5月のコアアルゴリズムアップデートがあってから、
アクセス解析を見るのが嫌になったアポロです。
コツコツとブログを育ててきて、
過去最高の検索流入を記録した矢先の出来事だったので、
より一層ダメージは大きかったです。
もし組織か個人かという区分だけでサイトの価値を判断するアルゴリズムなら、
今回ばかりは改悪としか言わざるを得ませんね。
さらに追い打ちをかけるように、
Googleが2021年より適用開始する新アルゴリズムについての発表がありました。
通常Googleが事前にアルゴリズムアップデートをアナウンスすることはないのですが、「コロナウィルスの影響を鑑みて事前に対策できるように」とのお情けで事前に教えてくれるらしいです。
今日は2021年に適用が開始される新アルゴリズムについてお話しします。
2021年から適用開始される新アルゴリズムについて
今回のアルゴリズム変更に関するGoogleの公式発表を引用します。
The page experience signal measures aspects of how users perceive the experience of interacting with a web page. Optimizing for these factors makes the web more delightful for users across all web browsers and surfaces, and helps sites evolve towards user expectations on mobile. We believe this will contribute to business success on the web as users grow more engaged and can transact with less friction.
カンタンにまとめると、
「ウェブページを最適化することでユーザーの利便性が向上し、
それがWebの発展やビジネスの成長にもつながると考えている」
ということです。
LCP(Largest Contentful Paint)
まず最初に最適化すべきはページの表示速度です。
これから説明するそれぞれの指標はPage Speed Insightで調べることができます。
LCPが何のことかわからないという人は、
ページの表示速度だと考えておいてください。
こちらの図にあるように2.5秒以内にサイトが表示されるようであれば、
特に問題はないかと思います。
以前こちらの記事でも説明しましたが、
Page Speed Insightのポイントが重要なのではなく、
実際の表示速度が重要なのです。
FID(First Input Delay)
FIDがなんのこっちゃ良くわからんという人は、
「ユーザーの操作性」とでも解釈してください。
First Input Delayを日本語に訳すと、「最初の入力の遅延」となります。
つまり、ユーザーが行う最初の入力作業の反応の速さを示しています。
ボタンやリンクをクリックするまでにやたら時間がかかるようなページは、
この指標が悪くなっているはずです。
たまにそういうサイトがありますが、確かにイライラしますよね。
CLS(Cumulative Layout Shift)
CLSは簡単に言うと、視覚要素に関係する指標のことです。
スマホでよくありますが、スクロールしようとしたら突然広告が表示されてクリックしてしまったりみたいなことがありますが、そういうサイトは減点対象となります。
後はやたらとボタンが追いかけてきて無理やりクリックさせようとするサイトとか。
確かにユーザーの立場からすると、
そういうサイトが駆逐されるのはありがたいことですね。
まとめ
ちょっと駆け足でお話ししてきましたが、
要するに「ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させなさい」ということです。
コンテンツの質が高かったとしても、ユーザーの利便性が悪いようなサイトはランキングを下げられてしまいます。
2021年のいつから施行になるかはまだ決まっていませんが、続報が入り次第お伝えします。