ポッドキャストではインタビュー形式で配信することがよくあります。
相手が直接会える距離に住んでいるのであれば、リモート収録の必要はありませんが、そうでない場合はリモートで収録することになります。
実はリモート収録にはいくつか注意すべきポイントがあります。
これらのポイントを把握せずに収録を始めてしまうと、収録がうまくいかずお蔵入りまたは再度録り直しになる場合があります。
今回お伝えする内容以外にも様々な不測の事態が考えられるので、対策できるものは事前に対策しておくことをおすすめします。
- インタビュー(対談)相手はどんな人か?
- 相手の収録環境はどうか?
- ヘッドフォン(イヤホン)を着用してもらう
- マイク入力の設定を必ず確認する
- スマホをマナーモードにする
- 収録ツールはZoomではなくRiverside.fmを使う
- まとめ
インタビュー(対談)相手はどんな人か?
普段オンラインで話すという体験をしていない人の場合、専用のマイクを持っていない可能性があります。
パソコン内蔵マイクなんか使われた日には、「音質が〇ぬ」と思った方がいいです。
相手がポッドキャスターの場合であれば、それなりのマイクを持っているので安心でしょう。
ポッドキャストにおいて音質は非常に重要。
音が悪いと不快感を与えて離脱を生む原因になるし、プロっぽさがまったく感じられないコンテンツになってしまいます。
相手の収録環境はどうか?
こちらがいかに万全の状態で収録に臨んだとしても、相手の収録環境がよくなければ雑音に悩まされることになるでしょう。
家族の生活音や屋外の騒音があまりにもひどいと、それが原因でお蔵入りせざるをえない状況にもなりかねません。
多少であればノイズリダクションやBGMを入れてごまかすなどの対応は可能。
相手がダイナミックマイクを使っていれば、周囲の騒音は拾いづらくなります。
ヘッドフォン(イヤホン)を着用してもらう
ヘッドフォン(またはイヤホン)をしてもらわないと、こちらの声を相手のマイクが拾ってしまうことがあります。
収録のスケジュールを決めたら事前に相手に伝えておきましょう。
直前に伝えたのでは間に合わない可能性があります。
マイク入力の設定を必ず確認する
誰しも一度は経験したことあるマイク入力の設定のミス。
「マイク入力」を専用マイクに設定していたはずが、実際に聞き直してみるとパソコン内蔵マイク(またはWebCam)になっていて、音質が最悪になっていることがたまにあります。
Audacityのようなサウンドウェーブが見れるツールであればよいのですが、Zoomなどの動画収録ツールの場合は、収録が終わるまで気づかないことが多いです。
さすがにパソコン内蔵マイクの音は編集でもカバーしきれないので、その場合は再度収録のやり直しをすることになるかもしれません。
スマホをマナーモードにする
電話が鳴ったり通知音がピコピコなると耳障りになってしまうので、事前にマナーモードにするよう周知しておきましょう。
収録ツールはZoomではなくRiverside.fmを使う
ポッドキャストでリモート収録する場合にZoomを使っている人が多いと思いますが、ZoomよりもRiverside.fmを使った方がいいです。
Riverside.fmはZoom代わりに使うことができますが、すでにZoomの有料プランに登録している場合であっても、Riverside.fmの無料プランを使えば余計なお金を使う必要はありません。
①Zoomは音質・画質が悪い
Zoomはデータを圧縮して保存するため、音質と画質が落ちてしまうという問題があります。
ビデオポッドキャストでなければ画質はどうでもいいですが、音質が悪くなってしまうのはつらいところです。
Riverside.fmはもともとポッドキャストのリモート収録用に開発されたツールです。
データを圧縮して出力されることがないので、音質・画質ともに非常に良いです。
②ネット回線落ち問題
Riverside.fmはローカル環境でデータを出力しているため、仮に途中でネットが落ちてしまったとしても「音声が収録されていなかった」ということはありません。
Zoomの場合、ネット環境が悪いと音が飛んでしまうことがありますが、ローカル保存のRiverside.fmでそのようなことはありません。
③個別にファイルが出力される
自分がしゃべっているときに相手の環境音や騒音が入ってしまった場合、音声がカブってしまうため編集ツールではどうしようもない場合があります。
Riverside.fmは個別にファイルが出力されるので、自分と相手の音声を別々に編集することもできます。
もし自分の喋り声と相手の騒音がカブってしまった場合には、相手の音声だけを編集すれば騒音を取り除くことができます。
④直接編集ができる
Riverside.fmには簡単な編集機能がついているので、最低限の編集であればツール上で直接行うことができます。
オートキャプションや自動文字起こし機能もあるので、コンテンツを使いまわししたい場合に非常に便利。
有料プランにすれば編集に使える機能が増えます。
まとめ
リモート収録はソロ収録のときよりも気を配ることが増えます。
もし録り直しになった場合、再度スケジュール調整が必要になるなど膨大な手間を要することになるため、今回お話したポイントは注意しておいたほうがいいです。