今日はグーグルアドセンスのアクティブビュー視認可能率についてお話しします。
アクティブビュー視認可能率を気にしている人はほとんどいませんが、
実はアドセンスで収益を増やすうえでとても重要な指標になっています。
この数値を無視してむやみやたらに広告を貼りまくっても、
収益が増えることはありません。むしろ減る一方です。
その理由についてはこちらの記事で解説していますので、
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Google Adsenseの収益を増やしたい方は、こちらの記事もおすすめです。
アクティブビュー視認可能率とは
グーグルアドセンス公式ページにアクティブビュー視認可能率についての説明があります。
動画はこちら。
アクティブビュー視認可能率とは、測定可能なインプレッションのうち視認可能なインプレッションの割合を表す数値のことです。
例えば広告がページの中に4つあって、4つとも視認されればアクティブビュー視認可能率は100%となり、3つしか視認されなかった場合は75%となります。
視認されたかどうかの判定基準は広告全体の50%が1秒以上表示されたかどうかで判定されます。
図で表すと以下のようになります。
青字でViewableと表示されている広告が、視認された広告と判定されます。
アクティブビュー視認可能率の平均は?
アクティブビュー視認可能率の平均は50.2%と言われています。
この数値よりも高ければ特に対策をする必要はありませんが、
平均よりも著しく低い場合は改善の余地ありです。
アクティブビュー視認可能率が高いと収益が上がる
アクティブビュー視認可能率がインプレッション収益と関連しているのは、なんとなくご理解いただけると思います。
しかし、アクティブビュー視認可能率はクリック単価にも影響を及ぼします。
広告主は、ユーザーにたくさん見られている広告に対してより高い金額で入札します。
ユーザーに見てもらえない広告は存在しないのと同じですからね。
あまりにもユーザーの目に触れないような広告ばかり貼っていると、クリック単価も下げられてしまいますので注意が必要です。
アクティブビュー視認可能率を改善するのに対策すべきポイント
参考サイトはこちらです。
アクティブビュー視認可能率を改善するために対策すべきポイントは、主に以下の3つです。
- 広告のサイズ
- 広告の配置
- サイトパフォーマンス
①広告のサイズ
一般的に広告サイズが大きいもののほうが、小さい物よりもアクティブビュー視認可能率が上がると言われています。
クリック単価に関しても広告サイズが大きいもののほうが高いと言われているので、
大きめのサイズを使うのがよいでしょう。
特にサイドバーに広告を設置する場合は縦長広告にするのがよいでしょう。
デスクトップの場合、サイドバーに上部に表示された縦長広告は画面に収まり切れず、スクロールすることで広告下部が表示されるようになるため、即離脱されなければほぼ間違いなく視認されることになります。
②広告の配置
視認可能率というぐらいですから、ユーザーに視認される位置にある広告ほど視認可能率は高くなります。
ただ、ページ最上部に表示すれば必ず視認されるかというと、必ずしもそういうわけではありません(理由は後述します)。
一般的にページ下部に表示される広告は視認されづらい傾向があります。
記事直下の広告はクリックされやすいのでそのままにしておいてもいいですが、
フッターの広告はクリックもされにくく、視認もほとんどされないので外したほうが得策です。
先ほど解説したサイドバーの縦長広告ですが、スマホの場合はページ最下部に表示されることになるため、ユーザーは広告が表示される前に離脱する可能性が高いです。
したがって、「スマホのみサイドバーの広告表示をしない」設定ができるようであれば、サイドバーの広告は非表示にしたほうがいいです。
③サイトパフォーマンス
サイトパフォーマンスの中でも最も重要なファクターは「表示速度」です。
ページ最上部に広告を配置した場合、広告が表示される前に画面をスクロールされてしまう可能性が高いため、視認可能率は低くなってしまう傾向があります。
これを防ぐためには、ページ表示速度を改善する必要があります。
はてなブログはWordpressなどと比べると著しく表示速度が遅いです。
そして、個人で対応できることも限られているので対策が難しいのが難点です。
アンカー広告・モバイル全画面広告を使う
アドセンス管理画面の「自動広告」から設定できるアンカー広告とモバイル全画面広告を設定すると、視認可能率が上がります
アンカー広告は、ページ上部に表示されるスクロールに追従して表示される広告のことです。
モバイル全画面広告とは、スマホでページを開いたときに全画面表示される広告のことです。
モバイル全画面広告に関してはユーザビリティを損ねることになるので、あまり推奨はしていませんが、視認可能率改善には役に立ちます。
ネイティブ広告を使う
こちらの記事で解説していますが、ネイティブ広告はディスプレイ広告よりも53%視認率が高いといわれています。
もしあなたのブログがディスプレイ広告ばかりなら、
ネイティブ広告を増やすことで視認可能率を改善することができます。
まとめ
アドセンス収益を考えるとき、クリック単価や収益合計ばかりを気にしてしまいがちですが、実はアクティブビュー視認可能率はかなり重要な指標になっています。
インプレッション収益がなかなか増えないという方は、この数値が低いことが原因だと思われますので、一度対策をしてみてください。
アドセンスには広告が表示されるだけで収益が発生するインプレッション収益があります。
このインプレッション収益の中には、アクティブビューCPM呼ばれるものがあり、
広告が視認されないと収益が発生しない広告があるため、
アクティブビュー視認可能率は非常に重要です。
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