コンテンツビジネスをやるのであれば、独自の販売プラットフォームを持つのがおすすめ。
独自の販売プラットフォームはいくつかありますが、今日はその中でもThinkificの使い方について解説していきます。
コンテンツ販売プラットフォームの選び方はこちらの記事をご覧ください。
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僕はThinkificを使っています。
理由はデザインが好きだったのと、本社がバンクーバーにあるので縁を感じたからです。
僕のサイトはこちら。
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- WordPressよりThinkificがおすすめな理由
- GumroadやPayhipとの違い
- 個人的に感じるデメリット
- Thinkificに登録する
- Thinkificの価格は?
- Stripeアカウントが必要
- 言語を「日本語」に設定する
- Thinkificでオンラインコースを販売する方法
- モバイルアプリもある
- 動画解説
- まとめ
WordPressよりThinkificがおすすめな理由
独自のコンテンツ販売サイトを作る際に、WordPressを利用する人もいるかもしれません。
しかし、個人的にはおすすめしません。
設定や管理が大変なのと、オンラインコース販売に特化していないため、機能が不十分だからです。
例えば「クーポンが使えない」など。
クーポンは販促に絶大な効果を発揮するため、この機能が使えないのは大きなデメリットといえます。
WordPressで販売サイトを作成した場合、顧客情報の管理も別で行う必要があります。
GumroadやPayhipとの違い
無料で使えるコンテンツ販売プラットフォームにGumroadやPayhipがあります。
GumroadやPayhipはThinkificと違いオンラインコースビルダー機能がないため、コンテンツは別で作成する必要があります。
Thinkificはオンラインコースを売ることを基本としているため、単品コンテンツ販売には向きません(できなくはない)。
例えばPDFレポートだけを販売するのであれば、ThinkificよりもGumroadやPayhipを利用するほうがいいです。
個人的に感じるデメリット
実際使ってみて感じるデメリットは「ランディングページのカスタマイズ性が低い」こと。
WordPressやその他LP系サービスと比べると、カスタマイズの自由度はめちゃくちゃ低いです。
LPを別で使いたい人は、公開範囲を「限定公開」に設定して、販売は別サイトにて行うという形にするといいでしょう。
つまり、Thinkificを会員サイトとして使うということです。
Thinkificに登録する
Thinkificはこちら。
Start Your Free Trial - Thinkific
海外のサービスなので基本的にダッシュボードは英語表記になります。
お客向けのインターフェースは日本語にできます。
アカウント登録は、指示に従って情報を入力するだけで英語表記も簡単なので、それほど難しくないと思います。
Thinkificの価格は?
こちらがThinkificの価格表です。
無料プランもありますが、機能がかなり制限されているため本格的に運用するなら有料プランをおすすめします。
販売手数料は0%です。
ちなみに僕は「Grow」を使っています。
金額がそれなりにするので、売れる商品を持っていないと赤字になります。
Stripeアカウントが必要
ThinkificはPaypalとStripeを決済システムとして連結できます。
メインはStripeとなるため、Stripeアカウントを事前に取得しておく必要があります。
Paypalのみでも利用できないことはないですが、「分割払い」が利用できないなどデメリットがあります。
言語を「日本語」に設定する
Admin側のダッシュボードは日本語表記にすることができませんが、ユーザーインターフェースは日本語表記に変更可能です。
①左側メニューより「SETTINGS」を選択。
②Learning contentを選択
③「Language setting」のところから「日本語」を選択。
Thinkificでオンラインコースを販売する方法
Thinkifcでオンラインコースを販売するためには、次の2つの作業が必要になります。
- コースを作成する
- ランディングページを作成する
「1.コースを作成する」というのは、ユーザーがコンテンツを視聴するためのページです。
ランディングページは販売・決済を行うためのページです。
1.コースを作成する
左側メニューの「Manage Learning Products」から「Course」を選択。
「New Course」のボタンをクリックすると、次のような表示が出るので「Blank」を選択します。
コース名を入力し「Create Course」をクリック。
こちらがコース作成ページのメニュー一覧です。
- Curriculum・・・カリキュラム
- Bulk importer・・・まとめてアップロードする機能
- Setting・・・設定
- Drip・・・ドリップ設定
- Pricing・・・価格
- After purchase・・・購入後(サンキュー)ページ
- Publish・・・公開
Curriculum
コンテンツをアップロードする箇所です。
まずはChapterを作成し、その中にLessonを追加していきます。
Lessonに追加できるメニューは次の通り。
メインは「Video(動画)」で、必要に応じて「Text」や「PDF」などを利用する形となります。
Setting
コース名やコースURL、公開範囲などを設定します。
Private Courseとは「許可を与えた者のみ視聴できる公開コース」で、Hidden Courseとは「リンクをクリックした者のみ視聴できる非公開コース」です。
Drip
ドリップ配信の設定をします。
- Student enrollment date・・・登録日より起算
- Student course start date・・・視聴開始日より起算
- On a specific date・・・特定の期日
下に表示されている「will be released」のところに日数を入力します。
Pricing
支払いに関する設定です。
- Free・・・無料
- One-time payment・・・一括払い
- Subscription・・・月額制メンバーシップ
- Monthly payment plan・・・分割払い
Free以外を選択すると金額の入力項目が表示されます。
一括と分割を両方設定する場合は、画面下にある「Set additional pricing」から支払い方法を追加することができます。
Publish
公開ステータスに関する設定です。
- Draft・・・下書き(デフォルト)
- Pre-order・・・事前予約
- Published・・・公開
コースの作成が終わったら「Published」を選択して公開ボタンを押してください。
ランディングページ
販売ページの作成をします。
はっきりいってカスタマイズの自由度は低いです。
右上の「Build Landing Page」をクリックしてください。
こちらがサイトビルダー(設定画面)です。
この左側のところにセクションを追加してページを作成します。
Headerはページ最上部に表示される画像です。
実物がこちらです。
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セクションに追加できる項目でよく使うものを紹介します。
Image&Text
画像とテキストを挿入します。
画像のレイアウトは左側・右側を選択できます。
こんな感じになります。
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画像を真ん中に配置したい場合は、後述する「Text&Media」を利用します。
Text&Media
ほとんどのセクションは改行や文字の色・大きさの変更などができず、非常に使い勝手が悪いです。
このText&Mediaは一番カスタマイズ性が高く、上記のような細かい設定が可能になります。
Carriculum
コース作成ページで作成したカリキュラムが自動抽出で表示されます。
それぞれのセクションの横にある「下三角マーク」をクリックすると、項目が展開表示され各レッスンを確認することができます。
All pricing option
コース作成ページの「価格」のところで設定した金額が自動抽出され、ボタンとともに表示されます。
ボタンの表記は自由に設定できます。
モバイルアプリもある
まだベータ版ですが、Thinkificのモバイルアプリがリリースされました。
スマホにインストール後、まずは自分のスクールを検索して見つける必要があります(上画像)。
検索しても出てこない場合は、Thinkificにログインして「Setting」→「Mobile App」の順番にクリックし、Activateボタンを押すと検索にヒットするようになります。
上の画像はすでにActivateした後の画像なので若干表示が違いますが、Activateボタンはカンタンに見つかるので特に心配はないかと思います。
動画解説
Thinkificの使い方を実演しながら動画で解説しました。
操作画面を見ながら使い方を学びたい人はこちらをご覧ください。
まとめ
英語が苦手な人には少々ハードルが高いかもしれませんが、慣れてしまえば操作はそれほど難しくありません。
僕もまだまだすべての機能を使いこなせているわけではありませんが、今の所Thinkificの使い勝手には満足しています。
自分のコンテンツ販売サイトを作りたい人はぜひ試してみてください。
オンラインコースが作成できるコンテンツ販売プラットフォーム一覧は、こちらの記事にまとめてあります。