先日の記事でGoogleとBingの上位表示アルゴリズムの違いについて解説しました。
もっと深堀してお話していきたいと思います。
アメリカでは約30%のユーザーがBingを利用しています。
そして、そのシェアは少しずつ拡大しています。
日本におけるBingのシェアはまだまだ小さいですが、
Bingのトラフィックは質が高いと言われているので、
BingのSEO対策をすることは極めて重要です。
とはいえ、日本語で検索してもBingのSEO対策に関する情報はほとんど見つかりません。
せいぜい「ウェブマスターツールに登録しましょう」という情報ぐらいです。
このブログではBingに関する数多くの情報を発信しています。
Bingに関する情報量は日本最大級です。
僕もBingのSEO対策をした結果、
数多くのキーワードで検索1位をとることができました。
BingのトラフィックはGoogleのトラフィックよりも質が高いと言われています。
具体的に言うとページ滞在時間が長く、
直帰率が低いのが特徴です。
被リンクに対する比重もGoogleより緩めなので、
比較的簡単に上位表示が取れるのも特徴の一つです。
BingのアルゴリズムとSEO対策を徹底解説
海外の検索エンジンで調べると、
Bingのアルゴリズムについての解説記事が簡単に見つかります。
その中からBingのSEO対策をわかりやすくまとめているサイトがあったので、
参考リンクとして貼っておきます。
このページにある情報はこちらの記事を参考にしています。
1:ユーザーエンゲージメント
ユーザーエンゲージメントは、Bingの検索ランキングに最も重要な指標の一つです。
ユーザーが検索エンジン経由でサイトを訪れそのまま直帰し、さらに表示されているサイト一覧の中から別のページをクリックした場合は、ユーザーの満足度が低いサイトとして評価されてしまいます。
これをPogo stickingと呼びます。
Pogo Stickingは単なる直帰と違います。
単純に直帰しただけなら問題が解決した可能性もありますが、直帰した後に別のサイトを訪れているということは、そのサイトで問題を解決できなかったことを意味するためです。
逆に直帰しなかった場合は非常に高い評価対象となります。
ページ滞在時間もユーザーエンゲージメントを図るうえで重要な指標です。
2: CTR(クリック率)
検索結果におけるクリック率も重要な要素の一つです。
例えば検索1位のサイトのクリック率が20%で、
検索2位のサイトのクリック率が40%の場合、
2位のサイトのほうがより関連性の高いコンテンツとして認識されます。
その場合2位のサイトの順位が上がり、
1位のサイトは順位を下げられてしまいます。
検索エンジン上でクリック率を上げるためには、
タイトルもしくはメタディスクリプションを改善する必要があります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
3:SNS
BingはSNSのアクセスがランキングに影響を及ぼします。
Bingのウェブマスターツールの「接続ページ」という項目から、
自分の所有するSNSとリンクさせることができます。
4:被リンク
Googleほどではありませんが、
Bingのアルゴリズムでも重要な指標のひとつです。
Googleは被リンクの数よりも質を重視していますが、
Bingは被リンクの数も重要になっています。
5:アンカーテキスト
例えば「ダイエット」という単語で上位表示を狙う場合、
「ダイエット」をアンカーテキストにすると思います。
Googleは共起語や周辺の文脈も踏まえて内容を理解しますが、
BingのAIはそこまで精度が高くありません。
そのためBingではキーワードが重要になってきます。
アンカーテキストもそのうちの一つです。
狙っているキーワードと完全一致したアンカーテキストが有効ですが、
あまりやりすぎるとGoogleのペンギンフィルターに引っかかるので注意。
6:ドメイン名
ドメイン名の中にキーワードを含んでいると有利です。
ただし、Googleにはドメインネームフィルター機能があるため、
ドメイン名とキーワードを完全一致させないように注意が必要です。
上記画像のようにキーワードの一部を含ませるURLが良いでしょう。
7:ドメインパワー
Bingは被リンクに比重を置いていない代わりに、
ページオーソリティやドメインオーソリティに重きを置いています。
古いドメインでURLにキーワードを含むものなら最強(上記参照)。
8:キーワードとコンテンツ
コンテンツの質はとても重要。
そのため長文記事が上位表示されやすい傾向があります。
1ページにつき1キーワード(トピック)までで記事を書きます。
重複トピックについてはインデックスされません。
9:サイト構成
検索エンジンからの評価が高いページ(=アクセスが多い記事)は、
できる限りトップページからすぐにアクセスできる場所に置くのがよいです。
要するに、トップページから1クリックでたどり着ける場所に配置するといいということです。
どんなに階層が深かったとしても、
トップページから3クリック以内でアクセスできるような
サイト構成を心掛ける必要があります。
サイト構成についてはこちらの記事で解説しています。
10:一般的なSEO対策
- タイトル
- メタディスクリプション
- キーワード
1ページにつきH1タグは1個まで。
メタディスクリプションはページタイトルと共に、
検索エンジン上に表示されるので考えて書く必要があります。
Bingではメタディスクリプションは重要です。
11:HTTPS(SSL化)
Googleと違い、BingではSSL化の有無は検索順位に影響しません。
12:ページランク
Googleではかつてページランクという指標が採用されていましたが、
長い間アップデートされておらず、現在この指標は使われていません。
GoogleのページランクはBingのランキングとは関連性がありません。
BingのSEO対策に役立つ無料ツール
Bingでは無料で利用できるツールがいくつかあり、
SEO対策に活用することができます。
BingのSEO対策に役立つ無料ツールをご紹介していきたいと思います。
1:Bing Webmaster Guideline
左上にある「翻訳」ボタンを使えば日本語表示にすることができます。
2:Bing Webmaster Tool
Googleのサーチコンソールのような働きをするツールです。
登録は簡単なので必ず登録しておきましょう。
このウェブマスターツールの「URLの送信」という項目を使って、
インデックスを要求することができます。
3:Bing Website Analyzer
自分のサイトに問題点などがないか分析することができるツールです。
4: Microsoft SEO Toolkit
英語がわかる人はこちらのツールもおすすめです。
5:Bing Webmaster Blog
Bingスタッフが発行しているブログです。日本語もあります。
まとめ
Bingのアルゴリズムについて解説されている記事や、SEO対策について詳しく掘り下げられている日本語の記事はなかなか見つかりません。
これからBingのシェアは徐々に伸びてくると思います。
Googleのアルゴリズムについては、こちらの記事で解説しています。