今日の記事はほとんどの人には1ミリも役に立たない内容です。
なぜなら、普通にブログを運営していればBingにインデックスされないということはないからです。
以前このブログでお話ししましたが、
僕のメインブログはある日を境に検索結果に表示されなくなり、
あれよあれよという間に表示回数が0になりました。
このグラフの急降下ぶりを見ていただけるとわかりますが、
検索結果に表示されなくなったのは、検索需要の問題ではなく何かしらのテクニカルな問題であるように思われます。
そして、Bingのカスタマーサポートに問い合わせをしました。
問い合わせ先についてはこちらの記事に記載しています。
10月にBingのカスタマーサポートに問い合わせをした翌日、ある出来事が起こります。
今まで「0」だった表示回数が一気に回復しました。
しかし、その喜びもつかの間、翌日には富士急のドドンパもびっくりの急降下を見せます。
そして、現在の状況がこちらです。
10月に1か所だけ突出しているところがドドンパの部分です。
現在メインブログはBingからの検索流入はまったくありません。
12月に少しだけグラフがこんもりしてますが、
あれは僕がBingのスタッフに問い合わせをして、
Bingのスタッフが検索エンジン上で僕のブログを検索したからです。
【2024追記】Bingにインデックスされないデメリット
おそらくほとんどの人は検索トラフィックの大部分をGoogleで占めていると思うので、Bingにインデックスされなくてもそこまで問題に思わないかもしれません。
しかし、2024年以降はその考えは通用しません。
なぜならChatGPT(Search GPT)が採用している検索エンジンがBingだからです。
Bingにインデックスされないということはすなわち、SearchGPTでも自分の記事がヒットしないということです。
今後Search GPTからのトラフィックが増加するということを考えると、これは決して軽視できる問題ではないと思います。
Bingにインデックスされない理由
何度かBingのスタッフに問い合わせをしたのですが、
彼らの主張は「検索意図とマッチしていないから」というものでした。
以下Bingスタッフからの回答
I have completed my investigation regarding this issue and After looking into this, the level of indexation for your site luckily does not seem to be related to any technical issues. More so, this is a case that some of the site’s pages have not accrued sufficient ranking signals (such as links, traffic) to be selected into the index. When Bing crawls and indexes pages on the Internet, it has to make decisions about which pages will most likely resonate with searchers, so we look at these signals relative to all other sites on the web as part of our selection criteria. As the popularity of your pages increases, more of your pages will be indexed.
でも、Googleからはたくさんの検索流入があるし、
グラフを見ればBingでも過去に検索結果に多数表示されていたことがわかるので、
検索需要の問題ではなくテクニカルな問題ではないかと主張しました。
そして、Bingからの返信は途絶えました...。
以前このメールをもらったときに、「Bingにインデックスされない場合」という記事のリンクを教えてもらったので、今日はその情報をシェアしたいと思います。
ちなみに僕のメインブログはインデックスされていないわけではありません。
インデックスされているのに検索結果に出てこないという状態ですので、
ここでお話しする内容とは少し状況が違います。
参考ページ
こちらに「Bingにインデックスされない理由」についての記述があります。
インデックスされているか調べる方法
自分のサイトがインデックスされているか調べる方法は、
検索窓に「URL:自分のURL」と入力すれば調べることができます。
例えばこのブログなら、URL:www.specializedblog.comと入力して、
検索結果に表示されていればインデックスされているということです。
もし、この方法で調べても表示されないようであれば、
何かしらの理由でインデックスされていない可能性があります。
①新規サイトでまだクロールされていない
Bingのウェブマスターツールの「URLの送信」機能を使ったとしても、
新規サイトがクロールされるまでには時間がかかります。
具体的な期間は人によりまちまちですが、
数か月たってもインデックスされていないようなら、
何か別の問題が発生している可能性があります。
②クロールに問題がある
クローラーが巡回してきたときになにかしらの問題が発生していた場合、
その問題が継続して起こってしまうと、インデックスにふさわしくないと認識されてしまいます。
この問題を調べる方法は、ウェブマスターツールのFetch as Bingbotの機能を使うと調べることができます。
③被リンクがない
クローラーはリンクをたどって巡回してくるので、
他のサイトからの被リンクがない場合は、クローラーが自分のサイトに来ない可能性もあります。
被リンクはGoogleと同じく、Bingでも重要視されているアルゴリズムの1つです。
Bingでは数よりも質を重視しており、
新しいサイトから数百のリンクをもらうよりも、
質の高いサイトからリンクを1つもらうほうが価値があると言われています。
④robot.txtがクローラーをブロックしている
robot.txtファイルを間違って設定していると、
クローラーが巡回してくるのをブロックしてしまう恐れがあります。
主にワードプレスを利用している人に該当する内容となります。
⑤NOINDEXしている
たまに何かのはずみで、「サイトをインデックスしない」という項目にチェックをつけてしまうことがあるようです。
no indexタグをつけてしまうと検索エンジンにインデックスされなくなります。
Google,Bingに限らず、自分のサイトがインデックスされていないなら、
まずこの項目を最初にチェックする必要があります。
⑥ウェブマスターツールでURLをブロックしている
ウェブマスターツールにはURLをブロックする機能があります。
間違えてURLをブロックしてしまっていないか確認してみましょう。
⑦Bingが定めるクオリティの基準を満たしていない
コピーコンテンツや、即リダイレクト処理が行われるページ、もしくは内容の薄いコンテンツなどは、インデックスから除外されることがあります。
内容が充実していて独自性の高いコンテンツが好まれるので、
質の高いコンテンツ作りを目指しましょう。
⑧ペナルティを受けている
Bingのウェブマスターガイドラインに準拠していないサイトは、
ペナルティを受ける可能性があります。
もしくはサイト上にmalwareが見つかった場合もペナルティ処理されます。
ただし、その場合はウェブマスターツール上で通知が行くようになっているので、
ウェブマスターツールを確認すればすぐにわかります。
まとめ
まっとうなブログ運営をしていれば、
Bingにインデックスされないということはまずないと思います。
もしBingの検索流入に異常が発生したら、
まず最初にこれらの項目に問題ががないかチェックしてみてください。
BingのSEO対策はこちらの書籍で詳しく解説しています。
BingとGoogleの違いについて詳しく知りたい方は、
こちらの記事をご覧ください。