ブログを書くという作業はとても時間がかかります。
Youtubeやポッドキャストは編集抜きであれば、
作業そのものは15分程度で終わります。
1500文字以上のブログを書く場合、
15分ですべての作業を終えるのは難しいでしょう。
せっかくブログを書いたのに、
その記事が何の価値ももたらさないのであれば、
その作業に投入した時間というリソースは無駄になります。
他のメディアと違って大量のリソースを投入するだけに、
ブログを書くときは慎重になる必要があります。
新規投稿をしたほうがいいのか?
それとも過去記事をリライトしたほうがいいのか?
こういうことも考えながらブログを書かないと、
ひたすら空振りし続ける情報発信を繰り返すことになるかもしれません。
新規記事を投稿か?それとも過去記事をリライトか?
限られた時間を投入するのであれば、
新規記事を書くべきか過去記事をリライトすべきか判断しなければなりません。
ブログは毎日更新すればいいというものではありません。
僕は去年3つのブログを毎日更新していましたが、
作業時間や労力に見合っただけの効果があったかというと、
必ずしもそうとは言えません。
毎日更新にこだわってゴミ記事を投稿するよりは、
過去記事のリライトに時間を使った方がいい場合があります。
新規投稿とリライトは目的に応じて使い分けます。
その違いはターゲットによって変わります。
(※必ずしもすべてのケースに当てはまるわけではないので、
その点は事前にご理解おねがいします)
新規投稿をする場合
新規記事を投稿すればアクセスが増えるかというと、
必ずしもそういうわけではありません。
新規投稿の大部分は数日経過したら全く読まれなくなります。
もし新規投稿をするたびにアクセスが増えるのであれば、
記事数とアクセス数は比例することになります。
しかし実際は、記事数は増えているのに
アクセス数はほとんど変わらないという場合が多いです。
100記事投稿時と200記事投稿時のアクセス数が変わらないのであれば、
その間に投稿した記事はアクセスアップになってないということです。
これについては以前、「今日の積み上げ」という記事でお話ししました。
新規記事を投稿するのは主に「既存読者のため」です。
WordPressの場合、新規記事を投稿したからといって、新規読者が集まるわけではありません。
外部からのトラフィックが基本的にないので、
検索上位を取れなければ新規アクセスはほどんど増えません。
新規投稿をするたびに毎回検索上位を取るのは難しいです。
新規投稿した記事の大部分は、ほとんど読まれることがないまま、他の記事の中に埋もれていきます。
一方で新規記事を投稿しなかった場合はどうでしょうか?
ブログの読者はあなたの新規投稿を楽しみに待っています。
しかし待てど暮らせど新規記事が投稿されることはなく、いつまでたっても記事がアップされないブログにうんざりして、やがてブログを訪問することはなくなります。
しかし、実際あなたはブログをさぼっていたわけではなく、
過去記事のリライトに精を出していただけでした。
残念ながらそんなことを読者が知る由もなく、
やがてあなたの存在は忘れ去られてしまいます。
新規投稿をストップすると既存読者が離れるので、
定期的に記事をアップする必要があります。
情報発信を習慣化することは、
読者との信頼構築に必要不可欠です。
定期的に価値提供をするからこそ、
読者との信頼関係が維持できるわけです。
1年に一度めちゃくちゃ価値のある情報を発信するよりは、数日に一度そこそこの価値の記事を投稿するほうが、読者の信頼残高はたまりやすいです。
過去記事をリライトする場合
過去記事をリライトするのは主に「新規読者のため」です。
既存読者は過去記事をすでに読んでいる可能性が高く、
よほどのファンでない限りすべての記事に目を通すことはありません。
つまり、過去記事をリライトしたところで、
既存読者にはあまり効果がないということです。
ではなぜ過去記事をリライトするかというと、
検索エンジンで上位表示をとるためです。
なぜ検索エンジンで上位表示をとるかというと、
新規読者のアクセスを獲得するためです。
検索上位に表示される見込みのない記事をリライトしても意味がありません。
せっかくリライトするのであれば、少しでもアクセスが増える見込みのある記事をリライトしたほうがいいです。
リライトすべき記事の見極め方はこちらの記事にて説明しています。
時間対効果(ROI)を意識する
ブログは記事を書くのに時間がかかるので、時間帯効果を意識することが極めて重要になります。
長時間かけて記事を書いたのにほとんどアクセスがないのであれば、そこに投資した時間は無駄になってしまうからです。
ただし、ブログの場合は長期的視点で時間帯効果を考える必要があります。
投稿してすぐはアクセスがなかったとしても、しばらく経ったら検索エンジンからトラフィックが発生するということがあるからです。
もしその記事が長期的にアクセスを生み出してくれるのであれば、時間帯効果は良いということになります。
僕はできる限り時間を無駄にしたくないので、ブログに関しては上位表示が取れそうな記事しか書かないようにしています(2023年追記時の話)。
新規投稿VSリライト
この両者を比較したときに、時間帯効果が良いのはリライトです。
リライトは一部記事を加筆修正するだけなので、作業時間が少なくて済むためです。
一方で新規記事は投稿したとしても、アクセスが得られるという確証がありません。
ただし、前述したとおり、上位表示を取れる見込みのない記事をリライトしても意味がないので、すでに検索上位を取っている記事をリライトするのがポイントです。
もちろん、リライトばかりしていてもブログは成長しないので、新規記事も少しずつ増やしていく必要があります。
ブログを書くときは目的意識を持つ
僕も人のことは言えませんが、「どうでもいい記事」というのは、自分が考えている以上に多いです。
「どうでもいい記事」というのは、何の価値も得られない記事を指します。
僕たちは「何を書こうか?」ということは考えますが、
「何のために書こうか?」ということはあまり考えません。
思いついたことを行き当たりばったりに書くだけなので、
大量の「どうでもいい記事」ができてしまうわけです。
何の効果も得られないのであれば、
「どうでもいい記事」に投資した時間は無駄になります。
ブログを書くときは目的を意識してみてください。
そうすると無駄な時間を使うことが少なくなります。
必ずしも毎回価値提供をする必要はありません。
「今日は自己開示をして親近感を持ってもらおう」
とか
「今日はビジョンを語って共感を得よう」
といったような感じで何かしらの目的のために記事を書くのです。
思い通りの結果が得られるとは限りませんが、
意識するとしないとでは大きな差が生まれます。
まとめ
趣味でブログを書いているなら話は別ですが、ブログで収益化しているのであれば、プロ意識をもって戦略的に考える必要があります。
実際プロかどうかは別として、少なくともそういうセルフイメージを持った方がいいです。
プロであれば「どうでもいい記事」は書きませんよね。
しっかりと目的意識をもってブログを書くはずです。
充分な時間がないからこそ、
時間というリソースを効率的に使わなければなりません。
ブログリライトの具体的なやり方はこちらの記事で解説しています。
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