに増えます。
これだけたくさんの記事の中から自分のブログを見つけてもらう必要があります。
ちなみにどちらも検索1位は同じブログ。
批判するつもりはまったくありませんが、内容は超ペラッペラでした。
「年収〇億円になるまでにやったこと」
というテーマでしたが、記事の9割を宣伝やLINE登録が占めており、しかも内容は「続きは公式ブログで」という超激薄記事。
売り込み箇所を除けば、トータルの文字数はたった89文字。
これはこのブログだけに限った話ではありません。
他のブログもこんなんばっかりです。
それで本当に集客なんてできるのだろうか?
アメブロのアルゴリズムはよくわかりませんが、コンテンツの中身で上位表示が決まっているわけではないようです。
起業する人の多くはアメブロを使います。
つまり、利用者の数は今後も増える見込みだということ。
そうなるとますます自分の記事が埋もれやすくなってしまうのです
売り込みしすぎ
ほとんどの集客ブログが宣伝やメルマガ登録を促す記事ばかり。
しかも記事の半分以上を占めるぐらい売り込みだらけです。
宣伝なんか見ていても読者は面白くありません。
ひと昔前ならそういうやり方も通用したかもしれませんが、人々のリテラシーが向上している今の時代にその手法はもう通用しません。
しかも多くの人が同じようなやり方をしているので、読者からすると「何がどう違うのかわからない」という状態になってしまいます。
その結果、「自分が選ばれる理由がない」という状況に陥ります。
だから集客がうまくいかないわけです。
とにかく読みづらい
売り込みが多すぎるためか、記事がゴチャゴチャしていてとにかく読みづらいです。
「読みづらい」という状況はユーザーにストレスを与え、その結果離脱が発生しやすくなります。
ユーザーエクスペリエンスの低下につながるので、SEO的にマイナスの影響を及ぼします。
離脱ポイントが多い
アメブロでは記事に広告が表示されます。
多いものだと1記事に3~4か所表示されるものも。
広告が多ければ多いほど離脱は増えます。
しかも、これらの広告をクリックされても投稿者には1円の利益にもなりません。
投稿する人にとってはただ邪魔なだけの存在です。
フッター部分におすすめ記事などが表示されるのも大きなデメリット。
これ以外にも「人気記事ランキング」なども表示されます。
ここに表示されるのは他人のブログです。
クリックされても何のメリットもありません。
このようにアメブロは離脱を生む仕組みがとにかく多いので、集客が難しいのです。
読者のリテラシーの向上と免疫
DRMが効かなくなってきているのは、多くの人が同じ手法を使い続けた結果、見込み客に免疫ができてしまったから。
「これ見たことある」
「またこれか」
といった感じで、「慣れ」を通り越して「うんざり感」まで与えるようになってきました。
見込み客のリテラシーが向上し、売り手の手の内を知るようになったのも大きいです。
手の内を知られてしまったら、ノウハウの効果は著しく低下します。
アメブロではいまだに昔のやり方を続けている人が多い印象があります。
まとめ
音声版はこちら。
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僕個人の見解としては、「アメブロはまだまだ集客に使える」と思っています。
しかし、やり方を間違えてしまうと全然集客できない可能性があります。
「アメブロは集客できない」と言われる理由は、その根本原因に気づいていないからです。
時代遅れの手法から脱却し「違い」を生み出すことが、アメブロ集客を成功させる秘訣です。