先日Google Adsenseの収益化アップの方法について記事を書きましたが、
誤解を生んではいけないのでこの記事で補足説明をさせていただきます。
こちらの記事です。
この記事では「長文記事はたくさんキーワードが出現するから、コンテンツの内容を正しく認識されやすい」という旨の内容が書かれています。
この記事の意味するところは、「キーワード出現率を上げなさい」と言っているわけではありません。
1000文字の記事で約50文字相当のキーワードが含まれている場合より、
10000文字の記事で約500文字相当のキーワードが含まれている場合のほうが、
「キーワード=コンテンツのテーマ」であると認識されやすいということです。
記事中のキーワードの割合は同じです。
例えば「上司との人間関係を改善する方法」に関する記事を書いた場合、
1000文字の記事だと文章の書き方によっては、
「上司との人間関係を改善する方法」について書かれた記事かどうか判別できません。
しかし10000文字の記事を書けば、さすがに「上司との人間関係を改善する方法」がテーマであるということがわかるでしょう。
10000文字の記事でキーワード(もしくは共起語)をほぼ使うことなく、
「上司との人間関係を改善する方法」というテーマについて書くことは不可能でしょう。
「見出しやメタディスクリプションを最適化しましょう」と上記記事で述べているのも、記事のテーマを判別されやすくするためです。
キーワード出現率はSEO対策と関係ある?
結論から言うと、キーワード出現率と検索順位は相関性がありません。
それについては、GoogleのMatt Cuttsがこちらの動画で言及しています。
この動画でMattが説明している通り、キーワード出現率が高いからといって上位表示されるわけではありません。
キーワードを詰め込みすぎることはむしろ逆効果で、
Keyword Stuffingとしてペナルティをうけるリスクがあります。
自分で声に出して読んでみたり別の人に読み聞かせてみて、
違和感のない程度にキーワードが登場するのであれば問題ないとのことです。
キーワード出現率がSEO対策と関係あると思われるようになった経緯
昔は検索エンジンの精度が高くなかったのでコンテンツの内容を判別する方法は、
その記事中で使われている用語を拾い上げて読み取るしか方法がありませんでした。
前後の文脈や共起語を拾い上げるだけのスペックがなかったので、
キーワードしか手掛かりがなかったからです。
だから、たくさんキーワードが登場する記事があれば、
「この記事は○○について書かれた記事に違いない」と検索エンジンは認識することになります。
しかしその後検索エンジンの精度が向上し、
前後の文脈や共起語などによって、
コンテンツ全体の内容を把握できるようになりました。
SEO対策におけるキーワードの重要性が低くなったのも、
その影響によるところが大きいです。
キーワード出現率に関してたびたび議論が交わされるのは、
昔のキーワード至上主義時代の名残でしょう。
キーワード出現率チェックツール
こちらが無料で使える「キーワード出現率チェックツール」です。
キーワード出現率は上位表示と関係ありませんが、
詰め込みすぎはペナルティとなるので、
ペナルティ対策として利用する程度でいいでしょう。
とはいえ、キーワード出現率が低すぎるのもよくないので、
適度にバランスをとるようにしましょう。