取り扱う商品にもよりますが、ブログで売り上げを伸ばすというのはとても時間と労力が必要になります。
そして、初めての売り上げが出るまではメンタルブロックも邪魔をするので、最初の収益が出るまでの期間は本当に長く感じます。
今日はブログ初心者で「まだ売り上げがない」もしくは、「全然売り上げが伸びない」と言う人に向けて記事を書いていきたいと思います。
ビジネスの本質
もしあなたがなかなか売り上げを上げることができていないのであれば、一度ビジネスの本質について考えてみてください。
ビジネスの本質とは「価値の提供」です。
あなたがお金を使うとき、必ず何かしらの価値とお金を交換しているはずです。
寄付など一部の状況を除き、価値を得ることができないものに関してお金を使うことはないはずです。
業績のいい会社と業績が悪い会社の違いは「与えようとしているか」、「奪おうとしているか」です。
あなたも経験があると思いますが、一方的に売り込みをされてしまうと拒否反応を示すことがあると思います。
これは相手があなたから「奪おうとしているから」です。
人間は「奪おうとする人」を無意識に避けようとする習性があります。
成功者は「価値を与えなさい」とよくアドバイスをします。
価値を与え続けていれば、お金は後からついてくると。
ブログで与えることのできる価値といえば「情報」です。
価値にフォーカスする
もしあなたが売り上げが伸びず悩んでいるのであれば、おそらく「価値」ではなく「お金」にフォーカスしていると思います。
「どうやったらユーザーの人たちを満足させてあげることができるか?」ということではなく、「どうやったら、ユーザーの人たちに商品を購入させることができるか?」ということを考えています。
お金にフォーカスしているとき、僕たちは「奪おうとする意識」になってしまっています。
その意識は、あなたのブログを訪れてくれたユーザーの人にも伝わります。
そうするとそのユーザーの人たちは拒否反応を示してしまいます。
最初から購買意欲のあるユーザーであれば、それでも商品を買ってくれることはあると思います。
でも、大多数のそうでないユーザーの人たちに商品を購入してほしいのであれば、このスタンスを改めないといけません。
心が開くと財布も開く
普段から、自分がどういうことにお金を使っているのかを意識して観察してみてください。
そして、なぜその商品を購入したのかを考えてみるのは、ビジネスが上手になるエクササイズとして非常に有効です。
特に衝動買いしてしまう商品などは、自分の心の動きを観察がしやすいです。
5分前までまったく買う気もなかったのに、その商品を購入してしまったということは、そこに心の動きがあったからです。
「心が開くと財布も開く」
という言葉があります。
人間は、「自分の心が動いた時お金を払う」という特徴を持っています。
つまり、自分のおすすめする商品を購入してもらうには、ユーザーの人の心を動かせばいいわけです。
ユーザーの心を動かす方法
①ベネフィットを伝える
ユーザーの心を動かす方法はいくつかあります。
一番代表的なものが、ベネフィットを伝えるということです。
ベネフィットとは日本語で「恩恵」を意味し、その商品から得られるメリットなどを指します。
「この商品を購入すると、こんなにいいことがありますよ」という話を聞いているうちに欲しくなってしまうことがあると思います。
あれは、ベネフィットを聞くことでその商品から得られるメリットを想像して、心がワクワクするようになったからです。
テレビショッピングなんかは、このベネフィットの伝え方が非常に上手ですね。
商品紹介の冒頭ではまったく興味がなかったのに、話を聞いているうちに欲しくなってきます。
②恐怖を煽る
2つ目の方法が「恐怖を煽る」手法です。
「この商品を買わないと、こんなに大変な目に遭いますよ」ということをアピールし、ユーザーの心を動かし商品を購入させます。
このやり方は強力ですが、悪用してしまうとみんな不幸になります。
あくまでも「ユーザーの人の問題を解決してあげるために恐怖を煽る」というマインドセットを持つようにしないと、お金に目がくらんでこの手法を乱用するようになってしまいます。
③返報性の法則
返報性の法則というは「○○してもらったお返しに○○する」という人間心理学の法則のことです。
デパ地下で試食をしたら、何も買わずに帰るのは気が引けますよね。
それが返報性の法則です。
つまり、何かを購入してほしければ、先に何かを与えることです。
④信頼している人から勧められる
成功している人や自分が心から信頼している商品というのは、欲しくなってしまうものです。
芸能人を使ったステマなんかも、この人間心理を利用しています。
「○○という有名人が愛用しているものだから」という理由で、別に興味もなかった商品が急に欲しくなり、購入してしまうことがあります。
もし、あなたが尊敬している成功者がいて、その人が「この本おすすめです」と言っていたら、欲しくなりませんか?
これはモノではなく、人によって心が動かされている状態です。
価値を与える理由
価値を与え続けるとどうなるかということについて考えてみます。
何かを与えられるとお返しをしたくなるというのが、返報性の法則でした。
価値を与え続けると信頼残高が貯まっていき、人から信頼されるようになります。
つまり、価値を与え続けることによって、先ほど説明した③と④が働くようになるということです。
一般的に「与え続けると損をする」と考えられています。
しかし、実はそれは真実ではなく、特にビジネスに関しては与え続けるほうが長期的に売り上げを上げ続けることができるようになるのです。
ブログが与える価値
ブログが与えることができる価値は大きく分けて2つです。
①面白い
②役に立つ
ほかにも「癒される」とかいろいろありますが、ざっくり分類するとこの2つになります。
つまり面白いブログを書くか、役に立つブログを書けばあなたはユーザーに価値を与えることができるようになるということです。
ブログとアフィリサイトの大きな違いは、ユーザーとの人間関係です。
アフィリサイトは、検索エンジンから流入してきた一見客が大部分を占めます。
ユーザー側は自分の求めている商品が見つかって満足だし、管理人側も商品が売れて自分が儲かりさえすれば、後はそのユーザーがどうなろうがどうでもいいわけです。
極端な話をすれば、低品質な商品を売り逃げすることもできるということです。
しかし、ブログというのは定期的に更新を繰り返すことで、ユーザーとの信頼関係を構築していくものです。
もちろん一見客もいますが、ほとんどは定期的に訪問してくれる読者か、ファンか、ファンが進化した信者かのどれかです。
ブログの強みというのは、ユーザーのLTVが高いということです。
あなたのファンになってくれた人は、あなたのことを信頼してくれているので永続的に商品を購入してくれるようになります。
だからこそしっかりとした商品をお勧めするようにしないと、せっかく築いた信頼関係を壊してしまうことになります。
なぜユーザーが読者やファンになってくれるかというと、あなたが彼らに対して価値を与えてきたからです。
自分のお金のことばかり考えて、セールスばかりしてくる人のファンになることはありませんよね?
だからお金ではなく、価値にフォーカスする必要があるんです。
価値を提供するコツはペルソナを設定するなどのテクニックがありますが、それはまた別の記事で解説していこうと思います。